2021年11月
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2021/11/26コラム
- 【片橋先生コラム・第15弾】~捻挫(ねんざ)~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第15弾! 捻挫(ねんざ) みなさん、こんにちは。 柔道整復学科専任教員の片橋です。 11月も後半になりました。今月は過ごしやすい比較的暖かな日が続きましたね。 お元気でしょうか。 打撲、挫傷に続き、今回は捻挫(ねんざ)の話です。 捻挫は身近なケガで、聞いたことはもちろん、経験したこともある方が多いと思います。 打撲と挫傷は主に筋肉が傷つくケガです。 対して捻挫は靭帯(じんたい)が傷つくケガをいいます。 靭帯をご存知ですか? 靭帯は骨と骨のつなぎ目である関節の周りにあります。 関節を補強したり、関節の動きを制限したりするのが役割で、ひも状の組織です。 肘や膝の関節が伸ばした状態でしっかり止まるのは靭帯の働きによります。 関節がスムーズに機能するためには、動く方向へは動くけれども、動かない方向へは動かずにしっかりと止まるという安定感が必要です。 安定していなければ十分に体重や力をかけることができません。 ですので靭帯を痛めると、不安定な関節になってしまい、痛みと共に正常では動かない方向へ関節が動くのです。 靭帯は身体中の関節にたくさんあるのですが、捻挫が最もよく起こるのはどこでしょうか? そう、「足首」ですね。 スポーツ中に足首をひねったり、歩いていて足を踏み違えたりしたときに、足の裏が内側に向く格好になって、外側についている靭帯を損傷しやすいです。 足関節捻挫はケガの中で一番多いです。 さて、私には3歳の息子がいます。 その子が朝起きてきて、遊ぶものを持ってまた布団へ戻りました。 しばらくするとまた起きてきて、「手ってが痛いんだよ」と言います。 泣いてはいません。 私「どうしたの?どこ?」 息子「ブランケットで。ここだよ」 私「どれ?」 息子は毛布の下で遊んでいたようで、かけていたその毛布でケガをしたようです。 右手人差し指の付け根が痛いと言い、確かに赤く腫れています。 小さな子供はよくケガをしますが、打撲や切り傷がほとんどで捻挫はあまり起きないです。 まだ関節がしっかりとできておらず、軟らかいからです。 今回は布に指を引っかけ、指の付け根の横にある靭帯を痛めました。 右の人差し指を親指側に引くと左よりもぐらつきました。 不安定感がみられたのです。 ケガした人差し指を冷やしたあと、隣の中指と一緒にテープで止めて動かないようにすると、数日で痛みがなくなりました。 捻挫は日常的に起こるため、軽いケガとみなして処置をあまりしない人がいます。 しかし、靭帯は治りがよいところではないのです。 傷つき切れた断端が離れないように適切な固定をしておかないと、不安定感が残ってしまうことが多いんです。 捻挫をしてしまったときは放置せずに身近な接骨院や整骨院に行って診てもらいましょう。 (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/11/25お知らせ
- 日本医専の「ヘルスケアゼミ」&「特別イベント」をご紹介♪
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こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 今回は柔道整復学科の魅力のひとつ、4大柔整ゼミの中の「ヘルスケアゼミ」と11/28(日)に開催される特別イベントについてご紹介します♪ ヘルスケアゼミとは? ヘルスケア領域での様々な理論とテクニックを学び、資格取得後の幅広い領域での活躍を促進するゼミで、「運動療法」「手技療法」「物理療法」など、柔道整復師の技術による対応方法を学びます。 健康の維持や増進、病気予防、美容といったヘルスケア領域は年々需要が高まりつつある分野です。 様々なニーズに対応できるよう、ヘルスケア分野に力を入れている企業からその知識と技術を学び、多様性のある思考と技術を習得できることを目標にしています。 接骨院の先生はもちろん、パーソナルトレーナーを目指す方にもおすすめのゼミです! ▼ヘルスケアゼミではこんなことを学んでいます▼ <<正しいストレッチを学ぶ>> <<手技による美顔矯正>> 実技に力を入れている日本医専では、このように様々な技術を学ぶことができます! 11/28(日)に特別イベントを開催!! そして、11/28(日)にはヘルスケア分野の体験型イベントを開催します 「柔道整復師は接骨院やスポーツ以外でどんな活躍ができるのかな?」 「やっぱり医療人になりたい!」 「もう一度進路を見直してみたい!確認したい!」 という気持ちや考えを持っている方、大歓迎です♪ 当日は「10年後にも活躍できる医療人」を目指し、本校独自の教育プログラムの「柔整ゼミ」で講師もされている新居和真先生をお招きして、「柔道整復師の仕事の魅力」や「接骨院で働くこと」を楽しく学べるイベントを開催します! 【特別イベント】骨のゆがみを整える美顔矯正 顔の骨は頭蓋骨とひとくくりにされますが、実は23個の骨が集まって形成されています。 また咀嚼の癖・噛み合わせなどのあごに関係する動きや物を見ようとするときの微調整時などの蓄積によってバランスを崩してしまいます。 当日は、様々な要因によってバランスが崩れてしまった骨の歪みを整える“技”について詳しくお話します! <<お申込みはこちら>> みなさまのご参加を心よりお待ちしております!! 柔道整復学科ブログではゼミの各ゼミの様子やコラムなどをご紹介しております。 興味のある方は是非ご覧ください! <<柔道整復学科ブログはこちら>>]
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2021/11/19コラム
- 浮谷先生コラム 第14弾~ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 浮谷先生コラムの第14弾をお届けいたします! ウキウキ散歩⁉~歯科用語放浪記~ こんにちは。 だいぶ冷え込んで参りましたが皆様いかがお過ごしですか? 柔道整復学科・教員の浮谷です。 今回は久々に歯科の話です。 と申しましても寄る年波で、新しい情報を提供するよりもついつい昔の思い出を語る機会が増えてしまうことをどうかご容赦ください。 タイトルにあるように特別散歩したわけではなく、たまたまテレビドラマの再放送を観ていたのですが『帝銀事件 』(※)を扱ったドキュメンタリー風ドラマで、今年亡くなられた田中邦衛さんが刑事役で出演されていました。 ※帝銀事件:戦後未解決な怪事件の一つ。昭和23年、帝国銀行椎名町支店(当時)で発生した、何者かによる行員12名の毒殺と現金・小切手が奪われた事件。 ドラマの冒頭、犯人とおぼしき男性が銀行内で次のように発言し行員に予防薬(※)を飲ませる場面がありました。 「歯の琺瑯質(ほうろうしつ)を痛めるから舌を出して飲むように」 ※予防薬:事件で使用された薬物は「予防薬」などではなく、青酸カリや青酸ナトリウム、アセトシアノヒドリンといった毒物が疑われた。 いずれも一般の人々の入手は困難であり、旧軍やGHQ、医療関係者まで捜査が及んだ。 ドラマの展開はコラムの内容と異なりますので省きますが、私が気になったのは「琺瑯質」という言葉です。 この歯科用語は現在の「エナメル質」のことで、私の学生時代は「ほうろう質(エナメル質)」表記で教わりました。 帝銀事件は戦後まもなく昭和23年1月に発生したので「ああそうか、この時代はまだ琺瑯質という言葉が使われていたのか」と認識しました。 現在の柔整の解剖学の教科書や国試問題集を見ても歯の表面は「エナメル質」であって「琺瑯質」の文字は見当たりません。 一般の医療や歯科関連本ですら「エナメル質」で表記が統一される傾向にあります。 ここであらためて知識を整理しますと 【ヒトの歯はエナメル質、象牙質およびセメント質の三硬組織と、歯髄という結合組織から出来ています】 それではなぜ「琺瑯質」の表記は消えてしまったのでしょうか? 歯科学生時代、ある教授が言っていました。 「最近は何でもカタカナ用語が増えているが、エナメル質も元は琺瑯質、セメント質は白亜質が正しいのだ」と。 なぜか象牙質だけは現在も残っていてそのまま使用されていますが。 振り返って自身の在学当初は全国に多くの歯科大学や歯学部が誕生し、いわば医師・歯科医の増産時代でした。 その中で母校は日本最古の歯科教育機関であることを誇り、明治時代から歯科用語にも取り組んでいたようです。 帝銀事件の起きた昭和23年頃はまだ歯科大学の数も少なく、それだけ母校の影響力は大きかったと思われますが、やがて全国に国立や私立の歯学部ができて教育内容も少しずつ変化していきました。 歯科用語の変遷は国家試験にも表れ、昔は「琺瑯質」・「白亜質」だけだったものが、⇒「琺瑯質(エナメル質)」・「白亜質(セメント質)」に併記 ⇒「エナメル質(ほうろう質)」・「セメント質(白亜質)」に表記逆転‼ ⇒ 現在は「エナメル質」・「セメント質」のみとなっています。 ほうろう質が用語として文字どおり「放浪」しているのがわかります。 ここで再び教授の話に戻りますが、正論だなと思う部分があるので記しておきます。 「せっかく諸先輩たちが名付けた用語を変えるのはいかがなものか?英語で琺瑯質はenamel、象牙質はdentin、白亜質はcement。だからそれぞれエナメル、デンチン、セメントと記すならわかる。 それをカタカナ用語で「―質」をくっつけて「エナメル質」や「セメント質」などと呼ぶことはもはや専門用語ではない。 それならなぜ象牙質を改めて「デンチン質」としないのか、おかしいではないか‼まるで一貫性がない。諸君、そうは思わないか?」 なるほどなぁと感心しましたが、講義の最後に教授はやや声を落として「時代の流れで仕方ないが、君たちの国家試験はエナメル質やセメント質で出題されても我慢しなさい」と言われました。 当時の母校の授業はこのように気骨ある先生の話が聴けました。 現在はどんな様子でしょうか?母校に限らず国試、国試でどこの歯科大・歯学部も予備校化している噂も聞きます。 自身が言うのもおかしいですが少々寂しい気がします。 (監修/浮谷英邦先生:歯科医師・介護支援専門員) 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/12コラム
- 川崎先生コラム 第14弾「冬のスポーツで起きるアクシデント」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 川崎先生コラムの第14弾! 今回のコラムではスキーやスノーボードなど、冬のスポーツで起きる怪我や対処法をご紹介します! 冬のスポーツで起きるアクシデント 11月に入り寒くなってきましたね。 これからWinterスポーツを楽しもうと準備をしている方も多いのではないでしょうか。 冬のスポーツとして馴染みのあるのはスキーやスノーボードです。 2月頃が最も積雪が多い時期ですが、シーズンは11月下旬から3月頃まで楽しめます。 キラキラ光る一面の雪景色に澄んだ青空、ゲレンデの森は静けさに包まれ最高のロケーションです。 私も子供の頃からスキーをしていました。 毎年スキー学校に入っていた記憶があります。 ひざを怪我してからは、なだらかなゲレンデや森林コースを滑走することしかできません。 しかし温泉で疲れを癒やしたり、森を散策したり、夜の星空を楽しみながらロマンチックな気分に浸るなど、大自然に心癒やされる時間を過ごすことができるのも幸せなひとときです。 しかし、癒やしの時間を過ごすことができる反面、滑走中はスピード感に興奮し不幸にも無理なジャンプやスピードコントロールができずに転倒や周囲への不注意による衝突などで捻挫や骨折、脱臼などの怪我をする人が多くいます。 中級者・上級者になるほど難易度の高い場所の滑走やスピードを出しすぎる傾向があるので、怪我の割合も多くみられます。 軽傷で済む範囲であればいいですが、場合によっては身体機能に障害を残してしまったり、最悪は死亡事故につながることもありますので、怪我や事故が起こらないように認識をもって楽しんでもらいたいです。 スキーとスノーボードの怪我の違い 共通している最も多い原因はスピードコントロールができずに転倒して怪我をするケースです。 スキーとスノーボードではそれぞれ足の固定状態が異なるため受傷状況に違いがあります。 スキーでは、靴とスキー板が一体化されていてピンディングが外れずに転倒した場合に下半身を捻ることが多いため下半身の怪我が多くみられます。 スノーボードは両足を固定している状態でバランスを崩して上半身から転倒することが多いため比較的上半身の怪我が多く見られます。 スノーボードの方が人口が増えていることもありますが、ジャンプやトリックなどの失敗による転倒が多いためスキーに比べて事故が多いと報告されています。 しかし大事故につながるのはスピードがでるスキーの方です。 どんな怪我が多いのか ①ひざの損傷 最も多い捻挫で発生率が高い怪我はひざの靭帯損傷です。 靴とスキー板が一体化されていて、内側エッジが引っかかりひざを内側に捻るように転倒した際に特にひざ関節の内側にある内側側副靭帯を損傷します。 ②肩の損傷 特にスノーボードで発生率が高い怪我は肩関節の脱臼と鎖骨骨折です。 ジャンプの失敗などで転倒した際に肩や手をついて肩関節を脱臼することがあります。 場合によっては鎖骨を骨折することもあります。 ③足首・下腿の損傷 スキーの場合、足首が固定されるためひざ下の骨に回旋の力が働いて、スキー骨折といわれる足関節の骨折や、ブーツトップ骨折といわれるブーツがすねにあたる部分の下腿骨の骨折をすることがあります。 ④手首・手指の損傷 転倒時に手をついて手首を捻ったり、骨折することがあります。 特徴的なものとしてスキーヤー母指といわれるストックのストラップに指を引っかけて親指の付け根の靭帯を損傷することがあります。 ⑤頭部損傷 転倒時に頭部を打ち付けたり、ボードがぶつかり頭皮の切創(切り傷)が多くみられます。 スキーではストックをつくことができるので頭部の障害は少ないですがスノーボードでは上半身から転倒したときに受傷することがあります。 頭部内に出血が起きると、受傷後は症状がなくても時間の経過とともに意識障害が生じてくるので経過観察が必要です。 頭部の怪我は命の危険につながることもありますので早急な対応が必要です。 ⑥頚椎(けいつい)損傷 後方へ転倒した際に、頚のむち打ち損傷をすることがあります。 重傷のものでは脊髄を損傷する場合で、四肢の麻痺や呼吸筋の麻痺などの神経障害の症状がみられます。 ⑦脊椎(せきつい)損傷 背部の強力な打撃により肋骨の骨折や脊椎の骨折、尾骨骨折を生じることがあります。 重傷のものでは内臓の損傷などを伴い腹腔内に出血が起きると、出血性ショック(出血により血液循環量が低下する)を引き起こします。 意識障害、チアノーゼ、呼吸数の増加、脈拍数の増加、低体温になっていきます。 出血から死亡まで2時間といわれていますので緊急性を要し迅速な対応が必要となります。 ★怪我の対処方法 ①安全確認 まずは、周囲の安全確認を行いましょう。 また、速やかに端に移動し新たな事故が起きないように配慮して下さい。 ②協力要請 周囲の人に協力してもらうなどして状態を確認してから処置を行うことが大切です。 周囲の人は、受傷状況をしっかり認識して救護隊員に説明できるようにしてください。 ゲレンデで怪我や事故が起きた際には、現地に救護にあたるパトロール隊員が常駐しています。 また、パトロール隊員は怪我の処置まではできないため、柔道整復師が連携しながらゲレンデでの怪我の応急処置や治療に携わっています。 万一、事故に遭遇した場合は周囲の人に協力を依頼して連絡を取るなど対処するようにしてください。 ③損傷部位の確認と意識確認 どこを損傷しているか確認し、バイタルサイン(生命徴候)を確認しましょう。 バイタルサインとは生命に関わる基本情報で、意識があるか、呼吸をしているか、脈が触れるかを確認して異常があれば心肺蘇生を行うことも視野に入れる必要があります。 スキー場では低体温になることもあるので、しっかり保温を行います。 ④予防 ヘルメットやプロテクタ―の装着、衣服での保護などを行い、転倒してもできるだけ軽傷で済むように予防しましょう。 また、レベルに合った楽しみ方や、スキーやスノーボードの基本的な知識、特に転倒の仕方を学んでおくことも必要です。 ★怪我をしないための準備運動 ①滑走前にウォーミングアップを行いましょう。 怪我をしないためには準備運動は必要です。 “これから負荷をかけていくよ~”と身体にサインを送る必要があります。 準備運動には色々ありますが、運動直前に行う効果的な準備運動は、ゆっくりじっくり伸ばす「静的ストレッチ」を行い、次に軽くランニングしたり、ジャンプしたり、足上げをしたりなどの「動的ストレッチ」を行います。 スキー板やストックを利用したストレッチもお勧めです。 身体をほぐしながら温めていきましょう。 ②滑走後はクールダウンを行いましょう。 楽しく滑った翌日に体が痛くて動けない。 なんてことにならないように滑走後も「静的ストレッチ」を行いましょう。 翌日も滑る予定がある方は怪我をしないためにも時間をかけて行って下さい。 ③日頃から体の備えを行いましょう。 スキーやスノーボードは、バランス感覚と柔軟性が最も必要なスポーツです。 バランス感覚を養うためには体幹と足の筋力トレーニングが必要です。 自宅でも簡単にできる腹筋や背筋、スクワットでバランス感覚を養い、柔軟性には静的ストレッチを行いましょう。 寒くなってきたので鍋料理が多くなりました。 野菜をたくさん取れてヘルシーです。 私は、薬膳だしの素というのを使っています。 麹菌で小麦を発酵させたものに、高麗人参、甘草、桂皮、椎茸、昆布、山芋などが原材料として入っています。 この薬膳だし一つで他の調味料がいらないくらいおいしくなります。 鍋料理以外のお料理にも使っています。 心も体も温まるお料理を楽しんでいます。(*^O^*)☆彡 川﨑有子 柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科 専任教員 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの柔道整復学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/05コラム
- 【片橋先生コラム・第14弾】~認定実技審査~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 片橋先生によるコラム・第14弾! 認定実技審査 みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。 急に涼しくなり一気にコートの出番となりました。 衣替えが追いついていません。 お元気でしょうか。 秋の柔道整復師養成専門学校では実技試験があり3年生が追い込みの時期になっています。 この実技試験は認定実技審査といい、それぞれの学校に外部の審査員が来て行われます。 審査の内容は整復と固定の実技と柔道実技の大きくは2本立てです。 それぞれの項目は事前に決められていて練習することができます。 しかしながらこの項目の数がなかなか多くて・・・ 整復・固定の審査項目は当日、審査会場内で受審者である学生自身がカードを選んで決まります。 緊張の一瞬です。 審査はすぐに始まって時間制限があります。 終了すると着替えて柔道の審査へ向かいます。 実技試験のため、通常は患者役や助手役を使って体に接触して行っています。 柔道はもちろんコンタクトスポーツ。 昨年と今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、できないのでは?と思っていたのですが、患者役や助手役を使わずに口述主体での実施となりました。 感染対策は消毒、マスクはもちろん、フェイスシールドを装着します。 モデル役を使って動作を再現する従来の方法だと、「ここを持ちます」「このように動かします」などきちんと言葉にできなくても説明できます。 それが、口述となると曖昧な言い方では審査員に伝わらないという難点があります。 柔道は形や礼法など一人でできるものと、口述を行います。 校内の試験であれば、知っている教員ですからすこ~し甘く採点、ということもあるかもしれません。 それが外部審査員で当日初めて会うのですから、十分に準備しておかねばとなりますね。 一生懸命に練習して、審査で緊張して、やり遂げると達成感や充実感と自信がつきます。 3年秋の認定実技審査を乗り越えると、学生の雰囲気が変わります。成長しますね。 そしてこの経験を糧にさらに高いハードルである国家試験へと学生の挑戦は続きます。 あともう少し。自分を信じてGo! (監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員) >>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから >>本校の資料を請求する場合はこちらから >>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから]
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2021/11/04ゼミ活動
- 【スポーツゼミ】現場実習を見学してきました!
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当です。 スポーツゼミで行われた現場実習に参加してきました! 【4大柔整ゼミとは?】 ケガゼミ、スポーツゼミ、ヘルスケアゼミ、高齢者ゼミの4分野に分かれて、より専門的な知識を学ぶことができる本校独自の学習制度です。 スポーツゼミでは、主にスポーツトレーナーとして活躍する際必要とされる知識や技術を学びます。 >>詳しくはこちら 今回参加させていただいたのは武蔵小杉駅近くにある「なごみ鍼灸接骨院」です!スポーツゼミでおなじみの三田先生が働いている治療院で、当日はスポーツゼミの学生が2名参加していました。 三田先生は鍼灸師資格、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格のみならず、NATA-ATC(National Athletic Trainers‘ Association)の資格を活かし、NFLサンフランシスコ49ersトレーナー、米国陸上選手タイソン・ゲイ氏(他、代表選手5名)のパーソナルトレーナーを務めるなど、第一線で活躍中の先生です。 この日はアメリカでアメリカンフットボール選手として活躍して、今は日本のXリーグで活躍している外国人選手(イアン選手とポール選手)が2名来ていたので、スポーツゼミの学生も一緒にサポートさせていただきました! 三田先生に指示を受けつつ、まずは電気療法から始めます♪ 電気療法が終わると、次は全身への施術へ! アメフトの外国人選手ということもあり、日本人よりはるかに筋肉量が違いますね… 三田先生と選手の許可を得て触らせてもらって「筋肉の張り具合も全然違う…」と学生も驚いていました。 三田先生が楽しく解説しながら施術をしてくれるので、学生たちも楽しんで学ぶことができます♪ 親指の関節を痛めていたので、アイシングも手伝わせてもらいました! 三田先生もスポーツゼミの学生も患者さんにしっかりと寄り添って対応していて終始楽しそうな現場実習でした! 本校では、スポーツゼミの見学も行っています。 参加希望の場合は、電話・メール・LINEにてお申し出ください! >>柔道整復学科のゼミ活動の様子はこちら >>日本医専のスポーツトレーナー教育についてはこちら >>日本医専の資料請求はこちら]
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2021/11/01ゼミ活動
- 【スポーツゼミ】~痛みの根本を探る!~
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当です。 4大柔整ゼミのひとつ、「スポーツゼミ」の取材へ行ってきました! 【4大柔整ゼミとは?】 ケガゼミ、スポーツゼミ、ヘルスケアゼミ、高齢者ケアゼミの4分野に分かれて、より専門的な知識を学ぶことができる本校独自の学習制度です。 スポーツゼミでは、主にスポーツトレーナーとして活躍する際必要とされる知識や技術を学びます。 >>詳しくはこちら 今回は三田先生の講義です! 三田先生は鍼灸師資格、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格のみならず、NATA-ATC(National Athletic Trainers‘ Association)の資格を活かし、NFLサンフランシスコ49ersトレーナー、米国陸上選手タイソン・ゲイ氏(他、代表選手5名)のパーソナルトレーナーを務めるなど、第一線で活躍中の先生です。 いつもプロテインのようにタピオカを飲んでいます笑 腰部疾患の評価とリハビリテーション 患者さんの中には慢性的に腰の痛みを繰り返す人がいます。 まずは「なぜ痛みが出るのか」という根本を探る事が大切です。 実際に腰を痛めている生徒を三田先生が問診しながら、カルテを作成していきます。 この問診のなかで症状の約80%がわかるので、患者さんの話したことは全て書きましょう! 例えば、患者さんが話す「筋トレが好き!」という言葉から、この人は痛くてもやってしまう、無理してしまう事がわかります。 ただ、だから筋トレをやめろということではありません。 筋トレに限らず、山登りをする、お孫さんと買い物に行くなど、「好きなことをする」=「痛くなる」という痛みのメカニズムがあるのであれば、その好きなことをさせながらどう良くしていくかを考えるのが柔道整復師、鍼灸師の大切な役割です。 患者さんのライフスタイルに寄り添う三田先生の言葉を、生徒の皆さんも真剣な表情で聞いていました。 実技では、腰のストレッチを生徒同士で施術し合いながら学んでいきます。 腰は立っている状態よりも、かがんだ状態の方が負担がかかるので、腰を痛めないようにしっかりと自分の身体を守りながら施術していきましょう。 腰の安定性がとれるようなストレッチや筋トレは、患者さん自身の努力が必要なものになるので、 「大好きな筋トレが出来るようになりますよ」 「お孫さんと買い物が出来ますよ」 といった、その苦しみの先には何があるのかを伝えて患者さんのモチベーションを上げていきましょう! みなさんの真剣に学ぶ努力の先にも、輝く未来がありますよ! \真剣!/ 本校ではゼミの見学会も行っています。 >>ゼミ見学会のお申込みはこちら 是非お気軽にご参加ください。 みなさまのご来校を心よりお待ちしております! >>過去のゼミ活動の様子はこちら >>日本医専のスポーツトレーナー教育についてはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]