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【片橋先生コラム・第9弾】子どもの肘がぬける?!

2021/07/09

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。

片橋先生によるコラム・第9弾!

~肘内障~

みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。

梅雨入りしましたね、暑さが少し落ち着いているようです。

お元気でしょうか。

接骨院や整骨院に来院される患者さんのなかにお子さんもいます。

お子さんが来院される理由のひとつが、「肘(ひじ)がぬけた」です。

聞いたことありますか?

お子さんの年齢の多くは保育園や幼稚園に通う3歳前後。

親御さんが「子どもの手を引っ張ったら急に泣き出して、手を動かさなくなった」と言うことがほとんどです。

これは肘内障(ちゅうないしょう)というもので、ひじの骨を取り囲んでいるヒモ(靭帯)がひじを引っ張ったことでずれてしまったのです。

するとひじが痛くなるので、子どもは泣き、腕や手を動かさなくなります。

痛みはありますが、捻挫や骨折と違って、腫れや赤みがないのが特徴です。

靭帯(じんたい)は骨と骨のつなぎ目である関節を補強しているものです。

子どもの骨は成長途中で、まだ形が完成していないため外れやすいのです。

ですから、肘内障になったからといってひじに問題があるわけではありません。

接骨院で柔道整復師の先生が外れた靭帯をはめて(整復)、すぐに動くようにしてくれますよ。

お子さんによっては肘内障を何度も起こすこともありますが、心配いりません。

骨の成長とともに靭帯は外れなくなります。

 

それまで、ひじがぬけやすい状態にならないように、手首を強く引っ張らないように気をつけましょう。


(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)

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