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2022/07/08コラム- 川﨑先生コラム 第24弾「顎関節症になっちゃった!!顎関節症とは」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第24弾をお届けいたします! 顎関節症になっちゃった!!顎関節症とは オンライン生活やスマホ使用による姿勢異常(猫背)、コロナ禍のストレスで顎関節症になる人が増えているそうです。 私もある日突然に、ご飯を食べるとこめかみの所がゴリゴリ、ジャリジャリと音がし始めてもしや?と思ったら1週間後には口が半分しか開かなくなりました。 特に思い当たる原因は考えられないのですが、異常を感じるようになってから仕事が終わると頬や顎周囲の筋肉の痛みと首から側頭部にかけて重だるさとコリを感じます。 その他に耳鳴りと頭重感がとても気になるようになりました。 生活習慣を見直してみると長時間のパソコン作業と首肩の筋緊張が発症のきっかけかな?と思います。 だんだん症状が悪化してきたので、日本医専の美容鍼灸サロンAcure(アキューレ)で鍼治療を受けました。 なんと!!顎の違和感と耳鳴りが改善され筋肉の緊張も緩和され口が大きく開くようになりました。 その後は、調子がよく早く治療すればよかったなぁ~と思いました。 定期的に治療を継続したいと思います。 <<アキューレ公式サイトはこちら>> ☟ 顎関節症とは 顎関節症は多様な症状を訴え病態も様々です。 顎関節症は顎の関節を構成する骨、筋肉、靭帯といった構造のバランスが崩れることで発症します。 ①顎関節(※下図参照。耳の前にある関節)や咀嚼筋の痛み(下あごを動かす)、②関節の雑音(ギリギリ、ジャリジャリ、ザリザリ)、③開口障害(口を開けることができない)を主な症状とするもので、これらの症状が1つでもあれば顎関節症と診断されます。 つまり、口を開けようとすると顎が痛い、音がする、口が開かないといった症状があるときは顎関節症と考えられます。 発症要因で一番多いのはストレスの影響が考えられています。 リラックスしているときは上下の歯は接触しておらず1~2㎜ほど隙間が生じています。 しかし、緊張状態になると口を閉じる力が強くなり歯を食いしばる状態になります。 この状態が続くと顎への負担が慢性化して顎関節症を発症します。 ☟ 顎関節症の原因 最も大きな原因は、筋緊張による顎関節への過度の負荷です。 緊張する仕事をしている、対人関係の緊張、姿勢不良、硬いものを食べる、長時間の咀嚼、楽器演奏、長時間のデスクワーク、重量物の運搬、うつ伏せで寝ているなどがあります。 そのほか、歯並びが悪い、歯の嚙み合わせの異常なども発症の原因となります。 スポーツ選手でも競技中に歯を食いしばることが多いため顎関節症になる選手が多くいます。 ☟ 顎関節症のタイプ ①咀嚼筋障害型(筋の問題) 顎の筋肉の使いすぎが原因で頬やこめかみに痛みが生じます。 筋肉の緊張や、筋・筋膜の調和が崩れて噛み合せが悪くなることが原因とされます。 また、日常生活で受けるストレスによっても発症することがあります。 顎の歪みや頭痛、肩こり、耳鳴りを訴えることもあり、全身と局所の筋緊張を緩和するためにマッサージを行い安静にします。 ②靭帯・関節包障害型(関節の問題) 関節に異常があり、大きく口を開けたり、硬い物を噛んだり、歯ぎしりや食いしばりをすることで顎関節に痛みが生じます。 顎の痛みや関節運動障害が見られるため、あくびや硬いものを控え可能な限り安静にします。 ③顎関節内障型(関節円板の問題) 顎関節症の中で発生頻度が高く、関節円板(上顎の骨と下顎の骨の間に存在するクッションの役割をする組織)の異常が原因で発症します。 関節円板の位置がずれてしまっているため、口を開けるときや閉じるときにカクっと雑音やクリック音がします。 また、症状が悪化すると関節円板が前方にずれた状態で引っかかるようになるため大きく口を開けられなくなります。 主に開口障害や、関節の適合異常や動きの異常が見られ、一般的にマウスピース治療を行います。 ④変形性顎関節症型(変形の問題) 関節の変形が原因となって発症するタイプです。 加齢とともに発症する傾向があります。下顎頭の変形や顎関節の動きをスムーズにしたり、摩擦を軽減している関節円板に障害が起きます。 症状だけでは診断困難なためレントゲンを撮影して骨の変形がないか調べていきます。 主な症状としては、顎関節部の軟骨がすり減っていたり変形が生じているため、口を開けたり閉じたりする時にジャリジャリと雑音が生じ、開口障害がみられます。 マウスピース治療や開口訓練を行い顎への負担を軽減します。 ☟ セルフチェック(スリーフィンガー法) 口を開ける大きさを、指を横にして入れることで確認します。 ①指が3本入れば口を開ける大きさは正常です。 ②指が2本入らない状態は急性の顎関節症になっています。 早期であればすぐに治る可能性が高いので早目に治療を開始しましょう。 ③指1本が入らない状態は顎関節症が悪化して重症化している可能性があります。 すぐに専門の医療機関の受診をお勧めします。 ④指2本は入るけど指3本は入らない場合は、顎関節症が慢性化しています。 治るまでに時間が必要となります。 ☟ 治療とケア 顎関節症に対する治療の管理目標は、痛みを減少させること、顎機能などを回復させること、正常な日常活動を回復させることです。 多くは生活習慣や癖を改善することで症状を軽減することができます。 ①筋マッサージ法や筋訓練法などの治療 セルフケアとしての開口ストレッチや咀嚼筋マッサージなどを行い、痛みを軽減していきます。 筋肉は温めたほうが良いので風呂に入ってゆっくりマッサージするようにしてください。 関節の痛みが強い場合は悪化することがあるので要注意です。 ②薬物療法 鎮痛剤や非ステロイド性抗炎症剤の投与をすることで痛みを緩和させることができます。 咀嚼筋および顎関節痛に対する治療に効果があります。 ③マウスピース療法 噛み合せ異常にはマウスピース療法を行い顎関節への負担を軽減させます。 2 週間から1ヶ月、長くとも 3ヵ月ほどの基本治療で痛みや開口障害などの症状が改善しない場合はMRI検査や専門的対処が必要となります。 顎関節症は、慢性化すると治りにくく日常生活に影響を与えてしまいますので異常を感じたら早期に治療をすることが大切です。 また、顎の歪み(偏位)は、頭頚部のバランスや脊椎のバランスに影響します。 肩こりや頭痛、耳鳴りなどを併発することがあり、歪み自体は美容にも関係します。 美味しくご飯を食べることもできないため気分は憂鬱になってしまいます。 暑いですね~:;(∩´﹏`∩);: かなり猛暑日が続きますが、皆さんは元気にお過ごしでしょうか? 日本医専では、柔道部が再活動するようになり私も練習に出ています。 柔道部の練習で少しずつ体力強化とボディーメイクを頑張っています。 練習に参加している学生は1年生から3年生まで年齢も様々です。 暑いですが、みんな楽しく技を磨いています。 柔道経験者で柔道整復師を目指す方は、是非日本医専に来てください!! 待っています!!(*^-^*) 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/06/24コラム- 【山中先生コラム・第2弾】~腰痛で困ったとき~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 山中先生によるコラム・第2弾! 腰痛で困ったとき 皆さんは、腰が痛くなった時どのように対処していますか? 何かを用いてもむ。ストレッチをする。など皆様独自の対処法があるかと思います。 どれも素晴らしい方法ですが、そこにもう一つ加えていただきたい施術POINTがあります。 覚えやすい名前かつ、覚えやすい場所ですので是非皆様に使ってほしいと思います。 身体には『腰痛点(ようつうてん)』という治療POINTがあります。 手の甲。人差し指と中指の間と小指と薬指の間にあります。片手に2か所、左右計4つあります。(写真参照) 柔道整復師や一般の方は指で、鍼灸師は鍼やお灸で刺激しながら腰を動かし痛みを取り除いていきます。 4か所の中で、特に痛みを感じる点を押しながら、前後や左右・振り向くなどの日常生活での不具合が出ている動きを行うことで症状の改善につながります。 手は、いつでも・どこでも触ることができます。 腰の辛い時や脹っている時、腰に不安を感じる時などに利用してみてください。 また、腰の痛みがある場合太ももの裏や膝の裏に脹ったような症状が出ることがあります。 このような症状が出る際に、おすすめの施術POINTがありますのでこちらも一緒に試していただきたいと思います。 どこに施術POINTがあるかというと、膝の真裏です。 鍼灸のツボでいうと『委中(いちゅう)』と呼ばれる場所になります。 歩行時や膝の曲げ伸ばしをする際に、負担がかかり疲れがたまりやすい場所になります。 膝の裏を揉みほぐすことにより、太ももの裏や膝裏の脹りが和らぎます。 腰が痛い時には、現状痛い場所をいきなり触るのではなく手や足などの離れた場所から身体を緩めて(症状の緩和をして)いくことをお勧めいたします。 日常生活の中で、どの動きで痛みがあるのか。 温めたり冷やしたり、何をしたら楽になるのか。 手や足など押すことで楽になる場所がないか。 一度落ち着いて自分の身体を観察していただき、自らの身体の変化にいち早く気付き対処することが大切です。 大きな痛みが来る前に是非今回ご紹介したPOINTを試していただければと思います。 是非、使ってみてください。 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/06/19コラム- 【コラム】再進学と失業手当について
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皆さん、こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 近年ますます「今年こそは夢を追いかけたい。」「ブラック企業を辞めてスキルアップしたい。」という社会人が増えています。 しかし、仕事との調整が難しく転職や退職をして再進学するというケースがあります。 そこで今回は、再進学と失業手当についてお話ししたいと思います。 そもそも失業手当とは? 雇用保険加入者が失業した際に生活や就職活動の補助として受け取ることができる手当のことです。 <<雇用保険について詳しくはこちら>> 手当を受ける条件は? ①退職するまでの2年の間に、雇用保険の加入期間が12カ月以上あること。 (ただし、会社が倒産したりなど、会社の都合で退職した場合や、自己都合でも正当な理由があった場合などは、その期間が1年間で通算6カ月以上と半減されます。) ②今すぐ働ける状態で就職しようという意思があり、就職活動をしていること。 また、雇用保険は原則として働いている会社が加入させる義務があります。 もし、会社側の問題で雇用保険に入っていなく、失業手当をもらえない場合は、会社に損害賠償の請求ができることがあるので専門家に相談しましょう! さて、いよいよ本題。 社会人が退職して進学をした場合、失業手当は利用できるかについてです。 答えは、原則できません。 ただし、夜間学生と通信制ならば可能性があります。 失業手当は「今すぐ働ける状態だけど仕事がなくて失業中」場合に支給されます。 なので、学生の場合は「すぐに働ける状態ではない」と考えられるため、もらえないケースが多いです。 しかし、夜間学生や通信制の場合は働けるとみなされる場合が多く、就職活動を問題なく行えば手当を貰えることが多いです。 (日本医専の夜間部は対象となる可能性が大いにあります!) ちなみに退職する理由は人それぞれだと思いますが、パワハラやセクハラ被害にあった、残業時間が多すぎる、明らかに業務が過大で耐えられないなどの理由もあると思います。 このような理由で退職をする場合は、ハローワークや専門家に相談をすれば「自己都合退職」ではなく「会社都合退職」で退職できる可能性があります。 例えば、3か月連続で残業が45時間を超えている場合は、勤怠をコピーしてハローワークに持って行ってください。 「会社都合退職」になる可能性があります! また、令和2年10月の法改正で失業手当が人によって早めに貰えるようになりました。 今までは自己都合で退職をした場合、待機期間(1週間)+3カ月間の給付制限期間(もらえない時期)がありました。 しかし、法改正でこれから5年間のうち2回までは給付制限期間が2カ月に短縮されました。 ぜひ、この法改正を有効活用していきたいですね。 (詳細はハローワークにてご確認いただけます!) 再進学について 会社を辞めてまで再進学することに疑問や抵抗がある方もいるかもしれません。 また再進学した後、ちゃんと理想の仕事に就けるか不安を抱く人もいると思います。 確かに社会人の再進学は体力と費用への負担は大きく、一歩を踏み出すのは勇気がいることです。 その一方で近年、日本は厚生労働省を中心に「社会人の学びなおし(リカレント教育)」に力を入れています。 この背景には技術進化のスピードが早まり、社会人が学生時代に学んだことが時代の変化についていくことが出来なくなり、置いていかれる人が出てくることを防ぐ目的があります。 そのため、国は社会人の教育環境の整備を進めています。例えば 教育訓練給付金等が挙げられます。 このように入学前の失業手当、入学後の教育訓練給付金をうまく組み合わせて活用すれば再進学の負担は大きく減らすことができます。 まずは、ハローワークに行ってどの制度が利用できるか確認をしてきてくださいね! ちなみに、日本医専の夜間部(柔道整復学科、鍼灸学科)は、教育訓練給付金の対象で活用ができます! また柔道整復学科に関しては日本医専独自の学費減免制度があり、一緒に組み合わせることで更に負担を減らせます! (詳しくはこちらの夜間部をご覧ください!) 最後に 皆様の中で再進学を検討したいが最初の一歩をどのように進めれば良いか悩んでいる方、 進学しようか迷っている方がいらっしゃれば気軽に日本医専のオープンキャンパスや個別相談会にお越しくださいね! 皆様のキャリアアップを応援しております! ▼オープンキャンパスをご検討の方はこちら▼ <<開催中のイベント一覧>> ▼ゆっくり気軽に進路について相談したい方はこちら▼ <<個別相談会【来校 / オンライン】>> ▼日本医専を詳しく知りたい方はこちら▼ <<資料請求>>]
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2022/06/17コラム- 川﨑先生コラム 第23弾「外傷予防に必要なコンディショニング」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第23弾をお届けいたします! 外傷予防に必要なコンディショニング コンディショニングとは、スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するために望ましい状態に整えることです。 外傷予防に必要なコンディショニングを考えると、テーピングやアイシングなどケガに対するケアやストレッチング、スポーツマッサージ、そしてセルフケアも含まれます。 スポーツ選手の1日の中で柔道整復師やトレーナーが接する時間は限られており、セルフケアはとても重要な部分となります。 トレーナーは、コンディショニングを維持していけるように、各選手に必要なセルフケアの指導を十分に行い、適切な助言をする重要な役割を担っています。 コンディショニングトレーナーとは コンディショニングトレーナーとは、簡単に言うと選手のメンテナンスをする人です。 ケガをしない、させない体作りを考えて、スポーツ選手の練習や試合の前後、また、スポーツ愛好家のためにケガのケアや疲労回復、日常の体調管理を行う仕事です。 競技性を理解しプロ・アマチュア関係なく、心身のコンディショニングを整える指導を行います。 コンディショニングトレーナーになるためには 必ず必要とする資格はありません。 しかし、運動生理学をはじめ機能解剖学など人体に関する幅広い専門的知識が必要となる職業なので、国家資格である柔道整復師や鍼灸師の資格を取得して活躍している人が多くいます。 特に実務経験が求められ、国家資格という部分で信頼度が高く就職の際にも強みとなります。 💖ここで本校の一推し!!💖 本校では、「スポーツゼミ」があり学生のうちから専門的なスポーツ外傷やコンディショニング、救急医療の知識を学ぶことができます。 実際に提携している、企業や大学、高校などのクラブチームに帯同して経験を積むこともできますよ! そして!高校生から参加できる『日本医専 高等部』もあり、楽しく学ぶ環境が用意されています。 スポーツが好きな高校生はぜひ入学前からスポーツ現場で経験を積みましょう♡♡ コンディショニングの重要性 スポーツ選手は日々練習をしているため、からだのあらゆる所に負荷がかかり、筋肉の張りや凝りなど疲労が積み重なり筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)が硬くなり、関節の動きが減少することがあります。 関節の動きや筋肉、筋膜の伸張性が低下することでケガの発生の要因につながります。 体の歪みはパフォーマンスの低下に繋がり良い結果を出すことができなくなります。 この状態が続けば選手のメンタルにも影響して更に悪化していきます。 コンディショニングを整える方法としては、スポーツマッサージやストレッチ、協調運動などのエクササイズなどを取り入れることで根本的な改善を望めます。 症状に対して総合的にアプローチをしていけば練習やし合いで再発しにくい体を作ることができます。 外傷予防に必要なコンディショニングの方法 ①ストレッチング 柔軟性の改善と疲労の回復に有効です。 ストレッチの方法は様々で、大きな関節の動きが必要な競技では、反動弾みをつけずにゆっくりと筋を伸張させて関節の動きを拡大させてから、リズミカルな反動や弾みをつけて行うストレッチを行うことで筋活動や動作の協調性を活性化させていきます。 ②スポーツマッサージ 外傷の治療目的だけでなく心身の疲労回復、コンディショニングの維持として行われます。 オイルやクリームを用いたマッサージは、筋けいれん後や肉離れなどによる筋の硬さや硬結(硬いしこり)に対して効果があります。 ③スポーツテーピング 外傷予防を目的としたスポーツテーピングは、捻挫や肉離れなどの予防に使用されます。 競技中に損傷が想定される部位に対してテーピングを行うことで未然に防ぐ方法です。 テープの種類は2種類あり、ホワイトテープは、固定力のあるテープで外傷を予防や応急処置として用いられます。 キネシオテープは、テープの伸縮性を利用して筋をサポートする方法として用いられます。 ④筋力トレーニング 筋力トレーニングの目的は、マルアライメント(アライメントが崩れた状態)や筋力低下などの問題点の修正を行い、身体能力を向上させケガの予防に繋げていきます。 例えば、骨盤の歪み、O脚、X脚、扁平足などがある場合は単独で障害につながる場合だけでなく、それらが関わり合いながら障害を発生させる場合もあるため筋力トレーニングで修正・強化していきます。 梅雨の季節ですね。 雨が多いと気分も沈みがちになりますね。 梅雨の季節になり相談が多いのは頭痛です。 頭痛のタイプはいくつかありますが、この季節に多い頭痛は片頭痛です。 気圧と湿度の影響を受けて発症しますが、人はどこで気圧の変化を感じ取っているのかというと、内耳という耳の奥にある器官です。 内耳はセンサーの役割をしていて、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝えます。 この自律神経の変化により、気圧が下がると体の外からの圧力が減り血管が膨張します。片頭痛は血管の拡張が原因の一つとされるため、低気圧になると膨らんだ血管が神経に作用して、こめかみから広がるようなズキズキとうずくような拍動する痛みが起こります。頭痛が起こると鎮痛薬を服用する人が多いと思いますが、痛みが出てから鎮痛薬を服用しても効果がない場合が多いです。 薬のリスクも考えながら事前に察知して服用するようにして下さい。 その他、カフェインは血管を収縮させる作用があるため頭痛に対して効果があります。 コーヒーが苦手な方は、カフェインを含んでいる緑茶や紅茶もおすすめです。 また、片頭痛の場合は頭部を冷やした方が楽になります。 注意して欲しいことは、頭痛薬の長期服用は薬物性頭痛を引き起こす原因となり多量の薬の服用はお勧めしません。 日常の予防対策としてストレッチやほんのり汗をかける軽い運動を行いセロトニンの分泌を安定させるようにして下さい。 頭痛が長引くようであれば検査や、頭痛外来で相談して下さいね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/06/14コラム- 【片橋先生コラム・第23弾】~接骨院訪問~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第23弾! みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。 お元気でお過ごしでしょうか。 今年も梅雨入りの時期になりましたね。 雨が多いと外出が大変とか、蒸し暑いとか、マイナス要因になることが多いかもしれません。 でも実は、雨の音を聴くと心が穏やかになってリラックスできるんです。 これは雨の音が一定のリズムを持っていて、脳からα(アルファ)波を出すからだそうです。 α波は脳がリラックスしたときに出てくる脳波で、入眠にも効果があるようです。 私も雨の日に家の中から軒をつたって、「とんとんとんとん」と落ちる雨音を心地よく聴いていたことがあります。 静かにじっとしていただけですが、確かに気分がすっきりしました。 ぜひ一度、お試しくださいね。 接骨院訪問 先日、都内にある日本医専の提携接骨院を訪問しました。 こちらは曙橋の三輪接骨院の院長先生です。 とっても優しいお顔の通りの先生です。 忙しい合間をぬって、学生に必要なご指導もいろいろとしてくださっています。 スタッフの方たちもとても気さくでいらっしゃいます。 提携接骨院というのは、学生の実習をお願いする接骨院ということです。 日本医専では提携先であることを記した証明書をお渡ししています。 三輪接骨院様では写真の本棚上段左に飾ってくださっています。 学生の実習が始まりますので、今回はそのご挨拶に伺いました。 外部接骨院実習といいまして、三輪接骨院様のように街で開業している接骨院へ学生がおじゃまします。 そこで、患者様に施術している様子を見学させていたり、お手伝いをさせていただきます。 その中で、実際に接骨院業務を体感し、患者様の様子を観察して、将来どのような柔道整復師になろうか、どのような進路をとろうかを考えるきっかけになります。 学校内の授業では得られない、貴重な体験です。 この実習でお世話になった接骨院様に就職をする学生もおります。 外部接骨院実習のほか、日本医専では校内接骨院実習、整形外科実習、介護実習を用意しています。盛りだくさん! さまざまな進路を視野に入れて将来を考えられるようにとの想いがあるのです。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/05/27コラム- 川﨑先生コラム 第22弾「ケガをしたら冷やすの?温めるの?」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第22弾をお届けいたします! ケガをしたら冷やすの?温めるの? 『ケガをしたら冷やすの?温めるの?』 『痛いときは冷やすの?温めるの?』 と悩んだことがあると思います。 基本の考え方としては、ケガをして急性期の一番炎症が強い2~3日は冷やして、炎症や痛みが落ち着いた5~7日目以降から温めていきます。 しかし、症状によりこの期間は異なります。 急性期は冷やすことも大切ですが患部を安静にして組織修復を早期に行うことも重要で適切に処置ができていたかにより回復に大きく関わってきます。 ★どんなときに冷やす?温める? 捻挫による腱や関節の損傷、打撲、肉離れの場合は冷やします。 冷やすことで血管が収縮し血流量の低下が起こり、炎症に伴う腫れも軽減するため痛みが緩和し炎症を抑えることができます。 ケガの後のリハビリ期や慢性の腰痛や肩こり、筋肉痛の場合は温めます。 温めると、血流量が増加し血行が良くなります。血行が良くなると血液とともに老廃物が流れやすくなります。 痛みが緩和され筋肉が柔らかくなり活動性が高まります。 ただし、筋肉痛で痛みが激しい場合は冷やして炎症を抑えてから温めます。 骨折や手術後の2週間は温めない方が良いです。 ★ケガをしたときの処置方法 捻挫・打撲・脱臼・骨折などほとんどのケガ(外傷)に対してRICE処置というのが基本になります。 RICE処置は、R=Rest(安静)、I=Ice(冷却)、C=Compression(圧迫)、E=Elevation(挙上)を意味します。 この処置を行うことで、内出血や腫れ、痛みを緩和させ、さらにテーピングや包帯で圧迫と固定を行い、患部を安静にさせ回復を早くさせます。 固定するときは、時間が経つにつれて腫れが強くなるので、神経障害や血行障害を起こすことがあります。 締めつけすぎないよう注意してください。 ★冷やす(アイシング)方法 アイスバッグや氷のうを用いてアイシングを行っていきます。ここで重要なのは氷の温度です。 製氷機の氷は0℃以下にならないですが、一般的な家庭用の冷凍室で作られた氷は-18℃程度まで表面温度が下がっていることがあります。 氷の表面に霜がついている場合は凍傷の原因になるため必ず水を入れて表面を溶かした状態で使用することをお勧めします。 使用する氷は、クラッシュアイスが適していて、冷やしやすく皮膚との接触面積を大きくすることが可能です。 ★冷やす(アイシング)時間 冷やす時間は約15~20分程度行って下さい。 最初は冷たくて痛みを感じ、次第にピリピリ感を感じ、無感覚になります。 無感覚になるまでが約15~20分です。 アイシングは脂肪の厚さに影響します。スポーツ選手では、筋や靭帯などの軟部組織が冷却されるまで約10分程です。 セルフケアで行う時は、最長でも20分を目安にして凍傷に気をつけてください。 ★湿布の効果 湿布の種類は、冷湿布と温湿布があります。 冷湿布にはメントールが配合されていてヒンヤリと感じます。 温湿布にはカプサイシンという唐辛子エキスが入っているので温かく感じます。 ケガをしたら湿布を貼ればいいと思う方も多いと思いますが、湿布を貼る重要な効果は消炎鎮痛効果を得ることです。 冷湿布も温湿布も皮膚表面の感覚だけで、深部まで冷やす、温めるという効果はありません。 使用する際は、消炎鎮痛剤が入った湿布を使用するといいですね。 また、消炎鎮痛剤入の塗り薬も効果的です。 湿布を使用する際の注意点は、湿布の粘着剤による皮膚かぶれです。 腫れが強い場合、長時間、長期間使用する際は皮膚の炎症にも気をつけて使用して下さい。 ちなみに、私は治療院で患者様に行っている方法ですが、一度、ガーゼやティッシュに湿布を貼ってから皮膚にあてています。 皮膚トラブルが起こると治療に制限が出てしまうので、皮膚トラブルを防ぐことを最優先に考えて工夫しています。 ★ケガをした後の日常管理 アイシングは、ケガの直後も行いますが、スポーツ復帰後も練習後に微小な炎症を抑えるために行います。 日々のコンディショニング管理として使い過ぎから障害を起こさないように、翌日に痛みや炎症、疲労を残さないこと、障害部位を悪化させないことが重要です。 ケガをした日や腫れがひどいときは、お風呂に入るのは控えてください。 身体が温まることで血行が良くなり、腫れがひどくなってしまいます。 ぬるめのシャワーを浴びる程度にして下さい。飲酒も禁止ですよ~! ケガの直後、炎症が強い期間は2~3日、痛みが強い期間は3日~5日です。 その後、腫れや痛みは徐々に落ち着いてきます。 しかし、痛みや腫れが何日も引かない場合、症状の変化がみられず悪化する場合は、骨折の可能性があります。 接骨院や整形外科で診てもらうことをお勧めします。 接骨院ではレントゲンは取れませんが、外傷のプロなので骨折しているかどうかの判断をしてもらえます。 整形外科との連携もあり医療機関を紹介してもらえたり、固定やケガの回復後のリハビリもしてもらえます。 包帯同好会に参加しました。 週に2回、学生が主体で活動しています。 学生同士がお互いに学び合い包帯やテーピングの技術を向上させ、将来患者様に信頼される柔道整復師となることを目指しています。 包帯同好会に参加している学生の中には、毎年行われている「医療オリンピック」に出場して包帯王の称号を手にしよと頑張っている学生がいます。 「医療オリンピック」とは、包帯巻きの技術を競うコンテストです。 複数の審査項目を設け、総合ポイントで競います。 準決勝までは足関節の包帯巻き、3位決定戦は足関節に加え、肩関節の包帯巻きを、決勝戦は足関節に加え、膝関節、手指、肩関節の包帯巻きを一度に続けて行います。 地区大会で競い、勝ち抜いたら全国大会に出場できます。 審査基準は見栄えが良く、適度なきつさで実用性があるかというところです。 準決勝までは40秒、決勝は4分で時間制限があり包帯を落としたら失格となります。 使用する包帯の長さとサイズも決められており、かなり厳しいルールです。 楽しみながら一生懸命に練習している学生を見るとできる限りサポートをしていきたいと思います。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/05/20コラム- 【片橋先生コラム・第22弾】~動いただけで骨が折れる⁉~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第22弾! 動いただけで骨が折れる⁉ こんにちは。 柔道整復学科専任教員の片橋です。 GWが過ぎ、新年度が本格的に始まりました。 今年は梅雨が早いのか、雨や曇りの日が増えてきましたね、お元気でしょうか。 GW半ばから後半は晴天が続いてよかったです。 2年ぶりに規制がないGWになって、もちろん感染症対策はしつつも外出を楽しまれた方が多かったですね。 みなさんはどこかに行かれましたか?どのような休暇を過ごされましたか? 私は家族で実家に帰省をしました。 そして2年ぶりに子どもの日と子どもの誕生日(5/5)をお祝いしてもらいました。 実家の父(80歳)と話していると、 「最近、身の回りの人が骨を折っている。しかも何人も、何か所も。ちょっと姿勢を変えただけで折れたんだよ。」とのこと。 父の知り合いなのでみなさんやはり高齢。ほとんどが女性だそう。 「ちょっと姿勢を変えただけで骨が折れる」・・・ってこんなことがあるのでしょうか? 本当にあるんです。 しかも珍しいことではなくて、接骨院にもよくいらっしゃいます。 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って聞いたことはありますか? 字のごとく、骨がスカスカになってしまう病気です。 骨がスカスカとは骨密度が低くなって骨が弱く、折れやすい状態になることです。 この状態になると、静かな日常生活を送っているだけで気づかないうちに骨折を起こすことがあります。 折れても気がつかないこともあります。 高齢になると伸長が低くなる原因の一つでもあります。 骨はずっと同じ細胞でできているのではなく、常に新しい細胞に入れ変わっています。 これを代謝といいます。 新しい細胞を作る骨芽細胞と古い細胞を壊す破骨細胞の働きで、代謝が行われています。 年齢と共に両細胞のバランスが崩れ、骨芽細胞<破骨細胞になるのが骨粗鬆症です。 女性に多いのは女性ホルモンの影響もあるからなんです。 放っておくと何カ所も骨折してしまい、日常生活が不自由になります。 痛みはしばらくして治まっても、活動が制限されたり不安があったりすると、高齢の方は生きていく活力を失いかねません。 あしの骨を折ってしまったら、寝たきりになる可能性が非常に高くなります。 骨粗鬆症の予防や治療には運動と食事が大切ですが、それだけでは不十分なので薬による治療をします。 高齢になってきたら骨粗鬆症になる前に骨密度を図ってもらうといいですね。 特に女性は40歳以上から検査を受ける事が推奨されているようです。 食事では骨を作るのに必要な栄養素を多く取り入れることが必要ですね。 どんなものがあるでしょうか? そう、カルシウムですね。 カルシウムを多く含む食材は、乳製品、魚のほか、大豆製品、緑黄色野菜、海藻、ごまがあるそうです。 カルシウム以外に、ビタミンDやK、蛋白質などが骨を作るのに必要な栄養素です。 運動は、高齢者が急に過剰に行うと体を痛めたり骨折を起こしたりする可能性があります。 無理のない範囲で行います。 散歩や日常の動作の中で歩くことを増やしたり、水泳や水中ウォーキングもよいです。 楽しく長く続ける必要があります。 また、若い頃に骨を丈夫にしておくと予防になることから、20歳代から運動や身体を動かす習慣があるとよりよいです。 負荷をかけると骨は強くなります。 特別なことではなく、荷物を持って階段を使うなど日常の動作を見直すとよいでしょう。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら]
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2022/05/17コラム- 山中先生コラム 第1弾「吸い玉施術について」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 山中先生のコラムをお届けいたします! 吸い玉施術について 吸い玉は、誰もが施術に取り入れることができます。 鍼灸院やエステにあるようなイメージを持つかたも多いようですが、柔道整復師も施術に取り入れることができます。 吸い玉に期待できることは、「血行改善や関節の可動域改善・美肌効果・筋肉のコリの改善」など様々な効果が期待できます。 スポーツの現場でも、関節の動きが良くない場合・疲労の蓄積を改善したい場合・筋肉のハリやコリを改善したい場合等様々な場面でも用いられていますよ。 吸い玉施術は、色の変化で身体の状態を把握するために用いることができます。 薄いピンク色 ⇒ 健康的で血行が良い 紫色 ⇒ 血行不良・冷えや筋肉のコリが強い 等、身体が今の状態を教えてくれます。 色の変化を見ることで、施術に反映させることもできます。 吸い玉施術は、陰圧の刺激となります。 ⇒マッサージや指圧などは陽圧(圧を入れる)の刺激になりやすい また、身体に余裕(皮膚や筋肉の伸び縮みする余裕)を作る刺激にもなります。 オイルを使えば吸い玉でマッサージ効果も期待できるため、使用することができれば治療の幅も広がり患者様に喜んでいただけるツールになります。 入学後、1年次の授業やゼミで吸い玉の勉強をしますよ。お楽しみに! 担当教員:山中 直樹先生(本校柔道整復学科 専任教員) 鍼灸師・柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 整膚師師範 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら ]
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2022/04/28その他- 川﨑先生コラム 第21弾「高校生に知って欲しい柔道整復のお仕事 ★Part2」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川﨑先生コラムの第21弾をお届けいたします! 高校生に知って欲しい柔道整復のお仕事 ★Part2 春爛漫も過ぎて初夏を感じさせる暑い日もありますが、花冷えで風邪をひいてしまい体調を崩している人も多いのではないでしょうか。 しかし、本校の学生はエネルギッシュですね~(*^-^*)♡! 元気に楽しく学校生活を送っているので、私は毎日その元気を分けてもらっています。 1年生は新しいことにチャレンジ! お友達もたくさんできて学生生活を満喫しています。 また、2年生は新しい実技授業が始まり臨床分野に興味津々!モチベーションUP! 3年生は国家試験合格に向けて国試対策補講が始まり緊張感が出てきました。 全学年が意欲的に取り組んでいるので、教職員が一丸となってサポートしています。 柔道整復師になるためには 高等学校を卒業した者、または、高等学校卒業程度認定試験(旧大検)を受けて高卒と同じ資格を持つ者が、養成施設(専門学校・大学・短大など)に入学し、3年間知識と技能を学び必要な単位を修得すれば国家試験を受験することができます。 そして毎年1回(3月)に行われる柔道整復師国家試験に合格した者が柔道整復師になることができます。 大学と専門学校のどちらに進学するのがいいのか。 専門学校も大学も同じ定められた規定科目の単位を履修するため、学ぶ内容はほとんど変わりません。 大学は1年多い分、卒業論文や、一般教養科目が増えることぐらいでしょうか。 実際に現場に出たら即戦力が求められ、学力ではなく技術で評価されることが多く、3年生の専門学校を卒業して1年でも早く現場で経験を積む方がいいと思います。 自分に合った学校選びが一番大切ですが、どちらに通っても卒業後の就職や給料面での差はありません。 柔道整復師のお仕事 主に、外傷(ケガ)の処置(骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲)などの治療を行います。 近年では、様々な分野で柔道整復師が必要とされ多岐にわたる現場でお仕事をしています。 多くは接骨院や鍼灸接骨院、病院などのリハビリに勤務していますが、柔道整復の技術を活かしてスポーツトレーナー、フィットネス、美容などの業界や特別養護老人ホームやデイサービスセンターで機能訓練指導員として活躍している人もいます。 資格を生かしてケアマネージャーの資格を取得したり、柔道整復養成学校の教員を目指してキャリアアップする人もいます。 体の構造と機能や外傷についての専門知識があるからこそ色んな医療職に対応でき、様々な活躍の場が用意されています。 そして、なりたい自分を実現できる可能性がある資格です。 皆さんの「なりたい自分」をサポートする日本医専の『4大柔整ゼミ!!』 何年も臨床経験を積まなければ学べないことを学生のうちに身に着けることができるゼミです。 是非、一度オープンキャンパスに遊びに来てくださいね。 新しい環境で新年度をスタートしてやる気UP!で突き進んできた皆さん。 これからの時期は、社会生活の変化、気候の変化などが重なる時期で疲れも出やすく自律神経が乱れやすくなります。 特に5月はゴールデンウィークが過ぎて落ち着いたころから心にブレーキがかかり、やる気が出なくなり不定愁訴と言われる原因がはっきりしない体調不良に悩まされる方もいます。 いわゆる「5月病」と言われる状態です。 ストレスが溜まっている方は不安や不満、言いたいことを紙に書き出す、信頼できる人に話をして言葉に出すことも必要です。 また、思考を少し転換して思い込みがないか考えたり、自分の好きなことや趣味に多く時間を取ることも心身のケアには効果的です。 五月病に負けないためには、オフの日は仕事のことを考えず、運動をして体を適度に動かしてください。 運動をすることで感情をコントロールする神経伝達物質(セロトニン)の分泌を促すことができるのでストレス発散に繋がります。 睡眠を十分にとり、抗ストレスビタミンともいわれるビタミンCを取るようにしてくださいね。 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 川﨑有子 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/04/22コラム- 【片橋先生コラム・第21弾】~柔道整復師と漢字~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第21弾! 柔道整復師と漢字 みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。 桜が散って新学期に突入、環境が大きく変わった方は疲れが出てくるころでしょうか。 いかがお過ごしでしょうか。 日本医専も新入生を迎え、授業が2週目にさしかかるところです。 初めてのクラスメイト、教員、科目に緊張と集中で充実感と共に疲労感もあると思います。 柔道整復師はケガを治す仕事で、医療の一分野になります。 医療=理系ってイメージがあるかもしれませんね。 柔道整復師の養成校では、最初に医学の基礎になる解剖学(かいぼうがく)や柔道整復の専門分野、柔道整復理論を学びます。 教科書を初めて開いてみると・・・「読めない!何て読むの?」と驚く人がほとんどではないかと思います。 医学だからもしかして英語がいっぱい?そんなことはありません。 英語も時々はでてきますが、日本語が読めないのです。 とにかく見たことがない難しい漢字がいっぱい! みなさんも少し考えてみてください。 問題1 何と読むでしょう? ~肋骨~ ろっこつ あばらぼねとも言う、首とお腹の間の骨ですね。 聞いたことはある骨でも、「肋」の字は日常では使わないですよね。 よく見ると左側の偏は「且」ではなく、「月」。 医学用語は体に関する言葉ですから、「月(にくづき)」がつく字がとっても多いです。 つい、「じょこつ」と読んでしまう単語です。 問題2 何と読むでしょう? ~凹凸~ おうとつ 「これ漢字なの⁉」と私は思いました。 漢字っていうより記号みたいです。 体にはさまざまな凹凸があります。 凸凹だと「でこぼこ」って読みます。 問題3 何と読むでしょう? ~嚢胞~ のうほう 「嚢」はふくろ(袋)と同じです。 私はムシかと思いました。蟲・・・王蟲(オウム)・・・古くてすみません。 書くのが大変な字ですねぇ。 体にはたくさんのふくろがあります。 問題4 何と読むでしょう? ~牽引~ けんいん ひっぱることですね。 骨折や脱臼で骨の位置を戻すのに、引っぱることがあります。 「牽」は書き順を知って、「おぉ~なるほど!」と思いました。 気になる方はぜひ調べてみてください。 医学の基礎はまず教科書を読んで、覚えることから! 文系なんです。 漢字に苦戦しながら半年、8ヶ月、1年と過ぎる頃には、医学用語がしっくりと身についているはずです。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら]