2022年11月
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2022/11/30コラム
- 川﨑先生コラム 第30弾「海外スポーツトレーナーはどんな資格を持っているの」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第30弾をお届けいたします! 海外スポーツトレーナーはどんな資格を持っているの サッカーワールドカップが始まりました。 世界各チームが素晴らしいプレイをして選手一人一人に魅了されますね。 個人的にはフランスのエムバペのファンです。俊足と体幹バランスの良さがステキ☆彡☆彡 選手が最高のパフォーマンスをすることによりチームの勝利へと繋がっていきますが、選手を支えている多くのメディカルスタッフやスポーツトレーナーの「陰の立役者」の存在は欠かせません。 選手に寄り添いながら精神的サポートからコンディショニング、栄養面に至るまで、選手が必要とする能力を分析し、弱点を強化して結果を出していくところに一番やりがいを感じるそうです。 また、責任も大きく指導したトレーニング方法が間違っていれば、選手のパフォーマンスに重大な影響を与えてしまい更にはチームにも影響が出ます。 そういったことから常に選手とのコミュニケーションが重要で、思いやりを持って相手のことを考えられるトレーナーが必要とされています。 各国のスポーツトレーナーが持つ資格 海外で活躍するスポーツトレーナーになるためにどのような資格を持っているのか?というと、海外スポーツトレーナーとして資格が必要とされるのはアメリカだけで、それ以外の国では特に資格は必要ありません。 「へー!!意外だな~!」と思った方が多いと思います。 日本でもトレーナーとして必要な資格はなく、専門の国家試験はありません。 しかし、スポーツ現場ではコンディショニングケア以外に、医師に代わって外傷に対処できる人材が求められます。 そういった現状から、柔道整復師・鍼灸師・理学療法士などの養成施設を卒業して国家資格を取得している人が多く、その資格を基盤にして単身で海外に渡りフリーで経験を積み重ねて活躍している人がほとんどです。 最近では、アメリカに海外留学をして世界で通用する資格を取得し、帰国後に即戦力としてプロチームやスポーツ団体、フィットネス業界で働く人も少なくありません。 どの国で活動するのかによって異なりますが、資格を取得することは知識と技術の証明であり高い信頼につながるので取得しておくことは必要です。 海外スポーツトレーナーとして働くには アメリカでは、スポーツトレーナーのことを「アスレティックトレーナー」といい、その地位は高く発展しています。 世界各国で活躍するスポーツトレーナーが持つ資格に、「NATA-ATC(アスレティックトレーナー)」があります。 全米アスレティック・トレーナーズ協会(NATA)認定資格でアメリカでは、准医療従事者として認定されている国家資格の一つです。 スポーツ現場のアスレティックトレーナーになるなら必須の資格と言われています。 NATA-ATCを取得することによりプロスポーツ界でトレーナーとして活躍することが可能となります。 NATA-ATC(アスレティックトレーナー)を取得するには アメリカ国内や世界で活躍するNATA-ATCは約7000人以上、日本人では約170名います。 野球のMLB、バスケットのNBAなどグローバルな舞台で活躍したい人が目指す資格ですが、簡単に取得できるものではありません。 まず、NATA認定の大学(大学院)に入学し、学校での授業(卒業までに700~800時間)を受け、チームに帯同して実習を重ね経験を積んでいきます。 当然ながら授業は英語なので高い語学力も必要です。 そして卒業してから、①傷害・疾病の予防と健康維持、②臨床評価とその診断方法、③応急処置と救急処置、④治療的な介入の手順、⑤医療管理と職務上の責任について、これら5つの項目の試験に合格する必要があります。 海外で就職する 有名な所ほどスポーツトレーナーを公募している団体はほとんどありません。 なので、就職するためには実績や人脈が必要となります。 雇用についても現地の人材が優先に選ばれることもあり、運よく就職できても就労ビザの期間が切れると契約満了とされたり、労働許可の再申請が認められるまで仕事ができなくなります。 その他、海外で活躍する選手と契約して定期的に海外へ行く方法もあります。 現地の選手も一緒に治療ができればチーム契約までの可能性が広がります。 いろいろなことを含めるとスポーツトレーナーとして活躍することは狭き門なのですね。 求められるスポーツトレーナー スポーツトレーナーは、基礎医学知識やトレーニング理論、スポーツ科学、体調管理の専門知識とテーピング、ストレッチ、救命救急法について実践的な技術と知識が必要です。 最先端の情報を収集し、自らのスキルや知識を常に磨こうと努力できる人、選手の性格や精神的な部分まで考慮して総合的に判断ができ的確な対応ができる人、選手や監督、コーチ、ドクターとコミュニケーションがしっかり構築できる人が必要とされます。 高いコミュニケーション能力を持つ人は、選手の心と体に安心感を与えチームに信頼されます。 選手とチームのことを第一に考え観察眼に長けていて、気配りができ考えを読み取れる人こそ成功できる秘訣でもあります。 我が強い性格の人は向いていない仕事と言えます。 日本医専に海外研修があります。 当校の海外研修は、スポーツの本場アメリカで最先端のスポーツトレーナーを学べる他校では経験できないプログラムがあります。 テニスの錦織選手を輩出したIMGアカデミーをはじめ、NFLのスタジアム、全米テニス協会などで研修を受けることができます。 UCF(セントラルフロリダ大学)では実際にアメリカの学生が受けているカスタマイズした講義を受講し、テーピング、救急法なども実践形式で学ぶことができます。 IMGアカデミーでは、世界一の施設で行われるユースからプロレベルまでのトレーニングを学習します。 さらに、アメリカで活躍する日本人トレーナーから話を聞く機会があり一流の世界を感じることができます。 興味があったらオープンキャンパスに遊びに来て下さいね!(#^.^#)! 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/11/28コラム
- 【片橋先生コラム・第29弾】~敬語使えていますか?~
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日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 お待たせしました! 片橋先生によるコラム・第29弾! ~敬語使えていますか?~ みなさん、こんにちは。日本医専柔道整復学科専任教員の片橋です。 11月も後半に入り、寒くなりましたね。 クリスマスツリーが飾られて、年末もみえてきました。 2022年も残りわずかですね。 お元気でお過ごしでしょうか。 さて、みなさん、敬語を使う機会はありますか? 家族や友人など親密な人以外との人間関係をスムーズにするために、丁寧な言葉使いをすることは一昔前より多いのかなーと個人的には思っています。 部活の先輩やアルバイト先のスタッフ、職場の同僚、お客様、お店、知らない人など使う機会は多いですよね。 接骨院でも患者様に接する時に敬語を使いますよね。 患者様と接する時の敬語が正しいかどうか、ご存知ですか? 丁寧な言葉を使うようにしたら、なんだか周りくどい表現になっちゃった、とか聞いたことがあるから使っているけどこれ合ってんの~?とか。 私は結構あやふやで使っていましたよ(;’∀’) ちょっと共有しますね。 「お名前を頂戴(ちょうだい)してもよろしいでしょうか」 きっと言われたことありますよね?丁寧に名前を聞かれている気はします。 が、正しくは・・・ ◎「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」 聞く→伺う になるんですね。 「以上のご注文でよろしかったでしょうか」 一昔前は聞いたことありませんでした。 ◎「以上のご注文でよろしいでしょうか」 シンプルにこれでよいのですね。 長い方が丁寧な気がして、帰って間違った表現になっていることが割とあります。 「お預かりした上着のほうになります」 これも最近の流行り?ですね。 ◎「お預かりした上着になります」 「ほう」は方向を表す言葉ですね。長くしなくて大丈夫 「こちらがお釣りになります」 ◎「こちらがお釣りです」または「こちらがお釣りでございます」 余分にくっつけないのが正解 「お会計をさせていただきます」 よく聞くフレーズですね。間違っているんですね。 ◎「お会計をいたします」 「了解しました」 何がいけないの? ◎「承知しました」 敬語ではないため、目上の人には適さないです。 いかがでしたか? きっと間違って使っていたフレーズがありますよね? 間違っているけれど頻繁に使われているものもありますよね。 実は、敬語も時代と共に変化していくそうです。 言葉は使ってなんぼ、生きものですね。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/11/11コラム
- 【山中先生コラム・第5弾】~むくみ~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 山中先生によるコラム・第5弾! むくみ みなさんは、むくみ(浮腫)の対策をどのように行なっていますか? むくみと言っても、局所に出たり全身に出たりとさまざまです。 原因として、運動不足や疲労、お酒を飲んだ次の日や塩分の多い食事をした次の日にむくむ方等様々です。 対策として、運動をして汗をかいたり足をさする等、皆さんが普段行っているものがあると思いますが、そこにツボをプラスで取り入れてみませんか? 今回ご紹介するのは、『水分穴(すいぶん)』です。 臍の上親指1本分上にあります。 固くなっていたり、冷えている、ペコっとへこんでいる時などは浮腫みやすい状態です。 固い時はほぐすように、冷たい時やへこんでいる時は温める事をオススメします。 身体の真ん中にあるツボになりますので、顔のむくみから脚のむくみまで対応することができますよ。 毎日の体調管理に使えるツボとなりますので、是非使用してみてください。 日々の積み重ねで、むくみを取り除いていきましょう。 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 山中先生は本校TikTokでも活躍中✨ <<定期的に開催されるペヤングチャレンジの様子はこちら>> 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/11/04コラム
- 川﨑先生コラム 第29弾「生活体力を高めよう!!」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第29弾をお届けいたします! 生活体力を高めよう!! みなさん、「生活体力」が衰えていませんか? これから寒くなり外出が減って、活動量が益々低下する季節です。 運動が健康増進・病気の予防に有効であることは知られています。 体力=激しい運動=苦痛と思いがちですが、運動をして翌日まで疲れが残ってしまえば健康法とは言えません。 心身に余裕を残し楽しいと思うような気持ちが大切です。 歳をとっても活き活きと輝けるように、日々のわずかな時間でも身体を動かすことが重要です。 また、身体を動かすことで心も健やかになっていきます。 これからの未来に向けて「生活体力」を高めていきませんか。 私たち柔道整復師は機能訓練指導員として高齢者の寝たきり予防や、中高年層の生活習慣病予防を目的とした機能訓練やエクササイズを指導し、健康長寿のサポートをしています。 生活体力とは 生活体力とは、毎日健康に心身ともに元気で自立した生活を送るために必要な体力のことです。 身の回りのことや、ほとんど家にこもっていては、日常生活に必要な体力は身につきません。 中年期の生活体力は、自分の仕事をこなし能力を発揮できる体力とスポーツ活動にも積極的に参加する体力を兼ね備える必要があります。 高年期の生活体力は医療の手助けを必要とせず身の回りのことを自分でこなす体力、健康増進のための運動や、趣味、社会との繋がりを自ら意欲的に関わっていくための体力が必要です。 コミュニケーションの場を多く作ることも健康に必要な要素です。 必要な運動は年代層によって変わってきます。 生活体力を維持し向上していくためには、日々の運動を継続的に行って活動力を高めることが必要となります。 生活体力の減少と老化現象 生活体力の減少=「老化現象」と言えるのではないでしょうか。 老化とは、加齢に伴う身体の生理的機能の低下です。 人間の身体は常に快適な状態に保つように維持し働いています。 それが加齢にともなって機能が衰えていきます。 機能が衰える原因は、外的ストレスや免疫機能の低下など様々な説があります。 視力の低下、髪が白くなる、皮膚のシワやシミ、歯がもろくなる、関節に痛みが出る、記憶力の低下などは加齢にともなって誰でも起こる生理的機能の低下で病気ではありません。 死の4重奏といわれる肥満・高血圧・高脂血症・高血糖によるものは死に直結する危険因子でこれらは病的老化です。 これは加齢以外に、喫煙、アルコール多飲、栄養バランス、運動不足などの影響を大きく受け、動脈硬化によるや心疾患、脳血管疾患、糖尿病を引き起こします。 生理的老化は「歳だから」と諦めてしまうことも多いと思います。 病的老化は死に直結するものでとても怖いですね。 老化を防ぐ方法は、生活体力を向上させて、免疫機能を向上させていくことが一番です。 日々の運動で得られる効果 定期的に運動することで以下の効果が得られます。 ♦ 心肺機能の改善(血圧の降下) ♦ 筋力の増大 ♦ 骨粗鬆症の軽減 ♦ 基礎代謝の増加 ♦ 老化予防 ♦ 免疫力の活性化(疾病予防) ♦ 生活習慣病の予防と改善 ♦ 認知症予防 運動計画を立てよう 人間の身体は運動を継続することにより、器官や機能が必ず改善する効果があります。 個人の持つ身体能力を上回る刺激を与えないとその効果は少ないです。 しかし、負荷の高い運動は避けるべきです。 高齢になるほど疲労回復が遅れますので、軽い強度の運動をゆっくりとしたペースで行うことが大切です。 加齢による生理機能や運動機能の低下は個人差があります。 性別・年齢・体力・病気の有無、今までの運動経験など考慮した運動計画を立てましょう。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]