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【中村先生コラム】日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透

2023/11/02

みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校です。

本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!

日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透

陰陽論五行論という言葉を聞いたことはありますか?

陰陽論

陰陽論は世の森羅万象を「陰」「陽」に分けて把握し認識しようとするもので、五行論は同じく全ての事象を木、火、土、金、水の5つの要素に分類して認識しようとするものです。

陰陽論は陰陽それぞれが持つ「陰(-)」「陽(+)」のイメージから、陰気な人や陽気な性格などと日常的な表現としてもよく使われています。

五行論

五行論では方角、季節、人体、音、色などありとあらゆるものを拡大し、複雑に捉え分類しています。

これらは東洋医学の根底となる考え方で、この2つの思想に基づき病気の診断や治療方針の選択をしていますが、実はこの思想は我々の日常生活の中にも潜んでいます。

例えば「味」五味(ごみ)と呼び、酸、苦、甘、辛、鹹(塩味)が対応。

それぞれの味の過不足が健康に影響すると考えます。

情緒が乱れているときは酸味と関係が深く、柑橘類を食べると気の巡りを助け、苦みは「火」に属し熱を冷ます効果があるため、夏にゴーヤーなどの苦みのあるものを食べるのは昔からの知恵といえるでしょう。

また、辛みは「金」に属し、人体では肺に関与します。

風邪をひいた時に辛みのある生姜を用いるのもこの五行論に基づいた処方です。

陰陽論も五行論もバランスを最も重視します。

何事もほどほどにというのが古来の一番の知恵なのかもしれません。

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中村 幹佑 先生(鍼灸学科専任教員)
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。

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