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川﨑先生コラム 第9弾「梅雨の季節で気分は憂鬱、気象病かも?!」

2021/07/02

こんにちは!

日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です

川﨑先生コラムの第9弾をお届けいたします!

「梅雨の季節で気分は憂鬱、気象病かも?!」

本格的に梅雨入りとなりました。

雨が多く、湿気でジメジメした天候で不快を感じますね。

天候によって起きる様々な体調不良は「気象病」と言われています。

原因の多くは自律神経の乱れによるもので、検査などでは明らかに診断されない不定愁訴を訴えます。

また、体調が悪いと新型コロナウイルス感染症を心配したり、精神的なストレスも関わって更に心身反応として悪化させる要因となりいいことはありません。

どのような症状を感じるのか

自律神経は全身をコントロールしていて、無意識に循環器や消化器、呼吸器、免疫機能など各器官のバランスを調整しています。

自律神経が乱れることは交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、生命維持活動の不調を引き起こします。

気分が憂鬱、頭痛、倦怠感、めまい、イライラ、便秘、下痢、冷え、ほてり、肩こり、耳鳴り、月経不順などの症状がみられ個人差が大きく多様です。

体調不良を感じる人の悩み

多くの悩みは、全身的倦怠感や頭痛などの症状によりイライラしたりして、仕事への集中力がなくなり効率が悪くなることです。

効率が悪くなると仕事のプレッシャーを感じ、頑張ろうと心身にストレスをかけ、症状を悪化させてしまいます。

症状を感じている本人にとっては頑張りたいと思っていても対処できずにいます。

曖昧な症状は説明するのも難しく、やる気がないなどと思われてしまい「周囲の理解を得る」のが難しいことが問題です。

誰もが元気に活き活きと働き、調和の取れた生活をしたいと願うものです。

気楽に相談できる職場環境や、周囲の人ができる限り親身に話を聞いてあげたりなど、協力できる対策を考えて乗り越えられる配慮が必要となります。

予防と対策

①温度差をなくしましょう。

朝晩と日中の温度変化が大きい時期です。

また、室内冷房調節が原因となっていることがあります。

扇風機やエアコンの風が直接当たったり、極度に冷えた室内から暑い屋外に出た場合、急激な血圧の変化が起きて体調不良になりがちです。

日本では省エネ対策として室内温度の設定を28℃にするように推奨されています。

また、外気温と室内温度の差がないほど作業効率が上がるという報告もされています。

環境要因の改善を見直してみましょう。

難しい場合は、上衣を1枚持つなど衣服で調節できるようにしましょう。

②適度な運動をしましょう。

雨で運動できないこともありますが、適度な運動をすることで脳内の神経伝達物質であるセロトニンが活性化されて精神の安定やストレスの改善につながります。

日光を浴びることも重要ですが、ウォーキングや室内でのストレッチなど30分程度の運動を試みて、幸せホルモンであるセロトニンをたくさん分泌してください。

③バランスの良い食生活を心がけましょう。

体調不良で食欲が低下することが多いですね。

健康には偏りのないバランスの良い食事が基本です。

食事もセロトニンの分泌に関与します。

セロトニンは脳に関与する物質と考えられていますが消化管にも存在しています。

腸の働きも自律神経に支配されていますので、腸内環境を整えることでセロトニンの分泌が活性化され免疫力がアップします。

バランスの良い食事で腸活しましょう。

④睡眠をしっかりとりましょう。

気象病の一つに朝の目覚めが悪く起きられない、入眠が悪いなどの症状があります。

寝不足で脳の機能が低下すると、作業効率の低下、イライラし、気分が晴れないなどが起きます。

睡眠にもセロトニンが関係しますが、特に睡眠をサポートするメラトニンという脳内物質が関係します。

メラトニンを活性化させるためには朝起きて日光を浴びることが必要です。

雨の日や曇っていても大丈夫です。

不規則な生活になっている人は生活リズムを改善し体内時計を整え、脳を休ませるようにしてください。

パソコンやスマートフォンの使用が交感神経を亢進させ睡眠障害の原因になっている場合があります。

睡眠前のスマートフォンの使用をやめることも改善に必要です。

⓹入浴をして体を温めましょう。

毎日シャワーで済ませる人も多いと思いますが、36℃~40℃のぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位となり緊張をほぐします。

緊張がほぐれることで肩こりの改善、冷えの改善、心身のリラックスによる精神安定、良質な睡眠に繋がります。

夏本番に向けて疲労を残さず生活環境を改善して、体調不良による気持ちの焦りを感じることなく、スローライフを心がけてください。

本校柔道整復学科専任教員
柔道整復師・鍼灸師 川﨑有子

最近、豆腐料理を食べています。
変わった物では豆腐皮というのがあり湯葉のような感じで平たく厚い皮です。
味は豆乳や高野豆腐のような味です。
細く切って麺の代わりにしたり、鶏肉を巻いて焼いたり、炒め物に入れたりなど工夫して食べています。
健康食を意識して野菜と魚料理を中心に頑張っていますが、ちょっと飽きてきたので考えてしまいます。
夏に向けて体力を維持することも大切なので無理しないで続けたいです。

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