こんにちは、日本医専です!
今回は、柔道整復学科の専任教員 片橋先生コラムの第69弾をお届けします。
ばね指、知っているようで知らないので気になります!
ばね指
こんにちは
柔道整復学科専任教員の片橋です
秋になりましたね~
「今年の秋は短い」とニュースで言っていました
10月でも夏日がありましたから、
それは、秋が短くもなりますよ・・・
高齢の患者さんが
「この時期、昔の学生は冬服来てたよ」って。
確かにー!
衣替えで私も10月から冬服来てました!
衣替えって今はないの?
さて、今回はそんなおばあちゃんがなりやすい
「ばね指」についてお話しします
名前はちょっと聞き慣れないかもしれませんが、実は身近な手の病気です
「ばね指」とは
指の動きがスムーズにできなくなる状態です
指を曲げたり伸ばしたりするときに、
引っかかる感じや
カクッと動きが止まることがあります
どうして起こるの?
手の中には腱(けん)という、筋肉と骨をつなぐ部分があります
これが指を動かす役割をしているんです
ばね指は、その腱を包む腱鞘(けんしょう)が
腫れたり、厚くなったりして
腱の動きが悪くなることで起こります
まるで、滑りにくくなったレールの上を車が動くような感じです
この動きから「ばね指」とか「弾発指(だんぱつし)」と言われています
手のひら側の指のつけ根に、
腫れてこぶ状になった腱を触ることができますよ
どんな人がなりやすい?
中高年の方
長時間手を使う仕事や趣味をしている人
糖尿病やリウマチなどの病気がある人
どんな症状が出るの?
指を曲げたり伸ばしたりするときに引っかかる感じ
指がカクッと止まる
痛みや腫れを感じることもあります
ばねのような動きなんですよ
どうやって治すの?
まず、安静です
症状がひどいときは
整形外科で注射や手術を提案されることもあります
予防のポイントは?
手や指を無理に使いすぎない
適度に休憩をとる
ストレッチや手の体操を行う
よくなっても、また繰り返す人がいます
ならないように予防が大切です
気候のよいこの時期を
お健やかにお過ごしくださいね!
(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)