【片橋先生コラム・第33弾】~肩がハズレそう⁈~
2023/02/17
日本医学柔整鍼灸専門学校です。
今回は片橋先生によるコラム・第33弾をお届けします!
肩がハズレそう⁈
寒波がきていましたが、お元気でしたか?
そろそろ春の暖かさを感じたいですね。
日本医専は今年度の期末試験の追い込みから試験が終わって、春休みが楽しみな頃です。
3年生は国家試験目前にがんばっていますよ。
さて、普段の生活で肩がはずれそうになったって聞いたことはありますか?
朝起床時に伸びをしたら肩が抜けそうになった、水泳をしてして肩が一瞬外れた、リュックを背負おうとしたら肩がガクッとなった、など結構あるんですよね。
抜けそうになった、一瞬外れた、というのは骨の一部がずれてすぐに元に戻ったということで亜脱臼が考えられます。
関節が完全にはずれるつまり、骨と骨のつながりがズレて重なる部分が全くなくなったものでこれを完全脱臼といいます。
それに対して骨と骨のつながりが一部ズレて重なる部分と重ならない部分があるものを不全脱臼または亜脱臼といいます。
肩関節が完全にハズレると自分の力で元に戻すのはなかなか難しいです。
でも、亜脱臼だと骨が重なっている部分があるため自分の力で戻せることが多いのです。
だからといって、みんながみんな日常生活で肩がハズレるわけではありません。
外れやすい体の人がいるのですね。
それをルースショルダーといいます。
若い女性に多くてクラスに一人くらいはいますよ。
今年も授業をしていて「あ、私のことだー!」とか「バタフライをしていて肩が外れました」とか学生さんから話がありました。
異常なものではなく原因もわからないルースショルダー。
肩がちょっとゆるい人なんですね。
腕を振りかぶる動作で外れやすいので、この動作はしないように気をつけましょう。
(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)
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