2022年6月
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2022/06/24コラム
- 【山中先生コラム・第2弾】~腰痛で困ったとき~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 山中先生によるコラム・第2弾! 腰痛で困ったとき 皆さんは、腰が痛くなった時どのように対処していますか? 何かを用いてもむ。ストレッチをする。など皆様独自の対処法があるかと思います。 どれも素晴らしい方法ですが、そこにもう一つ加えていただきたい施術POINTがあります。 覚えやすい名前かつ、覚えやすい場所ですので是非皆様に使ってほしいと思います。 身体には『腰痛点(ようつうてん)』という治療POINTがあります。 手の甲。人差し指と中指の間と小指と薬指の間にあります。片手に2か所、左右計4つあります。(写真参照) 柔道整復師や一般の方は指で、鍼灸師は鍼やお灸で刺激しながら腰を動かし痛みを取り除いていきます。 4か所の中で、特に痛みを感じる点を押しながら、前後や左右・振り向くなどの日常生活での不具合が出ている動きを行うことで症状の改善につながります。 手は、いつでも・どこでも触ることができます。 腰の辛い時や脹っている時、腰に不安を感じる時などに利用してみてください。 また、腰の痛みがある場合太ももの裏や膝の裏に脹ったような症状が出ることがあります。 このような症状が出る際に、おすすめの施術POINTがありますのでこちらも一緒に試していただきたいと思います。 どこに施術POINTがあるかというと、膝の真裏です。 鍼灸のツボでいうと『委中(いちゅう)』と呼ばれる場所になります。 歩行時や膝の曲げ伸ばしをする際に、負担がかかり疲れがたまりやすい場所になります。 膝の裏を揉みほぐすことにより、太ももの裏や膝裏の脹りが和らぎます。 腰が痛い時には、現状痛い場所をいきなり触るのではなく手や足などの離れた場所から身体を緩めて(症状の緩和をして)いくことをお勧めいたします。 日常生活の中で、どの動きで痛みがあるのか。 温めたり冷やしたり、何をしたら楽になるのか。 手や足など押すことで楽になる場所がないか。 一度落ち着いて自分の身体を観察していただき、自らの身体の変化にいち早く気付き対処することが大切です。 大きな痛みが来る前に是非今回ご紹介したPOINTを試していただければと思います。 是非、使ってみてください。 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/06/19コラム
- 【コラム】再進学と失業手当について
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皆さん、こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 近年ますます「今年こそは夢を追いかけたい。」「ブラック企業を辞めてスキルアップしたい。」という社会人が増えています。 しかし、仕事との調整が難しく転職や退職をして再進学するというケースがあります。 そこで今回は、再進学と失業手当についてお話ししたいと思います。 そもそも失業手当とは? 雇用保険加入者が失業した際に生活や就職活動の補助として受け取ることができる手当のことです。 <<雇用保険について詳しくはこちら>> 手当を受ける条件は? ①退職するまでの2年の間に、雇用保険の加入期間が12カ月以上あること。 (ただし、会社が倒産したりなど、会社の都合で退職した場合や、自己都合でも正当な理由があった場合などは、その期間が1年間で通算6カ月以上と半減されます。) ②今すぐ働ける状態で就職しようという意思があり、就職活動をしていること。 また、雇用保険は原則として働いている会社が加入させる義務があります。 もし、会社側の問題で雇用保険に入っていなく、失業手当をもらえない場合は、会社に損害賠償の請求ができることがあるので専門家に相談しましょう! さて、いよいよ本題。 社会人が退職して進学をした場合、失業手当は利用できるかについてです。 答えは、原則できません。 ただし、夜間学生と通信制ならば可能性があります。 失業手当は「今すぐ働ける状態だけど仕事がなくて失業中」場合に支給されます。 なので、学生の場合は「すぐに働ける状態ではない」と考えられるため、もらえないケースが多いです。 しかし、夜間学生や通信制の場合は働けるとみなされる場合が多く、就職活動を問題なく行えば手当を貰えることが多いです。 (日本医専の夜間部は対象となる可能性が大いにあります!) ちなみに退職する理由は人それぞれだと思いますが、パワハラやセクハラ被害にあった、残業時間が多すぎる、明らかに業務が過大で耐えられないなどの理由もあると思います。 このような理由で退職をする場合は、ハローワークや専門家に相談をすれば「自己都合退職」ではなく「会社都合退職」で退職できる可能性があります。 例えば、3か月連続で残業が45時間を超えている場合は、勤怠をコピーしてハローワークに持って行ってください。 「会社都合退職」になる可能性があります! また、令和2年10月の法改正で失業手当が人によって早めに貰えるようになりました。 今までは自己都合で退職をした場合、待機期間(1週間)+3カ月間の給付制限期間(もらえない時期)がありました。 しかし、法改正でこれから5年間のうち2回までは給付制限期間が2カ月に短縮されました。 ぜひ、この法改正を有効活用していきたいですね。 (詳細はハローワークにてご確認いただけます!) 再進学について 会社を辞めてまで再進学することに疑問や抵抗がある方もいるかもしれません。 また再進学した後、ちゃんと理想の仕事に就けるか不安を抱く人もいると思います。 確かに社会人の再進学は体力と費用への負担は大きく、一歩を踏み出すのは勇気がいることです。 その一方で近年、日本は厚生労働省を中心に「社会人の学びなおし(リカレント教育)」に力を入れています。 この背景には技術進化のスピードが早まり、社会人が学生時代に学んだことが時代の変化についていくことが出来なくなり、置いていかれる人が出てくることを防ぐ目的があります。 そのため、国は社会人の教育環境の整備を進めています。例えば 教育訓練給付金等が挙げられます。 このように入学前の失業手当、入学後の教育訓練給付金をうまく組み合わせて活用すれば再進学の負担は大きく減らすことができます。 まずは、ハローワークに行ってどの制度が利用できるか確認をしてきてくださいね! ちなみに、日本医専の夜間部(柔道整復学科、鍼灸学科)は、教育訓練給付金の対象で活用ができます! また柔道整復学科に関しては日本医専独自の学費減免制度があり、一緒に組み合わせることで更に負担を減らせます! (詳しくはこちらの夜間部をご覧ください!) 最後に 皆様の中で再進学を検討したいが最初の一歩をどのように進めれば良いか悩んでいる方、 進学しようか迷っている方がいらっしゃれば気軽に日本医専のオープンキャンパスや個別相談会にお越しくださいね! 皆様のキャリアアップを応援しております! ▼オープンキャンパスをご検討の方はこちら▼ <<開催中のイベント一覧>> ▼ゆっくり気軽に進路について相談したい方はこちら▼ <<個別相談会【来校 / オンライン】>> ▼日本医専を詳しく知りたい方はこちら▼ <<資料請求>>]
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2022/06/17コラム
- 川﨑先生コラム 第23弾「外傷予防に必要なコンディショニング」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第23弾をお届けいたします! 外傷予防に必要なコンディショニング コンディショニングとは、スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するために望ましい状態に整えることです。 外傷予防に必要なコンディショニングを考えると、テーピングやアイシングなどケガに対するケアやストレッチング、スポーツマッサージ、そしてセルフケアも含まれます。 スポーツ選手の1日の中で柔道整復師やトレーナーが接する時間は限られており、セルフケアはとても重要な部分となります。 トレーナーは、コンディショニングを維持していけるように、各選手に必要なセルフケアの指導を十分に行い、適切な助言をする重要な役割を担っています。 コンディショニングトレーナーとは コンディショニングトレーナーとは、簡単に言うと選手のメンテナンスをする人です。 ケガをしない、させない体作りを考えて、スポーツ選手の練習や試合の前後、また、スポーツ愛好家のためにケガのケアや疲労回復、日常の体調管理を行う仕事です。 競技性を理解しプロ・アマチュア関係なく、心身のコンディショニングを整える指導を行います。 コンディショニングトレーナーになるためには 必ず必要とする資格はありません。 しかし、運動生理学をはじめ機能解剖学など人体に関する幅広い専門的知識が必要となる職業なので、国家資格である柔道整復師や鍼灸師の資格を取得して活躍している人が多くいます。 特に実務経験が求められ、国家資格という部分で信頼度が高く就職の際にも強みとなります。 💖ここで本校の一推し!!💖 本校では、「スポーツゼミ」があり学生のうちから専門的なスポーツ外傷やコンディショニング、救急医療の知識を学ぶことができます。 実際に提携している、企業や大学、高校などのクラブチームに帯同して経験を積むこともできますよ! そして!高校生から参加できる『日本医専 高等部』もあり、楽しく学ぶ環境が用意されています。 スポーツが好きな高校生はぜひ入学前からスポーツ現場で経験を積みましょう♡♡ コンディショニングの重要性 スポーツ選手は日々練習をしているため、からだのあらゆる所に負荷がかかり、筋肉の張りや凝りなど疲労が積み重なり筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)が硬くなり、関節の動きが減少することがあります。 関節の動きや筋肉、筋膜の伸張性が低下することでケガの発生の要因につながります。 体の歪みはパフォーマンスの低下に繋がり良い結果を出すことができなくなります。 この状態が続けば選手のメンタルにも影響して更に悪化していきます。 コンディショニングを整える方法としては、スポーツマッサージやストレッチ、協調運動などのエクササイズなどを取り入れることで根本的な改善を望めます。 症状に対して総合的にアプローチをしていけば練習やし合いで再発しにくい体を作ることができます。 外傷予防に必要なコンディショニングの方法 ①ストレッチング 柔軟性の改善と疲労の回復に有効です。 ストレッチの方法は様々で、大きな関節の動きが必要な競技では、反動弾みをつけずにゆっくりと筋を伸張させて関節の動きを拡大させてから、リズミカルな反動や弾みをつけて行うストレッチを行うことで筋活動や動作の協調性を活性化させていきます。 ②スポーツマッサージ 外傷の治療目的だけでなく心身の疲労回復、コンディショニングの維持として行われます。 オイルやクリームを用いたマッサージは、筋けいれん後や肉離れなどによる筋の硬さや硬結(硬いしこり)に対して効果があります。 ③スポーツテーピング 外傷予防を目的としたスポーツテーピングは、捻挫や肉離れなどの予防に使用されます。 競技中に損傷が想定される部位に対してテーピングを行うことで未然に防ぐ方法です。 テープの種類は2種類あり、ホワイトテープは、固定力のあるテープで外傷を予防や応急処置として用いられます。 キネシオテープは、テープの伸縮性を利用して筋をサポートする方法として用いられます。 ④筋力トレーニング 筋力トレーニングの目的は、マルアライメント(アライメントが崩れた状態)や筋力低下などの問題点の修正を行い、身体能力を向上させケガの予防に繋げていきます。 例えば、骨盤の歪み、O脚、X脚、扁平足などがある場合は単独で障害につながる場合だけでなく、それらが関わり合いながら障害を発生させる場合もあるため筋力トレーニングで修正・強化していきます。 梅雨の季節ですね。 雨が多いと気分も沈みがちになりますね。 梅雨の季節になり相談が多いのは頭痛です。 頭痛のタイプはいくつかありますが、この季節に多い頭痛は片頭痛です。 気圧と湿度の影響を受けて発症しますが、人はどこで気圧の変化を感じ取っているのかというと、内耳という耳の奥にある器官です。 内耳はセンサーの役割をしていて、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。 この自律神経の変化により、気圧が下がると体の外からの圧力が減り血管が膨張します。片頭痛は血管の拡張が原因の一つとされるため、低気圧になると膨らんだ血管が神経に作用して、こめかみから広がるようなズキズキとうずくような拍動する痛みが起こります。頭痛が起こると鎮痛薬を服用する人が多いと思いますが、痛みが出てから鎮痛薬を服用しても効果がない場合が多いです。 薬のリスクも考えながら事前に察知して服用するようにして下さい。 その他、カフェインは血管を収縮させる作用があるため頭痛に対して効果があります。 コーヒーが苦手な方は、カフェインを含んでいる緑茶や紅茶もおすすめです。 また、片頭痛の場合は頭部を冷やした方が楽になります。 注意して欲しいことは、頭痛薬の長期服用は薬物性頭痛を引き起こす原因となり多量の薬の服用はお勧めしません。 日常の予防対策としてストレッチやほんのり汗をかける軽い運動を行いセロトニンの分泌を安定させるようにして下さい。 頭痛が長引くようであれば検査や、頭痛外来で相談して下さいね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/06/14コラム
- 【片橋先生コラム・第23弾】~接骨院訪問~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第23弾! みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。 お元気でお過ごしでしょうか。 今年も梅雨入りの時期になりましたね。 雨が多いと外出が大変とか、蒸し暑いとか、マイナス要因になることが多いかもしれません。 でも実は、雨の音を聴くと心が穏やかになってリラックスできるんです。 これは雨の音が一定のリズムを持っていて、脳からα(アルファ)波を出すからだそうです。 α波は脳がリラックスしたときに出てくる脳波で、入眠にも効果があるようです。 私も雨の日に家の中から軒をつたって、「とんとんとんとん」と落ちる雨音を心地よく聴いていたことがあります。 静かにじっとしていただけですが、確かに気分がすっきりしました。 ぜひ一度、お試しくださいね。 接骨院訪問 先日、都内にある日本医専の提携接骨院を訪問しました。 こちらは曙橋の三輪接骨院の院長先生です。 とっても優しいお顔の通りの先生です。 忙しい合間をぬって、学生に必要なご指導もいろいろとしてくださっています。 スタッフの方たちもとても気さくでいらっしゃいます。 提携接骨院というのは、学生の実習をお願いする接骨院ということです。 日本医専では提携先であることを記した証明書をお渡ししています。 三輪接骨院様では写真の本棚上段左に飾ってくださっています。 学生の実習が始まりますので、今回はそのご挨拶に伺いました。 外部接骨院実習といいまして、三輪接骨院様のように街で開業している接骨院へ学生がおじゃまします。 そこで、患者様に施術している様子を見学させていたり、お手伝いをさせていただきます。 その中で、実際に接骨院業務を体感し、患者様の様子を観察して、将来どのような柔道整復師になろうか、どのような進路をとろうかを考えるきっかけになります。 学校内の授業では得られない、貴重な体験です。 この実習でお世話になった接骨院様に就職をする学生もおります。 外部接骨院実習のほか、日本医専では校内接骨院実習、整形外科実習、介護実習を用意しています。盛りだくさん! さまざまな進路を視野に入れて将来を考えられるようにとの想いがあるのです。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]