韓方医学の第一人者 チェ・ジュリ先生が特別来校
鍼灸学科の新たな魅力と可能性
2025年9月21日(日)日本医専にて、
鍼灸学科の新たな学びとして注目される「韓方医学」に関する特別セミナーが開催されました。
当日は、在校生・卒業生・入学検討者など100名を超え、多くの方がこの分野に高い興味・関心を持っていることが伺えました!
韓方医学の知識を身に付けることで、鍼灸師として新たな可能性を拡げることができます。
改めて、これは注目度の高い最新分野であると実感したセミナーでした。
講師には、韓方医学の第一人者として知られ、韓国・昌徳宮韓医院の代表院長であるチェ・ジュリ先生をお招きし、伝統的な韓方医学と現代の医療技術の融合による最新の治療アプローチや四象体質診断の考え方について、専門的な知見を交えた講義が行われました。
チェ・ジュリ先生が登場すると、大きな拍手と「かわいい…」「きれい…」と、教室内に沸き上がり
色んな意味でクギ付けとなるセミナーに。本当にキレイ…!
そしてこのたび日本医専では、チェ・ジュリ先生を特任教授としてお迎えすることとなりました。
学生の皆さんにとっても、グローバルな視野を広げる素晴らしい機会になることと思います。今後もチェ・ジュリ先生の活躍に、ぜひご期待ください!
韓医学が注目される理由とは?
チェ・ジュリ先生が掲げる最も大事なキーワードは「体質」
同じ症状でも効果の出方が人によって異なるのはなぜか?という問いに対し伝統的な韓方医学の知識と現代の医療技術を組み合わせ、より個別性の高い治療を提供。


脈診・問診・舌診のほか、四象体質(太陽人・少陽人・太陰人・少陰人)や現代的な遺伝子検査などを組み合わせ、一人ひとりの身体の特徴を分析し、最適な治療や食事法も導きます。
また、韓国では国家資格を持つ「韓方医」が医療機関で診療を行い(鍼灸もです!)
伝統医療と現代科学を融合させた治療が一般的に行われています。
特別セミナーで学べた“体質に合わせた医療”の魅力
セミナーでは、「形態は機能に従う」という医学的・建築的視点から体の形や顔の特徴を読み解き、
内臓の機能や体質傾向を診断する技術も紹介されました。
例えば:
・顔のパーツの大きさや位置
・上半身と下半身の筋肉の発達や骨格バランス
・肺機能が高い人の特徴(腋下の広がり) など
実際の患者さんの画像を見ながら、「太陽人と少陽人の違いが明確にわかる」といった説明は、教室内にも大きな驚きと納得を与えました。
さらに、食事と体質の関係を「食治」として学び、それぞれに合った食材・調理法が存在することが紹介されました。
体質をもとにした「食治」の可能性
体質に応じて合う食材や合わない食材が異なるという視点は、健康だけでなく美容や老化予防にも応用できます。実際に以下のような例が紹介されました。
・消化が悪い人が健康目的で生姜茶を飲んでいたが悪化したケース
・韓国で健康美容にいいと名高い高麗人参が合わない人は、頭痛や鼻血が出るケース
・カフェインを少しでも摂取すると眠れない体質の人もいる(筆者もこれに該当します!)
こうした例からも個人の体質に合った食事を選ぶことが、美容や健康の維持には欠かせないことが実感できました。そして、男女ともに妊活にも影響があるとのことでした。
皆気になる遺伝子検査!結果レポート
当日は、本校の鍼灸学科の江川先生と入試広報課の相馬さんが、遺伝子検査を体験(事前に遺伝子検査キットを使用)偶然なんですが、面白いほどに二人の体質は正反対で、会場は大きな笑いと驚きに包まれました。
結果の一部を紹介!
相馬さん(太陰人/北方系)
・ヴィーガン指数70%
・生野菜より加熱野菜が合う体質
・小麦が合う傾向
・肺が弱く乾燥しやすい
・消化機能がやや弱く、過食に注意が必要
・ビールは合わない(お酒は大好きだそうですがビールは飲まないそうです。)
江川先生(太陽人/高山地帯遺伝子を持つ)
・顔のパーツが大きく逆三角形の体型
・高地適応の遺伝子を持ち、気が強く独創的
・芸術家タイプ(実際に舞台俳優の経歴を持つ)
・カフェインの分解能力が低く、体質的に妊活にも影響する可能性がある
・麺類は蕎麦が合う(ラーメン愛好家の江川先生、チェ・ジュリ先生からは一玉までなら◎と)
遺伝子検査から「体質」に関する深い理解が得られることを、実感する機会となりました。
インタビュー 鍼灸学科1年生


「韓方医学というのを全く知らなかったので、東洋医学と何が違うのか気になったのと
滅多に受けれない機会だと思ったので参加してみました。
韓方医学の伝統的な部分と顔や体形で分類したり現代的な技術の遺伝子検査で遺伝子的な体質の判断をしていておもしろいなっておもいました。さらに確実性を求めている考え方がいいなって思いました。」
「宮(クン)セラピー」に象徴される、次世代の鍼灸技術
今回のセミナーでは、体質や遺伝子検査のお話がメインでしたが韓国研修で注目を集めているのが、「宮(クン)セラピー」
膣圧や子宮機能の強化を目指し、婦人科系の悩みや美容をケアする鍼灸プログラムです。
主な施術:
RF高周波
骨盤底筋ケア
アロマエネルギー療法
ケーゲル運動+マッサージ
エナジーテラピー(生体電流による筋刺激)
気になる宮セラピーについては、韓国研修時に♪
《おまけ》翌日は日本医専で撮影!
翌日はチェ・ジュリ先生が日本医専のキャンパス内を巡り、
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学生運営の「カラデミア」でのマッサージ体験
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併設「敬心接骨院」「敬心鍼灸院」での見学・交流・施術体験
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柔道場や図書室の見学
などを通じて、本校の学びや現場の雰囲気を実際に体験されました。
その様子は、チェ・ジュリ先生の公式サイトでも紹介予定!
ぜひ投稿をチェックしてみてくださいね☺



日本医専で広がる鍼灸師の学びの選択肢
このセミナーを通じて実感できたのは、現代の鍼灸師には東洋医学の基本的な知識だけでなく四象体質診断や美容、遺伝子などの視点を取り入れることで、より個別性の高い治療を提供していけるということです。
日本医専での学びの環境
・鍼灸師と柔道整復師のW資格が取得可能
・昼間部(9:30~12:40)/夜間部(18:20〜21:30)で学びやすい
・オンラインやオンデマンドとの併用コースがあります◎
・社会人・高校生・10代〜60代の幅広い世代が在籍
・海外研修6か国を実施(韓国・中国・タイ・アメリカなど)
・最前線の技術や視点を取り入れた授業とイベント
進路選びのヒントにも!まずはイベントや資料請求を
今回のようなセミナーや海外研修を通じて、体験的に学ぶ機会が多いのも本校の大きな魅力です。
鍼灸師を目指している方、美容に関心がある方、未病ケアに興味がある方など、ぜひ一度、日本医専の毎週開催オープンキャンパスや資料をご覧ください。個別相談も実施しています。
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