2024年2月
-
2024/02/27コラム
- 【山中先生コラム】花粉症対策! 『目のかゆみ』『全身のかゆみ』編
-
こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 柔道整復学科専任教員、山中先生によるコラム 第24弾をお届けします! 花粉症対策! 『目のかゆみ』『全身のかゆみ』編 皆さん、前回は鼻炎について書きました。 今回は、かゆみについてご紹介します。 目がかゆい、肌がかゆい時、皆さんはどのような対策をしていますか? マスク、メガネ、花粉を払ってから自宅に入る等工夫されていると思います。 それでもやっぱり…目や肌がかゆい! そんな時におすすめの場所を2つご紹介します。 ①上関(じょうかん) こめかみの少し下(頬骨の上にあるくぼみ)にあります。 ②百虫窩(ひゃくちゅうか) 太ももの内側(膝のお皿)から手のひら一つ分上にあります。 百虫窩は、なかなか知られていないツボです! 座っている時など、手の届く所ですのでどうしてもかゆい時に押してみてください。 ①も②もかゆいタイミングで数回おしてみてくださいね。 花粉症の症状に負けず、毎日をすごしましょう! 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 ▽山中先生は本校TikTokでも活躍中✨ 是非ご覧ください!▽]
-
2024/02/16コラム
- 【川﨑先生コラム】災害時の医療をつなぐ柔道整復師
-
こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第48弾をお届けいたします! 災害時の医療をつなぐ柔道整復師 1.災害時に必要とされる災害救助チーム 災害が発生すると、災害救助法に従って医師をはじめとする医療従事者と消防、警察、自衛隊を中心とした救助隊が都道府県の要請に基づき支援活動を行います。 (災害救助法とは、災害に対して、国が地方公共団体、日本赤十字社、その他の団体及び国民の協力の下に、応急的に必要な救助を行い、被災者の保護と社会秩序の保全を図ることです。) 〇災害医療派遣チーム「DMAT(ディーマット)」 医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成された、急性期(おおむね48時間以内)から活動できる、専門的な訓練を受けた医療チームが派遣され救急医療を担います。 〇災害柔道整復支援チーム「DJAT(ディジャット)」 日本柔道整復師会では、統制のとれた救護活動を行うためにDJATを立ち上げ、地域社会との絆を繋ぐネットワークとして、各地の柔道整復師会やその支部を中心として構築されています。 日々の施術という形で地域医療へ貢献するだけではなく、いつ訪れるか分からない危機的事態においても、救急の現場での外傷処置や機能訓練にも対応が可能です。 その他、歯科、精神、福祉、健康、リハビリ、栄養などの部門を専門とする複数の医療チームがそれぞれの分野で支援を担っています。 2.柔道整復師ができること 柔道整復師の資格は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・筋・腱の損傷などをケガを治す専門の職業です。 医師以外で、骨折・脱臼の整復と固定が許されている唯一の医療資格です。 ケガの処置(整復・固定)だけでなく、日常生活に早期復帰するための後療法(運動療法・物理療法・手技療法)を行います。 また、機能訓練指導員という立場から、身体機能訓練を行い介護・福祉分野でも求められる職業でもあります。 柔道整復師は、手技で治す古来から受け継がれた柔道整復技術や個々に合わせたオーダーメイドの固定具を作る能力が長けているため、その技術は災害時に非常に有用となります。 また、避難所生活を余儀なくされた場合、環境の変化から体調を崩す健康二次被害や災害関連死が問題となっています。 コミュニティー不足、運動不足、心理的ショック、車中泊によるエコノミークラス症候群などが原因で、不調を訴える人を対象に、訪問機能訓練を実施し、被災者の方々に寄り添い心理面を含めた身体機能向上の支援を行っていきます。 その他、災害時は医療物資が不足するため、医療救護所や応急処置に必要な備蓄衛生材料等の確保を医療職リーダーに状況を報告しながら調整を行うなども役割の一つです。 3.医療をつなぐ柔道整復師 災害時の柔道整復師は、医師やその他の医療チームと連携し後方支援を行っていきます。 医療の中心は、医師と看護師となりますが、医師の指示のもと柔道整復師として果たせる任務はたくさんあります。 柔道整復師が対応するのは、トリアージ(治療の優先順位)で第三順位治療保留群(軽症群:最後に治療を行っても生命予後・機能予後に影響を及ぼさない状態であり治療は他所に回すことが可能)の負傷者となります。 災害現場は人命救助で大混乱し、命に関わらなくてもケガをしている負傷者は痛みで苦しんでいます。 救出された負傷者が、病院や診療所にかかるまでの間、少しでも楽になるように、また、柔道整復師が損傷部位の障害を最小限にとどめるための応急処置を行い、痛みを軽減してあげることが、医療をつなぐ柔道整復師の役割であると思います。 限られた資源や人材の中で、救われる人たちが増やせるように柔道整復師の仕事が役立てられ被災者の方々に応えていけることが大切だと感じます。 4.災害時に本当に必要となるもの ①トイレ 空腹は我慢できますが、トイレは我慢できません。水道が機能していても災害直後はすぐに水洗トイレを使わないことです。排水設備が確認できるまでは逆流してしまう可能性があります。 ②水 飲用水は生命の危機に直結します。災害時は水という考えが強くありますが、お茶やコーヒー、甘い飲み物などはストレスを和らげてくれます。野菜ジュースなら栄養補給も可能ですね。 ③食事 アルファ化米など長期保存ができる災害用の食事は安心ですが、好きなものを用意しておくのも大切です。 水がないと調理できないものは不便になりますので、レトルトのお粥や缶詰なども用意すると安心です。 ④スマホの充電器 連絡や情報収集の手段として、また、精神の安定のためにも大事なアイテムです。 ⑤懐中電灯 ライフラインが機能しなくなりますので、日が沈んでからは少しでも灯りがあると安心です。 ⑥ブルーシートやアルミシート アルミシートは暖をとるのに役立つアイテムでブルーシートは多用途に使用できます。 防災グッズは人によりその必要性が多種多様です。最低限3日分は備えておくようにしましょう。 ♡モノローグ♡ 皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。 花粉症の季節になり体調がすぐれない方も多いのではないでしょうか。 花粉症対策が早いほど症状の悪化を防ぐことができるそうです。 インフルエンザとコロナもまだまだ流行しておりますので、しっかり睡眠をとって疲労を溜めないように体調管理をしてくださいね。 本校の学生も、もうすぐ国家試験があり、最後の追い込みで睡眠不足気味なのがとても心配です。 学生と共に頑張る先生たちも、国試対策補講と個別学習指導に奮闘しています。 何はともあれ体が資本です。健康は財産ともいいますね。 2022年の平均寿命は、男性 81.05年、女性87.09年となっています。コロナの影響もあり昨年より少し下回っているようです。人生100年時代と言われ、健康寿命が延びていますが、人間の寿命は120歳までが限界だと言われています。 それは、体の細胞は限られた回数しか分裂・増殖することができないからです。 ヒトの胎児から採取した細胞分裂の限界は約50回で、寿命に換算すると120年になるそうです。日本で最も長生きした年齢は119歳、世界では122歳です。 昔の人は短命と言われており江戸時代は30歳、明治、大正時代は43~45歳程度で現代のように生活が豊かではなく栄養不足であることが寿命に繋がっています。 現代では、医療の発達と生活が豊かであることが寿命が延びている要素です。 しかし、栄養バランスが悪いため生活習慣病にかかり疾病予防が重要な時代となっていますね。 健康の秘訣は、ストレスを溜めず明るく笑顔で過ごすこと、また、運動や趣味を楽しむことです。 みなさん、いつも明るくキラキラしてくださいね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子]
-
2024/02/14コラム
- 【片橋先生コラム】鬼って?
-
日本医学柔整鍼灸専門学校です。 今回は柔道整復学科専任教員 片橋先生によるコラムの第48弾をお届けします! 鬼って? 2024年も節分が過ぎましたね 鬼といえば・・・ということで、教職員でのランチタイムにあの有名な鬼の映画の話で盛り上がっていました 映画を見たことがない私はちんぷんかんぷん そのとき、あの鬼って病気のことなんだよねって、話が出ました これは私もわかる話 昔は災害や病気など目に見えない恐ろしいことの原因を疫病神や邪気(鬼)、怨霊、神罰 、虫などの仕業と考えていたんです これらを追い払うために、加持祈祷、お祓い、祭礼の儀式を行っていました みなさんもご存知ですよね 「病気平癒」 「健康祈願」 なんてお札やお守りは今もある風習です 昔は薬も医者も十分に利用できるものではありませんでした 病気で若くして亡くなることも多かったですね どんな病気で亡くなっていたのでしょう この時期に現代でも流行っているアレです そう、感染症!流行り病です 現代はワクチンがありますから相当数を予防できています けれども、それができなかった昔はあっという間に広がって多くの方が亡くなっていったのですね コロナ禍を経験してその恐ろしさは認識されましたよね あの映画の鬼を検索してみると・・・ ・鬼は、たくさん人を食らえば食らうほど強くなる ・変幻自在で人間社会に紛れて生活 ・細胞が破壊される などなど、感染症を思わせるような特徴がみられます 節分も鬼を払う行事のひとつ 中国から伝わったものだそうです 政治、経済、学問など、最先端のものは中国から輸入していました 医療もそうです 昔からの風習や知恵と医療は密接に関係してきたのです 新しい技術と経験による知恵を上手に取り入れて冬を元気に過ごしていきましょう (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)]
-
2024/02/02コラム
- 【山中先生コラム】鼻炎(鼻水)対策
-
こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 柔道整復学科専任教員、山中先生によるコラム 第23弾をお届けします! 鼻炎(鼻水)対策 花粉が飛ぶ季節になりました。 皆さんは、鼻水が出てきたり詰まったりしていませんか? 鼻水問題があると、仕事や遊びに支障をきたす事もあると思います。 そんな時に、是非使って頂きたいポイントをご紹介致します。 ①上星(じょうせい)穴 鼻の延長線上で、髪の生え際から2センチほど頭頂部寄りに入った所にあります。 鼻水を出したい時は、頭頂部から生え際に向かうイメージで上から下へ押す。 鼻水を止めたい時は、生え際から頭頂部方向へ下から上に押す。 ②迎香(げいこう)穴 左右の小鼻の横にあります。 鼻水を止めたい時、くしゃみを止めたい時は少し上方向へぐっと押してみてください。 今、くしゃみ出来ない❗️鼻水をかめない❗️そんな時にも効果的です。 花粉症や、鼻炎でお困りの方は是非使ってみてください。 皆さんの助けになりますよ。 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 ▽山中先生は本校TikTokでも活躍中✨ 是非ご覧ください!▽]