日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第四十九回
2023/01/12
みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。
本校教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第四十九回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!
正月の伝統行事にまつわる東洋医学の知恵
お正月に行う日本の伝統風習の中にも、東洋医学の思想や知恵が込められたものが少なくありません。
無病息災を願う七草がゆの中にも、東洋医学の知恵を見つけることができます。
七草がゆに入っている「七草」、つまりセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロは、どれも胃腸の働きを高め、食べ過ぎや濃い味つけなどによって生じがちとなる、胃腸の気の滞りを改善する作用があります。
このように昔から日本にある風習の中にも、東洋医学の未病や医食同源の思想が色濃く反映されており、健康や無病息災、長寿といった願いのこもった先人の知恵をうかがい知ることができます。
東洋医学の知恵を改めて見直し、みなさんが健やかな生活を行う上でのヒントにしていただければと思います。
王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問
北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師
専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通
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- 【大橋先生コラム】胃痛や胃もたれに効果のある漢方薬と鍼灸 「六君子湯」は不快感を改善
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 胃痛や胃もたれに効果のある漢方薬と鍼灸 「六君子湯」は不快感を改善 胃が痛いとか、もたれるなどといった症状をまとめて「ディスペプシア」と呼びます。 さらに、それら不快な症状が続いているにもかかわらず、内視鏡検査などで異常が見つからない場合を「機能性ディスペプシア」と呼びます。 原因として挙げられるのは、ストレス、不規則な生活、喫煙、過度なアルコール摂取など。 日本人に多い疾患ともいわれています。 機能性ディスペプシア改善には漢方薬がよく効きます。 ストレスなどによる胃痛やもたれなどの不快感には、「六君子湯」。 また、「平胃散」を使うことで、お腹の巡りが良くなり、胃もたれ感や不快感の改善が期待できます。 加えて、ツボを押すのもいいですよ。 足の内側の外反母趾で出っ張る関節のところから、かかとの方に向かって指を滑らせるとピタッと止まるところがあります。 ここのツボが「公孫」。 優しくマッサージするように押すことで、胃痛や嘔吐、胃の不快感、食欲不振の改善などに有効です。 機能性ディスペプシアには、日頃からストレスの軽減や規則正しい生活を心掛けることも大切。 アルコールや喫煙などの刺激物を控え、胃の調子を整えるようにしてください。 <<記事全文はこちら>> 大橋理那 先生/鍼灸学科専任講師]
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2023/05/09その他
- 【稲垣先生コラム】フレイル予防にも東洋医学は有効か 鍼灸治療が期待されている
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! フレイル予防にも東洋医学は有効か 鍼灸治療が期待されている 「フレイル」とは、英語で老衰や虚弱を意味する「フレイルティー」が語源で、文字通り虚弱な高齢者を意味する言葉です。 日常生活を送る上で支障が生じる虚弱な状態であり、健康な状態と日常生活で支援が必要な介護状態の中間といえるでしょう。 体力に限ったことではなく、適切な支援の網からこぼれてしまった、いわゆる社会的なつながりが弱いことも含みます。 また、フレイル予防をする3つのポイントとして「運動・食事・孤立しない」を挙げていますが、これに関しては、鍼灸での対処が有効であると考えます。 たとえば、膝関節痛の患者さんに鍼灸と運動療法を組み合わせて治療したところ、運動療法だけの場合に対して歩行距離が伸びたという研究報告があります。 食事についても、鍼灸治療でむせこみが改善、誤嚥性肺炎のリスク低下に役立つと考えられます。 鍼灸師は患者さんと比較的長い時間接します。 それによって患者さんの衰えや体のちょっとした変化に気づきやすい。 鍼灸治療は間接的ではあるものの介護予防の取り組みのひとつとして大いに期待されています。 <<記事全文はこちら>> 稲垣 元 先生/鍼灸学科専任講師]
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2023/04/26その他
- 【王先生コラム】東洋医学では妊娠中の不調に対する治療はどんなものがあるのか
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 東洋医学では妊娠中の不調に対する治療はどんなものがあるのか 女性の妊娠中に現れるよく知られた不調に「つわり」があります。 そのような方に対して、鍼灸治療はつわりの症状を和らげ、おなかの胎児への影響もほとんどないので、安心して受けられる自然療法といえるでしょう。 妊娠後期においては、代表的な不調として「逆子」という症状もあります。 逆子は医学用語で「骨盤位」と言いますが、出産が近づいているにもかかわらず、胎児の頭が産道に下りてきていない状態を指しています。 鍼灸治療によりこの逆子が治り、手術を免れ自然分娩になるケースも少なくありません。 鍼灸治療の経験がなく、鍼で刺されることに抵抗のある妊婦さんに対しては、鍼を刺さない「鍉鍼」という鍼灸もあります。 最寄りの専門の鍼灸院にご相談されるとよいでしょう。 <<記事全文はこちら>> 王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問 北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師 専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通]
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2023/04/19その他
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 「三国志」にも登場する東洋医学 頭痛を鍼で治すシーンも 鍼灸の教科書に必ずと言っていいほど記載されているツボに、「華佗夾脊穴」というものがあります。 三国志の中には魏の曹操が頭痛を鍼で治すシーンが出てきますが、「華佗夾脊穴」の「華佗」は、曹操の頭痛を治したともいわれる典医の名前でもあります。 華佗は、現在の山東省南東部・江蘇省の長江以北にあたる徐州にて、四書・五経をはじめとした学問を修めた文人。 さらに漢方の処方にも詳しく、病の治療のために薬を処方する場合、はかりを用いずに目分量で確実に調合。 灸をすえるときはほぼ1~2カ所だけにとどめ、回数も7~8回までながら、それでもたちまち完治したといったさまざまな伝説が残されています。 このように数々の伝説を残した名医ではありましたが、当時の曹操のもとでは医師の待遇が悪く、決して恵まれていたとは言えませんでした。 そんな状況に嫌気がさしたのでしょうか。 曹操が首相にあたる「丞相」に就任すると、突然に職務を放棄し曹操のもとを離れます。 ですが捕まり投獄され、果ては処刑されることになるのです。 弟子たちの呉普や樊阿により、彼が残した鍼の技術や五禽戯また漢方薬などは、今日まで伝えられ実際の治療に生かされているのです。 そんな三国志の世界に思いを馳せながら、東洋医学の奥深さを改めて感じてはいかがでしょうか? <<記事全文はこちら>> 西野 祐介先生(鍼灸学科専任教員) はり師・きゅう師・柔道整復師。]
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2023/03/30その他
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第五十八回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 目の疲れに効くツボと対処法 鼻の付け根をつかむように押さえる スマホやパソコンの普及で、眼精疲労に悩む方が増えています。 パソコンのモニターを近距離で凝視し続けることで、目の毛様体筋が緊張し負荷がかかるためです。 まばたきの減少も、ドライアイの原因にもなっています。 症状としては、目がショボショボしたり重くなったり、目の奥が痛んだり。 よく目が疲れると、目の周りの筋肉がけいれんすることがあります。 このようなときに改善効果が期待できるのが、左右の目頭と鼻の付け根の間にあるツボ、睛明(せいめい)です。 誰でも無意識のうちに目が疲れたときにこの部位を押していることも多いと思いますが、押す際には鼻の付け根をつかむような形で押さえることがポイントになります。 気持ちいいと感じる強さで1~2分程度かけて10~20回ほど押すと眼精疲労による頭痛を軽減できるでしょう。 <<記事全文はこちら>> 渡邊 靖弘先生(鍼灸学科専任教員) 日本伝統鍼灸学会理事 和ら会会員 はり師 きゅう師 あん摩マッサージ指圧師]