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2022/03/03その他
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第九回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第九回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 薬なしで花粉症の症状を抑えたい 自宅でできる方法は? 東洋医学では花粉症という病気を、その人の体質や体調の乱れ・悪化に伴う体の歪みによって引き起こされる病気としています。 そのため、体質改善のための全体治療と、今の症状を緩和させる部分治療の2方向で対策を講じます。 まず全体治療では、その人の体質によりますが、おへその部分のツボ、神闕(しんけつ)にお灸をします。 もし体が疲れていたり弱っていると感じた時は、カイロなどで温めることをお勧めします。 そして次に部分治療ですが、こちらは小鼻のすぐ両脇の迎香(げいこう)と、その小鼻から指1本分外の巨りょう、そして両眉の中央点にある印堂(いんどう)というツボを、親指や人さし指で軽めに3秒間、3セットで押してみると症状が改善します。 これらの治療と並行して、花粉症になりにくい体質になることも重要です。 そのため東洋医学では、症状別に合わせた食事も推奨しています。 東洋医学ではアレルギー反応が出ることは悪いことではなく、異物を排除しようとする体の働きと考えます。 ですからあまり症状について深刻に考え過ぎないことが大切です。 神経質になればかえって心身のバランスが崩れることもあります。 薬などで、にわかにその症状を止めようとするのではなく、時として気長に付き合いながら体質改善することも必要です。 <<記事全文はこちら>> 渡邊 靖弘先生(鍼灸学科専任教員) 日本伝統鍼灸学会理事 和ら会会員 はり師 きゅう師 あん摩マッサージ指圧師 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/02/24その他
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第八回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第八回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 持病で薬を飲んでいても漢方薬をプラスして問題はないのか 私の経験から言えることは、慢性疾患の場合、普段から飲んでいる薬(西洋薬)に漢方薬をプラスするのは基本的にはOK。 ただし、併用する場合でも同時に服用するのは避けた方がいいでしょう。 併用する場合は、漢方薬に詳しい医師か薬剤師に、併用がOKか、確認してください。 併用してはいけない「併用禁忌」というものがあり、現在のところ、「間質性肺炎」を引き起こすリスクが高いとされる「インターフェロン製剤」と「小柴胡湯」のみが忌避されています。 2種類以上の薬を同時に服用する場合に注意したい点は、一方の薬の薬効が期待通りに表れなかったり、逆に効果が増幅されるなどのいわゆる「相互作用」が起きること。 これらは絶対に避けなければなりません。 漢方薬に限らず、たとえば2カ所以上の病院で処方された薬を自分の判断で併用することは避ける。 繰り返しになりますが、必ず医師や薬剤師に確認の上、併用してください。 <<記事全文はこちら>> 王 瑞霞先生(鍼灸学科専任教員) 中国山東中医薬大学卒業 中国北京中医薬大学大学院修了 日本大学医学部医学博士 鍼灸師 登録販売士 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/02/17その他
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第七回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第七回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 漢方薬と西洋医学の薬との違いはなにか 副作用は出にくい? 西洋医学の薬は、大部分は実験的に研究され、そのほとんどは化学合成された単一成分でできています。 そのため細菌を殺す抗生物質、胃酸を抑える制酸剤といったように、診断のはっきりした疾患や緊急処置の必要な疾患などへの作用が得意となっています。 一方、漢方薬は、虚弱体質に伴う疾患や症状、免疫異常疾患、心身症、不定愁訴、神経症など、検査の数値にはっきり異常が出なくても、自覚症状を伴う機能的異常の改善を緩やかに行うことが得意といえます。 そのため副作用については全くないわけではありませんが、その頻度や度合いは西洋医学の薬に比べ低いといえるでしょう。 このように病気に作用する西洋医学の薬に対して、病人の個人差を含めて病気に作用するのが漢方薬なのです。 <<記事全文はこちら>> 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/02/10その他
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第六回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の山中 直樹先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」の第六回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 西洋医学では病気と診断されない「未病」とはなんだ? 東洋医学では昔から未病という考え方があります。 読んで字の通り、「未だ病まず」ですから、まだ病気になっていない状態を言い表しています。 「なんとなく調子が良くないからと病院で検査をしたけど、異常なしと言われた」 こんな経験はありませんでしょうか? 数値や検査画像などで異常が見つからなければ、西洋医学では病気と診断されません。 「だったら治療する必要がない?」 いえいえ、東洋医学ではそうはなりません。 まだ発病していないだけで、体のバランスが崩れ、病気に向かっている状態と捉え、そんな病気の芽を未然に摘む(治す)ことが東洋医学ではもっとも大切なことと考えるのです。 軽いうちに異常を見つけて病気を予防する未病は、高齢化社会を迎えた日本においてこれからますます重要になっていくことでしょう。 <<記事全文はこちら>> 山中 直樹先生(鍼灸学科専任教員) 健康長寿・認知症GoldーQPD実践セミナー地域フロンティア代表。 健康長寿・認知症GoldーQPD実践セミナー講師。 鍼灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/02/08その他
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第五回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の天野 陽介先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」の第五回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 鍼灸師によって効き方に違いはある? 感受性、相性、熟練度… 基本的に、鍼灸の刺激に対する生体反応の仕組みには個人差はありません。 ですから一定の資格を持つ鍼灸師であれば、誰でも同様の効果はあるわけですが、現実には患者さん側で「効いた」「イマイチ」など、実感の程度に違いがあることも事実です。 それにはさまざまな原因があります。 まず挙げられるのが、患者さん自身の感受性の違いです。 弱い刺激を好む方から、強い刺激を好む方など、受け手側(患者)も千差万別で、それらに合った治療方法が、治療効果をより実感しやすいという面があります。 また、患者さんと鍼灸師との相性の良し悪しもあります。 相性が良いと思えばその鍼灸師への信頼も増し、治療効果を実感しやすいということです。 もしひとつの治療院で鍼灸の効果を十分に感じられないと思っても、あきらめずに別の鍼灸師を探してください。 きっとあなたに合った鍼灸師に出会えることでしょう。 <<記事全文はこちら>> 天野 陽介先生(鍼灸学科専任教員) 北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。 日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/02/01お知らせ
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第四回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の天野 陽介先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」の第四回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 鍼灸はなぜ効く?そのメカニズムはどのようなものなのか 鍼灸がなぜ効くのかを簡単に説明すると、体が不均衡(アンバランス)になった状態を、鍼灸の刺激によって元の整ったバランス状態に戻すことができるからだと言えるでしょう。 東洋医学ではこの体の均衡(バランス)を非常に重要視しています。 体調不良を訴える患者さんに対しては、問診したり触診や舌診により、どこの機能が不均衡なのかをまず探っていき、次にその症状に合わせて、整えやすい局所にある適切なツボに、鍼や灸で刺激を加えていくわけです。 そしてその刺激により、もともと体に備わっている調節機能を促して整えるわけですが、その機能はさまざまです。 現在は鍼灸に関する研究が盛んに行われており、今後は新たに解明されてくる部分も増えていくものと思われます。 <<記事全文はこちら>> 天野陽介先生(鍼灸学科専任教員) 北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。 日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/01/25お知らせ
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第三回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の天野 陽介先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」の第三回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 鍼を体に刺して痛くないのか? 心地よくて寝てしまう人も おそらくこの疑問は、鍼の施術をまだ受けたことのない人の中で一番気になる点ではないかと思います。 確かに体に鍼を刺すわけですから、なんらかの感覚はあります。 でもそれは痛みというより、ずぅーんと響くような感覚。 場合によっては、温かい毛布に包まれている感じを受けることもあり、人によっては気持ち良くて寝てしまうほど。 乳幼児からできる小児鍼もあり、それに慣れているお子さんは、「気持ちいいから鍼やって」とせがんでくるほどです。 海外の豪華客船に日本人の鍼灸師が帯同することも 欧米では先に中国の鍼灸が広まったために、これまでは鍼灸といえば強い刺激が当たり前でしたが、最近はこの優しい刺激でも効果のある日本式の鍼灸が「痛くない鍼」として世界の主流になろうとしています。 例えば長期で旅行する海外の豪華客船にも、日本人の鍼灸師が帯同することも少なくないほどです。 日本と中国と韓国は歴史的にもキャリアにおいても、鍼灸師の数も世界でずばぬけてトップクラスです。 日本で鍼灸を行うためには、医師であるか、それとも3年間の養成校(鍼灸専門学校)で技術の習得と勉強をした後に、国家試験に合格した鍼灸師でなければなりません。 だからこそ、日本の鍼灸は世界的に見ても安心安全な東洋医学だといえるでしょう。 <<記事全文はこちら>> 天野 陽介先生(鍼灸学科専任教員) 北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。 日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/01/18お知らせ
- 日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第二回
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の天野陽介先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」の第二回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 1500年続く日本の東洋医学は世界でどう評価されているのか? 近年、東洋医学の有効性に関する研究がますます進み、国際的な評価が高まっています。 古代中国に発した伝統医学は、主に 「中医学」の中国 「韓医学」の韓国 「漢方(鍼灸も含む伝統医学)」の日本 この3カ国においてそれぞれ独自の発展を遂げてきました。 中でも日本の「漢方」は約1500年にわたって途絶えることなく、現代もなお人々に受け入れられ続けています。 その大きな特徴は、伝統に固執せず、時代に応じて日本人に適したものとして柔軟に変化発展してきたことと言えるでしょう。 古代中国に起源を持ちながら、その都度新しい工夫や発想が加味され、独自の発展を遂げてきた日本の「漢方」は、今後もますます世界における東洋医学の発展において重要な役割を担っていくものと考えられます。 <<記事全文はこちら>> 天野陽介先生(鍼灸学科専任教員) 北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。 日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2022/01/11お知らせ
- 天野先生の記事が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されました!
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。 本校鍼灸学科、専任講師の天野陽介先生の記事「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 西洋医学と何が違う? 調和が取れている状態=中庸を目指す 東洋医学は、中国で自然哲学をもとに発展しました。 欧米で自然科学をもとに発展した西洋医学とは、根本的な考え方に大きな違いがあります。 西洋医学における健康とはなにかといえば、それは体や心が一定の状態、つまり「恒常的」に保たれていることだとされています。 そのことはみなさんも、健康診断などで病院に行かれて経験されているかと思いますが、検査した数値に異常が出た場合、いかにその数値を基準値に戻すかといったことが治療の目的となるのが、西洋医学だと言えるでしょう。 一方、冒頭でもお話ししたように、自然哲学をもとに発展した東洋医学では、数値といった絶対的基準を持ちません。 その代わりに施術者の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を重視し、長い歴史に裏打ちされ蓄積された膨大な臨床観察から得た結果に照らし合わせ、総合的に判断。 そして、その人にとってちょうどよい状態、調和が取れている状態(中庸)を目指して調整・治療を進めていきます。 このように西洋医学と東洋医学の違いを理解した上で、自分のライフスタイルに合った治療方法を選んでいただければと思います。 <<記事全文はこちら>> 天野陽介先生(鍼灸学科専任教員) 北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員も務める。 日本伝統鍼灸学会、東亜医学協会、全日本鍼灸学会、日本医史学会、日本東洋医学会所属。 週末のイベントでは先生ともお話しができます! >>オープンキャンパス情報はこちら 先生のコラムや授業の様子がわかる! >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら まずは日本医専を知ろう! >>資料請求はこちら]
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2021/11/25王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」
- 【王先生コラム】第12弾「不眠症に対する日常生活での中医学的対策」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 立冬が過ぎ、益々昼は短く夜は長くなる今日この頃、読書に親しんだり、ライトアップされた紅葉を鑑賞したりして、夜長を堪能される方が多い一方、横になってもなかなか寝付けない、寝ても熟睡ができない方にとっては、辛く苦しい夜長でもあります。 今回の王先生コラムの第12弾は、そのような不眠の悩みを抱える方に対して、日常生活における中医学の対策をご紹介します。 中医学的に考える不眠症 不眠症を現代医学は「入眠困難」(寝つけが悪い)、「熟睡障害」(熟睡できない)、「中途覚醒」(途中で目が覚めて再び寝付けない)、「早朝覚醒」(明け方に目が覚める)の四つのタイプに分け、主に自律神経やホルモンバラスの悪さに起因すると考えています。 一方、中医学では不眠は五臓六腑の心や肝の機能的亢進、気血や体液の不足または巡りの滞りなどが原因であり、それらの原因により最終的に体の陰陽のバランスが崩れてしまい、寝付けが悪かったり、熟睡ができなかったりする状態に陥ると考えています。 なぜならば、人体の生理機能や生活リズムを陰陽学的に見ると、昼間に陽は優位で人間が活発に活動し、夜間に陰は優位で人間が静に休息するのです。 不眠症は諸々の原因により、この昼と夜のそれぞれの陰陽の優位性が保てない時や、うまく昼の陽から夜の陰へまたは夜の陰から昼の陽へ転換できない時に生じて来るものです。 不眠症の日常生活での対策 上記のように、不眠症の原因は心や肝の機能的亢進、気血や体液の不足または巡りの滞りなどが挙げられます。 それらの原因に対してそれぞれの漢方処方やツボがあり、専門的な対応が求められます が、本篇は日常生活での対策を紹介します。 1.生活リズムを整える 生活リズムを整える1丁目1番地としては、やはり早寝早起きに尽きます。 早寝早起きは、陰陽のそれぞれの優位即ち起きるべき時に起きる、寝るべく時に寝るといった昼夜のリズムを保つ基本です。 夜に多少の不眠があってもできるだけ朝に早く起きて陰陽の転換を促すのを行うと、不眠症の軽減につながると思われます。 また、朝に起きたら朝日を浴びることもお勧めします。 朝日を浴びると、体は陽のスイッチに入ることとなり、円滑に陰陽リズムの転換を図れます。 これらに関しては、中医学の古典である『黄帝内経』では幾度なく触れており、中医学の大事な養生法のベース的なものでもあります。 2.眠りやすくなるように体調を整える 眠りやすくなるよう体調を整えるキーワードは、頭寒足熱(ずかんそくねつ)を目指すことです。 頭寒とは頭が冷静な状態、足熱とは足底はポカポカな状態を指します。 頭寒足熱は気血の巡りがよい証拠であり、陰陽のバランスが調和されていることを意味するものです。 この場合は、いかに足熱を保てることが大事です。 足熱でない場合は足も全身も冷えることや、足が冷えて頭がのぼせるケースが多いからです。 足熱をするには、食材はシナモンパウダー、足底の湧泉をお灸することをお勧めします。 3.寝る前に睡眠の環境を整える 寝る前に睡眠の環境を整えるには ①睡眠の1時間前から携帯画面を見ない ②部屋の光を暗くする ③寝る直前に熱湯風呂に入らない ④ツボの内関を軽く指圧する ⑤関元を意識して深呼吸する。 これらの方法はいずれも興奮状態を下げ、平静ムードを高めることですので、言い換えれば陽から陰に切り替えるのを促し、入眠しやすくさせるのです。 王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問 北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師 専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通 <<王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」の別テーマはこちら>> 王先生はオープンキャンパスも担当されています! 今回のコラムに関して、何か質問があれば是非聞いてみてくださいね☆ 王先生はオープンキャンパスも担当しています! お気軽にご参加ください♪ «オープンキャンパス情報はこちら» 皆さまのご来校を心よりお待ちしております! ★まずは日本医専を知ろう!★ ≪日本医専の資料請求はこちら≫]