2021年
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2021/12/24コラム
- 川崎先生コラム 第16弾「幸せな時間の後は・・・おなかポッコリ!!みんなが悩むお正月太り」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川崎先生コラムの第16弾をお届けいたします! 幸せな時間の後は・・・おなかポッコリ!!みんなが悩むお正月太り いよいよお正月ですね。 食べることが大好きな私はお正月のおせち料理はもちろん、その他美味しい食事が至福の日々となります。 実家に帰省すると気を遣ってあれもこれもと作ってくれます。 母の手作り料理は格別に美味しく、家族団欒は一層食欲を増します。 また、親戚が来ては食べるという1日に何食もして空腹になる時間がないほど食べてしまいます。 一番問題なのは、動かないで食べてゴロゴロ、間食をしてカロリー摂取が多くなること、そもそも食べる量の多さです。 皆さんも同じだと思いますが、毎年の事ながら幸せな時間の後は体重計にのることが恐ろしくてお正月太りをどう解消しようか悩みます。 とはいっても後悔しても仕方ないのでまずは元の状態に戻すことを考えます。 しかし、大きくなった胃袋さん! 通常は握りこぶし二つ分くらいの大きさといわれていますが、肥大化した胃を小さくするには食事量を減らすことが手っ取り早い。 でも無理!無理!空腹に勝てず更に栄養を吸収するようになるので逆に太ってしまいます。 食べないダイエットほどストレスとなり逆に太りやすい体を作る結果になります。 今回は、お正月太りダイエットの秘訣をお話ししたいと思います。 1.痩せるために気を付けること ①生活リズムを整えよう 夜更かしや睡眠不足は代謝や食欲をコントロールするホルモンバランスが崩れます。 長く起きているとカロリー消費されて痩せるのではないか?と思う方もいると思いますが、睡眠に関わるホルモンが肥満の原因となっていて痩せにくい体を作っています。 睡眠時間が短いと食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌量が増え、逆に食欲を抑制するホルモンのレプチンの分泌量が減り、食べ過ぎになる傾向があります。 また、成長ホルモンは深夜22時~2時頃に分泌が多くなるとされているため寝ている間に脂肪分解作用が促進されます。 夜更かしは成長ホルモンの分泌を低下させ脂肪蓄積の原因になります。 遅くても夜0時までには寝るようにしたいですね。 理想の睡眠時間は6~7時間です。 睡眠が十分とれている人は体重増加のリスクが低下するといわれています。 ②ストレスを溜めない ストレスがかかるとストレスホルモンであるコルチゾールというホルモンが分泌されて脂肪を溜め込むように働きます。 コルチゾールは、ストレスを受けたときに脳から刺激を受けて分泌が増えます。 日常のストレスや食べないというストレスは脂肪を分解する代謝が低下して太りやすくなります。 2.ファスティングで食事のサイクルを改善しよう ファスティングとは断食のことで、私も周期的に行っているダイエット法です。 断食かぁ~とがっかりしないで下さい。 ルールがあり、24時間のうち、1日3回の食事を8時間以内に済ませ、16時間のファスティングを行う方法です。 つまり8時間は自由に好きなものを食べるという制限方法です。 ファスティングをすると一定時間、食べ物が入ってこなくなるので内臓を休めることができます。 その結果、体調改善と体の若返りによる美容効果などが期待でき、血液中の糖質や脂質が減り、体内の余計な脂肪は分解されエネルギーとなるのでダイエットにもつながります。 3.BMAL1(ビーマルワン)の働きを利用しよう 8時間の食事で最も気を付けてほしい事は、18時~翌朝4時まではできるだけ食事を避けることです。 BMAL1は体脂肪増加の司令塔です。 食べた食物から、脂肪酸やコレステロールを合成する働きを活性化して体脂肪として蓄えようと働きます。 一方、体脂肪がエネルギーとして分解される働きを抑制します。 BMAL1が活性化するのが18時~翌朝4時の間で、急増するのは21時以降です。 この時間に食べた物は代謝されにくく、脂肪として蓄積されてしまいます。 夜食べると太る!とはこの作用との関りがあるのです。 逆に、BMAL1は、6時~16時の間は低下していて、最も少ないのが15時頃です。 脂っこい食事や炭水化物、3時のおやつなどはこの時間帯に食べても肥満になりにくいといわれています。 食べられないというストレスがなくファスティングができますね。 8時間は何でも食べていいとありますが、栄養バランスなど食事の質を考えて摂取することが必要です。 また、仕事がある方はどうしても難しいと思います。 18時頃までに炭水化物系を取り、帰宅後は野菜中心の軽い食事のみにするなど、分食をするのも方法の一つです。 お正月太りを改善するというより、食べたら動くことを心がければよいですが、ゴロゴロ、まったりしてしまった方は、規則正しい生活習慣と、BMAL1の働きを利用してお正月太りを改善してみましょう。 無理なダイエットは体調を崩してしまいますので少しずつ進めていってください。 健康的にダイエットする為には運動も必要です。 寒さにめげることなくウォーキングやストレッチをしましょう。 今年もあとわずかですね。 皆さんは、どのような一年でしたでしょうか? また、来年の抱負はどのようなことを考えていますか? 私の来年の抱負は、『笑い』です。 振り返ると、思い出し笑いや心の底から込み上げてくるような笑いがあまりなかったと感じます。 精神科医である斎藤茂太先生が活き活きと人生を過ごすための秘訣として定義した造語に、「一生一若、一怒一老」という言葉があります。 「大いに笑えば一歳ずつ若返り、怒ったり悲しんだりすれば一歳ずつ老いる」という意味です。 笑いは良薬で、細菌やウイルス、がん細胞を死滅させるパワーを持つNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化されて免疫力が高まり自然治癒力が増加します。 また、痛みを和らげ、リラックス効果もあり記憶力や集中力が増加します。 笑うことは人にとって活力を生む大切な要素です。 私は自分自身や周囲の人にも福が来るように「毎日を笑顔で生きる」ということを実行していきたいと思います。 今年も1年間、コラムをご覧になっていただき、ありがとうございました。 来年もみなさまに様々な健康に関する情報をお届けしてまいります。 どうかみなさま、よいお年をお迎えくださいね。 川崎有子 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/12/17コラム
- 【片橋先生コラム・第16弾】~接骨院 整骨院 整体院 整形外科~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第16弾! ~接骨院 整骨院 整体院 整形外科~ みなさんこんにちは、柔道整復学科専任教員の片橋です。 師走に入り、街はクリスマス&年末めいてきました。 秋から冬になった実感があり、寒くなってきましたね。お元気でしょうか。 今回のタイトル、それぞれの違いはご存知でしょうか? 接骨院 整骨院 整体院 整形外科 似てますね~。どれも看板や町中や近所を歩いていて見かけますよね。 整骨院、接骨院の2つは名称に違いがあるだけで、どちらも柔道整復師の資格を持った人が開設できる施術所です。 また、柔道整復師の施術所としては「ほねつぎ」や「柔道整復院」という名称も認められています。 整体院 これは国家資格ではなく、民間資格で開業している治療院です。 民間資格ですので、特定の技術ではなく多様な施術内容が想定されます。 手を用いた技術(手技)を用いた民間療法が中心で、中国や日本古来のもの、欧米で誕生したカイロプラクティックやオステオパシーなどさまざまです。 これらの技術を取り入れて施術を行っている接骨院も多いため、より区別が難しくなっています。 整形外科 これは医師が治療を行うクリニックや病院です。 診療科目が外科から派生した整形外科で、骨、関節などの骨格系とそれを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる運動器を主な治療対象とするところです。 「整形」の「整」の字が整骨院や整体院と同じですが、後ろの「外科」の1つなのですね。 国家資格である柔道整復師にはいろいろな制限があり、施術所の名称にも制限があるのです。 医師と紛らわしい「医」をつけた名称はつけられません。 病院、診療所、助産所と紛らわしい「治療」や「科」をつけた名称は使用できません。 このような制限や規定は法律になっています。 柔道整復の学校に入学すると授業科目に関係法規があって、柔道整復師法や医療法、各種の医療従事者の資格法を学びます。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/12/16ゼミ活動
- 【スポーツゼミ】~最高のパフォーマンスのための靴選び~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当です。 4大柔整ゼミのひとつ、「スポーツゼミ」の取材へ行ってきました! 【4大柔整ゼミとは?】 ケガゼミ、スポーツゼミ、ヘルスケアゼミ、高齢者ケアゼミの4分野に分かれて、より専門的な知識を学ぶことができる本校独自の学習制度です。 スポーツゼミでは、主にスポーツトレーナーとして活躍する際必要とされる知識や技術を学びます。 >>詳しくはこちら 今回は足と靴によって起こる、様々なバランス障害に対し、靴やインソールを用いて解決するテクニックを持ったスペシャリストである米村仁洋先生の講義です! 米村先生は、いわゆる「足の専門家」です。 理学療法士とオーソティックスソサエティー認定フットケアトレーナーAライセンスをお持ちで、普段はスポーツ現場から整形外科などに通院される一般の患者さんまで、幅広く痛みと向き合っています。 相撲やビーチバレーなど、裸足で行うスポーツもありますが、ほとんどのスポーツでは靴を履いてプレイするので、将来より幅広くスポーツ選手をサポートできるために足と靴の関係を学んでいきます。 このスライドに映る靴を見て、どの靴がどのスポーツに適している靴かわかりますか? すぐにわかるものとそうでないものがありますね。 スポーツによっても、ポジションによっても靴の選び方は異なります。 日常生活でも、自分の足に合わない靴を履くとそれだけで足の痛みに繋がりますし、肩こりや頭痛、腰痛など体全体に影響するので、注意しましょう! 生徒たちに足踏みをしてもらったり、前屈、後屈をしてもらうなかでインソールの調整をする米村先生の姿は、まさに職人技!といったところで、刺激的でしたね。 続いて、生徒たちが普段自分の履いている靴を見ながら、靴の基本構造とそれぞれの役割を学びます。 靴の各パーツの名称や役割、メーカーによっての違いなど、普段は中々見たり考えたりすることがない靴底まで、詳しく説明していきます。 「いかに普段筋トレや施術でアプローチをかけても、最終的に足元をルーズにしてしまうと、選手本人の満足いくパフォーマンスを発揮できない」と米村先生。 靴のサイズと足のサイズを合わせる事、そして目的に適した動きのできる靴を選ぶことが大切です。 生徒の皆さんも、普段の靴の選び方から注意する習慣をつけることで、サポートする選手へのアドバイスに活かすことが出来るので、ぜひ今から実践してみてくださいね! 本校ではゼミの見学会も行っています。 >>ゼミ見学会のお申込みはこちら 是非お気軽にご参加ください。 みなさまのご来校を心よりお待ちしております! >>過去のゼミ活動の様子はこちら >>日本医専のスポーツトレーナー教育についてはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/12/10コラム
- 浮谷先生コラム 第15弾~ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記・Ⅱ~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 浮谷先生コラムの第15弾をお届けいたします! ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記・Ⅱ 皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか? 柔道整復学科・教員の浮谷です。 本日は前回に引き続き、現在使われなくなってしまった歯科用語の続編をお届けします。 単純に歯が植わっているところ、または歯を支えているところを俗に「歯茎」と言うのは皆さんもご存じですね。 専門的には「歯肉」ですが、最近はテレビCMでも歯肉が一般化してきました。 その「歯肉」をかつては「歯齦(しぎん)」と呼んだのです。 学生時代の《口腔解剖学》の教科書にも「歯齦(歯肉)」で表記されていました。 正直歯科大に入学するまで「歯齦」なんて言葉は聞いたこともなく、前回紹介した「琺瑯質」や「白亜質」同様、すでに【母校だけの専門用語】になりつつあったのかも?しれません。 それでも大先輩たちが精魂込めて生み出した用語であり、当時の教授曰く「伝統ある歯科用語を使うことが母校出身の証である‼」とのことでした。 「歯齦」に関して調べてみるとかつての文豪たち~芥川龍之介をはじめ、泉鏡花、有島武郎、太宰治に至るまで様々な小説やエッセイに使用されていました。 時代でいうと明治から昭和初期でしょうか? 庶民の会話で使われていたかはともかく、「歯齦」という響きは「詩吟」を連想して今あらためて文学的な趣を感じます。…皆さんはいかがでしょうか? 残念ながら一部の歯科関連図書を除き、「歯齦」も死語になりつつあります。 柔整の解剖学・生理学の教科書にも一切記載されておりません。 ですから国家試験に出題されることはないでしょう。 ただ歯科教養としてそういう用語があったということだけ、頭の片隅、いや歯肉の中に?詰め込んでおいてください。 もうひとつ「歯周組織」について触れておきます。 こちらは「歯齦」や「琺瑯質」と異なり、現在でも使われる歯科用語です。 なぜか柔整の解剖学・生理学の教科書には載っていないのですが、歯科関連では重要なので記しておきます。 「歯周」ですから歯の周りを意味し、歯を支える役割を持つ組織ですが、専門的には「歯肉、歯槽骨、および歯根膜からなり、セメント質を含める」となっています。 歯質の中では歯根部に存在して歯を支えるセメント質が加わり、この4つを指します。 歯周組織は歯周炎や歯周病といった「歯周療法学」の基礎となる知識で、「予防歯科」や「口腔衛生学」にもつながる大切な分野です。 学生時代、口頭試問ができなくて、教官から「じゃ、しょうがない。歯周組織4つ言ってみろ‼」と言われたのを今でも思い出します。(苦笑) 母校の用語で答えるなら: 「歯周組織すなわち歯齦(歯肉)、歯槽骨、歯根膜、白亜質(セメント質)‼」 以上です。 (監修/浮谷英邦先生:歯科医師・介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/12/03コラム
- 川崎先生コラム 第15弾「大掃除でギックリ!!腰痛に注意!」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川崎先生コラムの第15弾! 今回のコラムでは年末にかけて接骨院で多くみられる腰痛について、予防や対処方法、コルセットの着用方法を詳しくご紹介します! 年末に近づいてきましたね。 新年に気持ちよく過ごしたいと大がかりな掃除を考えている方も多いのではないでしょうか。 大掃除が最初に始まったのは平安時代で、昔は囲炉裏や火鉢で薪を燃やしていたため煤(すす)がつき、その煤を払うために掃除をしていたことが起源といわれています。 また、大掃除はお正月に歳神様を気持ちよくお迎えするための神事として行われていました。 1年の厄を祓い身も心も清めて福を願う意味があり、新年を迎えるにあたって大事にされてきました。 年末にかけて接骨院で多くみられるのは腰痛です。 ほとんどの方が無理な姿勢や重い家具を持ち上げるなどが原因でギックリ腰になって来院します。 年末にギックリ腰になってしまったら思うように動けず、気持ちよく新年を迎えることはできません。 年末年始が台無しになってしまいますね。 特に腰痛を経験している方は再発予防をして作業をして頂きたいと思います。 主な腰痛疾患はどんなものがあるの 加齢に伴い起こるものは、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊椎変性すべり症、などがあり、スポーツなどをしていて成長に伴って起こるものは腰椎分離症があります。 また、先天的側弯症、姿勢不良による側弯症なども腰痛の原因となります。 腰椎圧迫骨折は高齢者に多く、病的なものとしては脊椎カリエスなどの感染症、胃癌や胆石症、尿路結石が原因で起こるものもあります。 重篤な場合も考えられるので、1週間以上経過しても痛みの変化がない腰痛は注意が必要です。 ギックリ腰とはどんなもの ギックリ腰は、正式には「急性腰痛症」といわれるもので「魔女の一撃」ともいわれていて突然起こります。 朝、顔を洗おうと何気ない動作で起こることもありますが、重量物を持ち上げる、腰を急に捻る、両手を挙げて高い所の作業をするなどの動作で発症します。 突然、“ギクッ”と電気が走るような痛みを感じて力が入らず立てなくなるのが特徴です。 ギックリ腰では、腰椎の関節や椎間板に負荷がかかり捻挫や椎間板損傷を引き起こしていたり、腰を支える筋肉の損傷が起きています。 通常、1~2週間で症状は改善していきますが損傷が大きいと下肢にしびれが生じることがあり椎間板ヘルニアに移行してしまう方も多いため経過観察が必要です。 日常の疲労で腰部や背部の筋肉が硬くなっている方やもともと腰痛疾患がある方は発症しやすいので特に注意が必要です。 腰痛にならないためには 前かがみの姿勢では、腰部の筋肉に伸張ストレスがかかり、椎間板の圧迫負荷が増大します。 また、腰を反る姿勢では腰椎の椎間関節に圧迫負荷が増大し、これらの負担が腰痛の原因となります。 ①不自然な姿勢をしない。 重量物を持ち上げるときは、片膝を床について十分に腰を下ろしてから荷物を体の側に引き寄せた状態で持ち上げましょう。 立った姿勢で上半身だけかがむ状態は椎間板にかかる負荷が最も大きくなります。 できるだけ無理な姿勢や中腰にならないように意識しましょう。 ②こまめにストレッチをしましょう。 筋力が弱い方や柔軟性がない方は腰痛が起こりやすいです。 掃除中に疲労を感じたらストレッチをして体をほぐしながら行いましょう。 固まった筋肉にストレッチを加えることで血行をよくして老廃物をためないように働きかけます。 日常でもこまめにストレッチをして柔軟性を維持していくといいですね。 ③冷えに注意しましょう。 寒くなると冷えによる血行不良が原因で腰痛になります。 筋疲労が重なると筋緊張が強くなり、更に血行不良が起きて疲れやすくなります。 腰にカイロなどをあてて血行を促進させ冷えを和らげるようにして下さい。 ④コルセットを使用して予防しましょう。 腰痛がある方は予防を目的として着用することをお勧めします。 急に腰痛を発症してしまった場合、まずは患部を安静に保つことが重要です。 早期回復のために痛めた部位の炎症を抑えることを目的としてコルセットを着用しましょう。 また、コルセットを使用することで可能な範囲で行動することができます。 コルセットの着用の仕方 コルセットを煩わしく思い着用を嫌がる方がいます。 実はきちんと着用すれば腰が軽く、気持ちが良いという感覚があります。 大抵の方はお腹を締め付けていて肝心な腰部や骨盤を保護できていないことが多くみられます。 今回は正しいコルセットの着用方法をご紹介したいと思います。 腰の前にある出っ張った骨を確認して下さい。 上前腸骨棘という骨盤の出っ張りです。(写真①で黄色い丸印のあたりになります。) 上前腸骨棘から指2横指下にコルセットの下の縁を合わせるようにします。(写真①で赤い線のところです。) ※ここに合わせることで、座る際にコルセットが妨げになりません。 コルセットの下の縁を持ちながら骨盤を包むように軽く引っ張りながら留めます。 ※この時に、コルセットの下の縁だけを引っ張るようにして骨盤を固定して下さい。 上部のところに指が入るくらい空間が空き、胃を圧迫していないことを確認して下さい。 ※コルセットの下を引っ張らずに上方の縁を引っ張ってしまい、胃を圧迫して苦痛を感じる方が多いです。 サイドバンドを上から下に向かって骨盤を包み込むように留めて下さい。 ※サイドバンドは固定力を調節するためにあります。強さは心地よく感じる程度に留めて下さい。 後からみるとしっかり腰部が支えられています。 コルセットにはたくさんの種類がありますが、基本的な着用方法は同じです。 コルセットを着用後、痛みが軽減して心地よく感じれば正しく着用できています。 コルセットの使用期間については、いきなり外してしまうと使用していなかった筋肉に負担がかかります。 そのため腰部の不安定感を感じ、再発してしまうことがあります。 しかし、長期間着用すると体幹のバランスが崩れ腰部の筋肉の衰えにつながります。 症状が改善してから徐々に外す時間を作るようにして下さい。 また、負担のかかる作業をする時だけしっかりと着用するなどして再発防止をしましょう。 回復後は軽いストレッチを行い、痛みを感じなくなったら筋肉トレーニングなどをしてコルセットに頼らない体作りを心がけて下さい。 みなさん、大掃除は幾日かに分けて作業を行い決して頑張りすぎないで下さいね。(*^-^*) 最近、髪を切りました。 今は写真の様に長くありません。 みんなにはどうしたの?と聞かれますが、ロングヘアーに飽きたのと毎日結ぶのが嫌になりショートヘアーにしました。 髪を洗うのが非常に楽でドライヤーも今までの半分の時間で終わります。 おかげで朝の出勤時間も少し早くなりゆとりができました。 何よりも気分サッパリで前向きな気持ちになりました。 モチベーションアップをするには、見た目から変化をつけることも一つですが、その他、内面や行動の変化をつけることもモチベーションアップにつながるそうです。 みなさんもなりたい自分を理想として変化をつけてみませんか? 川﨑有子 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑先生はオープンキャンパスも担当しております♪ 12/11(土)14:00~16:00 ★柔道整復学科★ 『冬こそストレッチ‼ 数分で簡単に体のメンテナンス』 >>お申込みはこちら 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/26コラム
- 【片橋先生コラム・第15弾】~捻挫(ねんざ)~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第15弾! 捻挫(ねんざ) みなさん、こんにちは。 柔道整復学科専任教員の片橋です。 11月も後半になりました。今月は過ごしやすい比較的暖かな日が続きましたね。 お元気でしょうか。 打撲、挫傷に続き、今回は捻挫(ねんざ)の話です。 捻挫は身近なケガで、聞いたことはもちろん、経験したこともある方が多いと思います。 打撲と挫傷は主に筋肉が傷つくケガです。 対して捻挫は靭帯(じんたい)が傷つくケガをいいます。 靭帯をご存知ですか? 靭帯は骨と骨のつなぎ目である関節の周りにあります。 関節を補強したり、関節の動きを制限したりするのが役割で、ひも状の組織です。 肘や膝の関節が伸ばした状態でしっかり止まるのは靭帯の働きによります。 関節がスムーズに機能するためには、動く方向へは動くけれども、動かない方向へは動かずにしっかりと止まるという安定感が必要です。 安定していなければ十分に体重や力をかけることができません。 ですので靭帯を痛めると、不安定な関節になってしまい、痛みと共に正常では動かない方向へ関節が動くのです。 靭帯は身体中の関節にたくさんあるのですが、捻挫が最もよく起こるのはどこでしょうか? そう、「足首」ですね。 スポーツ中に足首をひねったり、歩いていて足を踏み違えたりしたときに、足の裏が内側に向く格好になって、外側についている靭帯を損傷しやすいです。 足関節捻挫はケガの中で一番多いです。 さて、私には3歳の息子がいます。 その子が朝起きてきて、遊ぶものを持ってまた布団へ戻りました。 しばらくするとまた起きてきて、「手ってが痛いんだよ」と言います。 泣いてはいません。 私「どうしたの?どこ?」 息子「ブランケットで。ここだよ」 私「どれ?」 息子は毛布の下で遊んでいたようで、かけていたその毛布でケガをしたようです。 右手人差し指の付け根が痛いと言い、確かに赤く腫れています。 小さな子供はよくケガをしますが、打撲や切り傷がほとんどで捻挫はあまり起きないです。 まだ関節がしっかりとできておらず、軟らかいからです。 今回は布に指を引っかけ、指の付け根の横にある靭帯を痛めました。 右の人差し指を親指側に引くと左よりもぐらつきました。 不安定感がみられたのです。 ケガした人差し指を冷やしたあと、隣の中指と一緒にテープで止めて動かないようにすると、数日で痛みがなくなりました。 捻挫は日常的に起こるため、軽いケガとみなして処置をあまりしない人がいます。 しかし、靭帯は治りがよいところではないのです。 傷つき切れた断端が離れないように適切な固定をしておかないと、不安定感が残ってしまうことが多いんです。 捻挫をしてしまったときは放置せずに身近な接骨院や整骨院に行って診てもらいましょう。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/11/25お知らせ
- 日本医専の「ヘルスケアゼミ」&「特別イベント」をご紹介♪
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こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 今回は柔道整復学科の魅力のひとつ、4大柔整ゼミの中の「ヘルスケアゼミ」と11/28(日)に開催される特別イベントについてご紹介します♪ ヘルスケアゼミとは? ヘルスケア領域での様々な理論とテクニックを学び、資格取得後の幅広い領域での活躍を促進するゼミで、「運動療法」「手技療法」「物理療法」など、柔道整復師の技術による対応方法を学びます。 健康の維持や増進、病気予防、美容といったヘルスケア領域は年々需要が高まりつつある分野です。 様々なニーズに対応できるよう、ヘルスケア分野に力を入れている企業からその知識と技術を学び、多様性のある思考と技術を習得できることを目標にしています。 接骨院の先生はもちろん、パーソナルトレーナーを目指す方にもおすすめのゼミです! ▼ヘルスケアゼミではこんなことを学んでいます▼ <<正しいストレッチを学ぶ>> <<手技による美顔矯正>> 実技に力を入れている日本医専では、このように様々な技術を学ぶことができます! 11/28(日)に特別イベントを開催!! そして、11/28(日)にはヘルスケア分野の体験型イベントを開催します 「柔道整復師は接骨院やスポーツ以外でどんな活躍ができるのかな?」 「やっぱり医療人になりたい!」 「もう一度進路を見直してみたい!確認したい!」 という気持ちや考えを持っている方、大歓迎です♪ 当日は「10年後にも活躍できる医療人」を目指し、本校独自の教育プログラムの「柔整ゼミ」で講師もされている新居和真先生をお招きして、「柔道整復師の仕事の魅力」や「接骨院で働くこと」を楽しく学べるイベントを開催します! 【特別イベント】骨のゆがみを整える美顔矯正 顔の骨は頭蓋骨とひとくくりにされますが、実は23個の骨が集まって形成されています。 また咀嚼の癖・噛み合わせなどのあごに関係する動きや物を見ようとするときの微調整時などの蓄積によってバランスを崩してしまいます。 当日は、様々な要因によってバランスが崩れてしまった骨の歪みを整える“技”について詳しくお話します! <<お申込みはこちら>> みなさまのご参加を心よりお待ちしております!! 柔道整復学科ブログではゼミの各ゼミの様子やコラムなどをご紹介しております。 興味のある方は是非ご覧ください! <<柔道整復学科ブログはこちら>>]
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2021/11/19コラム
- 浮谷先生コラム 第14弾~ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 浮谷先生コラムの第14弾をお届けいたします! ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記~ こんにちは。 だいぶ冷え込んで参りましたが皆様いかがお過ごしですか? 柔道整復学科・教員の浮谷です。 今回は久々に歯科の話です。 と申しましても寄る年波で、新しい情報を提供するよりもついつい昔の思い出を語る機会が増えてしまうことをどうかご容赦ください。 タイトルにあるように特別散歩したわけではなく、たまたまテレビドラマの再放送を観ていたのですが『帝銀事件 』(※)を扱ったドキュメンタリー風ドラマで、今年亡くなられた田中邦衛さんが刑事役で出演されていました。 ※帝銀事件:戦後未解決な怪事件の一つ。昭和23年、帝国銀行椎名町支店(当時)で発生した、何者かによる行員12名の毒殺と現金・小切手が奪われた事件。 ドラマの冒頭、犯人とおぼしき男性が銀行内で次のように発言し行員に予防薬(※)を飲ませる場面がありました。 「歯の琺瑯質(ほうろうしつ)を痛めるから舌を出して飲むように」 ※予防薬:事件で使用された薬物は「予防薬」などではなく、青酸カリや青酸ナトリウム、アセトシアノヒドリンといった毒物が疑われた。 いずれも一般の人々の入手は困難であり、旧軍やGHQ、医療関係者まで捜査が及んだ。 ドラマの展開はコラムの内容と異なりますので省きますが、私が気になったのは「琺瑯質」という言葉です。 この歯科用語は現在の「エナメル質」のことで、私の学生時代は「ほうろう質(エナメル質)」表記で教わりました。 帝銀事件は戦後まもなく昭和23年1月に発生したので「ああそうか、この時代はまだ琺瑯質という言葉が使われていたのか」と認識しました。 現在の柔整の解剖学の教科書や国試問題集を見ても歯の表面は「エナメル質」であって「琺瑯質」の文字は見当たりません。 一般の医療や歯科関連本ですら「エナメル質」で表記が統一される傾向にあります。 ここであらためて知識を整理しますと 【ヒトの歯はエナメル質、象牙質およびセメント質の三硬組織と、歯髄という結合組織から出来ています】 それではなぜ「琺瑯質」の表記は消えてしまったのでしょうか? 歯科学生時代、ある教授が言っていました。 「最近は何でもカタカナ用語が増えているが、エナメル質も元は琺瑯質、セメント質は白亜質が正しいのだ」と。 なぜか象牙質だけは現在も残っていてそのまま使用されていますが。 振り返って自身の在学当初は全国に多くの歯科大学や歯学部が誕生し、いわば医師・歯科医の増産時代でした。 その中で母校は日本最古の歯科教育機関であることを誇り、明治時代から歯科用語にも取り組んでいたようです。 帝銀事件の起きた昭和23年頃はまだ歯科大学の数も少なく、それだけ母校の影響力は大きかったと思われますが、やがて全国に国立や私立の歯学部ができて教育内容も少しずつ変化していきました。 歯科用語の変遷は国家試験にも表れ、昔は「琺瑯質」・「白亜質」だけだったものが、⇒「琺瑯質(エナメル質)」・「白亜質(セメント質)」に併記 ⇒「エナメル質(ほうろう質)」・「セメント質(白亜質)」に表記逆転‼ ⇒ 現在は「エナメル質」・「セメント質」のみとなっています。 ほうろう質が用語として文字どおり「放浪」しているのがわかります。 ここで再び教授の話に戻りますが、正論だなと思う部分があるので記しておきます。 「せっかく諸先輩たちが名付けた用語を変えるのはいかがなものか?英語で琺瑯質はenamel、象牙質はdentin、白亜質はcement。だからそれぞれエナメル、デンチン、セメントと記すならわかる。 それをカタカナ用語で「―質」をくっつけて「エナメル質」や「セメント質」などと呼ぶことはもはや専門用語ではない。 それならなぜ象牙質を改めて「デンチン質」としないのか、おかしいではないか‼まるで一貫性がない。諸君、そうは思わないか?」 なるほどなぁと感心しましたが、講義の最後に教授はやや声を落として「時代の流れで仕方ないが、君たちの国家試験はエナメル質やセメント質で出題されても我慢しなさい」と言われました。 当時の母校の授業はこのように気骨ある先生の話が聴けました。 現在はどんな様子でしょうか?母校に限らず国試、国試でどこの歯科大・歯学部も予備校化している噂も聞きます。 自身が言うのもおかしいですが少々寂しい気がします。 (監修/浮谷英邦先生:歯科医師・介護支援専門員) 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/12コラム
- 川崎先生コラム 第14弾「冬のスポーツで起きるアクシデント」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川崎先生コラムの第14弾! 今回のコラムではスキーやスノーボードなど、冬のスポーツで起きる怪我や対処法をご紹介します! 冬のスポーツで起きるアクシデント 11月に入り寒くなってきましたね。 これからWinterスポーツを楽しもうと準備をしている方も多いのではないでしょうか。 冬のスポーツとして馴染みのあるのはスキーやスノーボードです。 2月頃が最も積雪が多い時期ですが、シーズンは11月下旬から3月頃まで楽しめます。 キラキラ光る一面の雪景色に澄んだ青空、ゲレンデの森は静けさに包まれ最高のロケーションです。 私も子供の頃からスキーをしていました。 毎年スキー学校に入っていた記憶があります。 ひざを怪我してからは、なだらかなゲレンデや森林コースを滑走することしかできません。 しかし温泉で疲れを癒やしたり、森を散策したり、夜の星空を楽しみながらロマンチックな気分に浸るなど、大自然に心癒やされる時間を過ごすことができるのも幸せなひとときです。 しかし、癒やしの時間を過ごすことができる反面、滑走中はスピード感に興奮し不幸にも無理なジャンプやスピードコントロールができずに転倒や周囲への不注意による衝突などで捻挫や骨折、脱臼などの怪我をする人が多くいます。 中級者・上級者になるほど難易度の高い場所の滑走やスピードを出しすぎる傾向があるので、怪我の割合も多くみられます。 軽傷で済む範囲であればいいですが、場合によっては身体機能に障害を残してしまったり、最悪は死亡事故につながることもありますので、怪我や事故が起こらないように認識をもって楽しんでもらいたいです。 スキーとスノーボードの怪我の違い 共通している最も多い原因はスピードコントロールができずに転倒して怪我をするケースです。 スキーとスノーボードではそれぞれ足の固定状態が異なるため受傷状況に違いがあります。 スキーでは、靴とスキー板が一体化されていてピンディングが外れずに転倒した場合に下半身を捻ることが多いため下半身の怪我が多くみられます。 スノーボードは両足を固定している状態でバランスを崩して上半身から転倒することが多いため比較的上半身の怪我が多く見られます。 スノーボードの方が人口が増えていることもありますが、ジャンプやトリックなどの失敗による転倒が多いためスキーに比べて事故が多いと報告されています。 しかし大事故につながるのはスピードがでるスキーの方です。 どんな怪我が多いのか ①ひざの損傷 最も多い捻挫で発生率が高い怪我はひざの靭帯損傷です。 靴とスキー板が一体化されていて、内側エッジが引っかかりひざを内側に捻るように転倒した際に特にひざ関節の内側にある内側側副靭帯を損傷します。 ②肩の損傷 特にスノーボードで発生率が高い怪我は肩関節の脱臼と鎖骨骨折です。 ジャンプの失敗などで転倒した際に肩や手をついて肩関節を脱臼することがあります。 場合によっては鎖骨を骨折することもあります。 ③足首・下腿の損傷 スキーの場合、足首が固定されるためひざ下の骨に回旋の力が働いて、スキー骨折といわれる足関節の骨折や、ブーツトップ骨折といわれるブーツがすねにあたる部分の下腿骨の骨折をすることがあります。 ④手首・手指の損傷 転倒時に手をついて手首を捻ったり、骨折することがあります。 特徴的なものとしてスキーヤー母指といわれるストックのストラップに指を引っかけて親指の付け根の靭帯を損傷することがあります。 ⑤頭部損傷 転倒時に頭部を打ち付けたり、ボードがぶつかり頭皮の切創(切り傷)が多くみられます。 スキーではストックをつくことができるので頭部の障害は少ないですがスノーボードでは上半身から転倒したときに受傷することがあります。 頭部内に出血が起きると、受傷後は症状がなくても時間の経過とともに意識障害が生じてくるので経過観察が必要です。 頭部の怪我は命の危険につながることもありますので早急な対応が必要です。 ⑥頚椎(けいつい)損傷 後方へ転倒した際に、頚のむち打ち損傷をすることがあります。 重傷のものでは脊髄を損傷する場合で、四肢の麻痺や呼吸筋の麻痺などの神経障害の症状がみられます。 ⑦脊椎(せきつい)損傷 背部の強力な打撃により肋骨の骨折や脊椎の骨折、尾骨骨折を生じることがあります。 重傷のものでは内臓の損傷などを伴い腹腔内に出血が起きると、出血性ショック(出血により血液循環量が低下する)を引き起こします。 意識障害、チアノーゼ、呼吸数の増加、脈拍数の増加、低体温になっていきます。 出血から死亡まで2時間といわれていますので緊急性を要し迅速な対応が必要となります。 ★怪我の対処方法 ①安全確認 まずは、周囲の安全確認を行いましょう。 また、速やかに端に移動し新たな事故が起きないように配慮して下さい。 ②協力要請 周囲の人に協力してもらうなどして状態を確認してから処置を行うことが大切です。 周囲の人は、受傷状況をしっかり認識して救護隊員に説明できるようにしてください。 ゲレンデで怪我や事故が起きた際には、現地に救護にあたるパトロール隊員が常駐しています。 また、パトロール隊員は怪我の処置まではできないため、柔道整復師が連携しながらゲレンデでの怪我の応急処置や治療に携わっています。 万一、事故に遭遇した場合は周囲の人に協力を依頼して連絡を取るなど対処するようにしてください。 ③損傷部位の確認と意識確認 どこを損傷しているか確認し、バイタルサイン(生命徴候)を確認しましょう。 バイタルサインとは生命に関わる基本情報で、意識があるか、呼吸をしているか、脈が触れるかを確認して異常があれば心肺蘇生を行うことも視野に入れる必要があります。 スキー場では低体温になることもあるので、しっかり保温を行います。 ④予防 ヘルメットやプロテクタ―の装着、衣服での保護などを行い、転倒してもできるだけ軽傷で済むように予防しましょう。 また、レベルに合った楽しみ方や、スキーやスノーボードの基本的な知識、特に転倒の仕方を学んでおくことも必要です。 ★怪我をしないための準備運動 ①滑走前にウォーミングアップを行いましょう。 怪我をしないためには準備運動は必要です。 “これから負荷をかけていくよ~”と身体にサインを送る必要があります。 準備運動には色々ありますが、運動直前に行う効果的な準備運動は、ゆっくりじっくり伸ばす「静的ストレッチ」を行い、次に軽くランニングしたり、ジャンプしたり、足上げをしたりなどの「動的ストレッチ」を行います。 スキー板やストックを利用したストレッチもお勧めです。 身体をほぐしながら温めていきましょう。 ②滑走後はクールダウンを行いましょう。 楽しく滑った翌日に体が痛くて動けない。 なんてことにならないように滑走後も「静的ストレッチ」を行いましょう。 翌日も滑る予定がある方は怪我をしないためにも時間をかけて行って下さい。 ③日頃から体の備えを行いましょう。 スキーやスノーボードは、バランス感覚と柔軟性が最も必要なスポーツです。 バランス感覚を養うためには体幹と足の筋力トレーニングが必要です。 自宅でも簡単にできる腹筋や背筋、スクワットでバランス感覚を養い、柔軟性には静的ストレッチを行いましょう。 寒くなってきたので鍋料理が多くなりました。 野菜をたくさん取れてヘルシーです。 私は、薬膳だしの素というのを使っています。 麹菌で小麦を発酵させたものに、高麗人参、甘草、桂皮、椎茸、昆布、山芋などが原材料として入っています。 この薬膳だし一つで他の調味料がいらないくらいおいしくなります。 鍋料理以外のお料理にも使っています。 心も体も温まるお料理を楽しんでいます。(*^O^*)☆彡 川﨑有子 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/05コラム
- 【片橋先生コラム・第14弾】~認定実技審査~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第14弾! 認定実技審査 みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。 急に涼しくなり一気にコートの出番となりました。 衣替えが追いついていません。 お元気でしょうか。 秋の柔道整復師養成専門学校では実技試験があり3年生が追い込みの時期になっています。 この実技試験は認定実技審査といい、それぞれの学校に外部の審査員が来て行われます。 審査の内容は整復と固定の実技と柔道実技の大きくは2本立てです。 それぞれの項目は事前に決められていて練習することができます。 しかしながらこの項目の数がなかなか多くて・・・ 整復・固定の審査項目は当日、審査会場内で受審者である学生自身がカードを選んで決まります。 緊張の一瞬です。 審査はすぐに始まって時間制限があります。 終了すると着替えて柔道の審査へ向かいます。 実技試験のため、通常は患者役や助手役を使って体に接触して行っています。 柔道はもちろんコンタクトスポーツ。 昨年と今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、できないのでは?と思っていたのですが、患者役や助手役を使わずに口述主体での実施となりました。 感染対策は消毒、マスクはもちろん、フェイスシールドを装着します。 モデル役を使って動作を再現する従来の方法だと、「ここを持ちます」「このように動かします」などきちんと言葉にできなくても説明できます。 それが、口述となると曖昧な言い方では審査員に伝わらないという難点があります。 柔道は形や礼法など一人でできるものと、口述を行います。 校内の試験であれば、知っている教員ですからすこ~し甘く採点、ということもあるかもしれません。 それが外部審査員で当日初めて会うのですから、十分に準備しておかねばとなりますね。 一生懸命に練習して、審査で緊張して、やり遂げると達成感や充実感と自信がつきます。 3年秋の認定実技審査を乗り越えると、学生の雰囲気が変わります。成長しますね。 そしてこの経験を糧にさらに高いハードルである国家試験へと学生の挑戦は続きます。 あともう少し。自分を信じてGo! (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]