柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校

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【王先生コラム】更年期障害に関する東洋医学における治療はどんなものなのか

2023/09/20

みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校です。

本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!

更年期障害に関する東洋医学における治療はどんなものなのか

更年期障害とは、閉経前後(45~55歳)の女性に見られるさまざまな心身障害のこと。

主な症状として、気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、不安、情緒のアップダウンが激しくなるなどの精神的不調と、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)、動悸、頭痛などの身体的不調などがあります。

西洋医学では、原因を女性ホルモンの減少と捉え、ホルモン補充療法などの治療が行われます。

一方、東洋医学では加齢に伴った腎の衰えが土台にあり、陰陽バランスの崩れ、気・血・水の滞りなどが絡み合った結果だと考えています。

更年期障害の薬物療法ではホルモン補充療法・向精神薬と並んで、漢方薬がよく用いられます。

代表的な処方を数種挙げてみましょう。

更年期障害の薬物療法

イライラ、落ち着かない、のぼせ、不眠などの精神的興奮が見られる時には「加味逍遥散」。

全身の冷え、腰や膝の重だるさ、下肢のむくみ、頻尿などが見られる時には「牛車腎気丸」。

下腹部や下肢の冷えと顔のほてりが同時にある時には「桂枝茯苓丸」などがあります。

更年期障害に処方する漢方薬は数多くあります。

ぜひ専門家への受診をお勧めします。

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王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問
北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師
専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通

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