こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。
片橋先生によるコラム・第21弾!
柔道整復師と漢字
みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。
桜が散って新学期に突入、環境が大きく変わった方は疲れが出てくるころでしょうか。
いかがお過ごしでしょうか。
日本医専も新入生を迎え、授業が2週目にさしかかるところです。
初めてのクラスメイト、教員、科目に緊張と集中で充実感と共に疲労感もあると思います。
柔道整復師はケガを治す仕事で、医療の一分野になります。
医療=理系ってイメージがあるかもしれませんね。
柔道整復師の養成校では、最初に医学の基礎になる解剖学(かいぼうがく)や柔道整復の専門分野、柔道整復理論を学びます。
教科書を初めて開いてみると・・・「読めない!何て読むの?」と驚く人がほとんどではないかと思います。
医学だからもしかして英語がいっぱい?そんなことはありません。
英語も時々はでてきますが、日本語が読めないのです。
とにかく見たことがない難しい漢字がいっぱい!
みなさんも少し考えてみてください。
問題1 何と読むでしょう? ~肋骨~
ろっこつ
あばらぼねとも言う、首とお腹の間の骨ですね。
聞いたことはある骨でも、「肋」の字は日常では使わないですよね。
よく見ると左側の偏は「且」ではなく、「月」。
医学用語は体に関する言葉ですから、「月(にくづき)」がつく字がとっても多いです。
つい、「じょこつ」と読んでしまう単語です。
問題2 何と読むでしょう? ~凹凸~
おうとつ
「これ漢字なの⁉」と私は思いました。
漢字っていうより記号みたいです。
体にはさまざまな凹凸があります。
凸凹だと「でこぼこ」って読みます。
問題3 何と読むでしょう? ~嚢胞~
のうほう
「嚢」はふくろ(袋)と同じです。
私はムシかと思いました。蟲・・・王蟲(オウム)・・・古くてすみません。
書くのが大変な字ですねぇ。
体にはたくさんのふくろがあります。
問題4 何と読むでしょう? ~牽引~
けんいん
ひっぱることですね。
骨折や脱臼で骨の位置を戻すのに、引っぱることがあります。
「牽」は書き順を知って、「おぉ~なるほど!」と思いました。
気になる方はぜひ調べてみてください。
医学の基礎はまず教科書を読んで、覚えることから!
文系なんです。
漢字に苦戦しながら半年、8ヶ月、1年と過ぎる頃には、医学用語がしっくりと身についているはずです。
(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)
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