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柔道整復学科 BLOG

川崎先生コラム 第6弾「資格取得の不安を解消し、あなたの笑顔が輝く日々を…」

2021/04/23

柔道整復師、鍼灸師は国家資格で投薬や外科的治療を行わず自然治癒力を最大限に活かした治療法として、先進医療に代わる代替医療として世界でも注目されています。古来より受け継がれてきた柔道整復術や鍼灸技術は魅力ある伝統技術です。魅力ある仕事だけどメリットやデメリットはどんなことがあるのか?資格を目指すうえで知っておきたいこともありますよね。今回は、メリット・デメリットを含め前向きに資格を目指せるようなお話をしたいと思います。
 

 

経験が自信に

 
資格取得後の柔道整復師・鍼灸師の仕事や将来に対して不安を持っている人は多くいます。それは、学校で学んだ知識が経験不足から臨床現場で求められる応用技術や経験と一致しないからなのだと思います。学校では卒業後に施術者として活躍できるように知識と技術を学びます。しかし、実際に患者さんから信頼を得て自分で治せるようになるまで何年か研修をして経験を積み重ねる必要があります。柔道整復師はケガに対して整復や固定、痛みに対するアプローチを行い鍼灸師は症状に対して鍼や灸を施します。患者さんの体に直接触れて施術していく仕事ですので、心を癒やすことも含めて施術者として責任があり決して楽な道のりではありません。自分の得意分野を確立し専門性を高めていけば、不安が自信に変わり必要とされる人材として職業の安定に繋がるのではないでしょうか。
 

柔道整復師・鍼灸師の活躍の場

 
柔道整復師・鍼灸師が活躍できる勤務先は様々な分野にあり需要性は高まっています。代表的な就職先は接骨院・鍼灸接骨院・鍼灸院・整形外科・介護福祉・スポーツトレーナー・健康スポーツジム・独立開業・美容関連などです。自分の得意分野があると可能性は広がり選択肢も増えます。柔道整復師と鍼灸師のW資格を持つことで治療の幅は広がり施術方法も工夫ができ、きめ細かいケアができます。W資格は就職の強みになり充実した仕事ができます。
どちらも独立開業が認められている職業なので経営者として自分の理想の仕事ができ、生涯現役で何歳になっても働き続けることができます。ただし、技術以外に患者さんのニーズをしっかり捉える力、経営能力も必要とされ大変な一面があります。患者集客率が上がれば収入も増えますが、安定的に経営を続けるには保険診療に頼らず専門性を磨き、競争に勝つだけの「選ばれる柔道整復師・鍼灸師」になることに努力は必要です。
また、セカンドキャリアで資格を目指す方も多く、就職については年齢的不安を持つ方がいます。しかし、この業界は年齢ではなく本人の意欲や技術が重要視されます。技術を確立するまでには時間が必要となりますが不安になる必要はありません。
 

 

やりがいと魅力

 
個々の患者さんとの関わりが深く、地域代替医療の一つとして社会貢献できるとても魅力ある仕事です。医師以外に外傷の整復や処置ができるのは柔道整復師で、体に鍼を刺すことができるのは鍼灸師です。信頼関係を築きながら自分で患者さんを診て個々の症状に対してオーダーメイドの施術をしていく部分では、責任も大きいですがやりがいがあります。患者さんが元気に回復したらとても嬉しいし感謝される仕事に魅力を感じます。どんなに辛くても患者さんに「先生、ありがとう。良くなったよ。」と言われると「努力して良かった!頑張って良かった!」と感じ、辛いことなど忘れてしまいます。スキルアップしていくことで任される仕事も増え更にやりがいに繋がっていきます。

辛いこと・悩み

私が一番つらいな~と感じることは体力です。柔道整復師として働いていると身体を使う仕事が中心で1日中動いています。そして場合によっては診療時間が長くなることもあります。しかし、患者さんの前では痛くてもしんどくても辛い姿は見せられません。いつも健康な姿で臨床の現場に立つことは大切で、体調が良いと感覚も鋭くなり良い施術をすることができます。体調不良で注意力が散漫になると医療事故に繋がることもあります。気を引き締めて自分の体調を整えることも仕事と言えます。
その他職場で多いのはクレームや人間関係の悩みです。臨床現場ではチームワークが大切で患者さんの為にみんなが協力し合ってお互いを尊重し合い業務をこなす必要があります。柔軟に他人の意見を聞き、助け合って仕事ができる人であって欲しいと感じます。
クレームについては信頼関係の構築が上手くできない場合に起こります。患者さんひとり一人に関わる仕事ですのでコミュニケーション能力が求められます。きちんとした説明と理解を得られなければ施術にも影響がでます。苦手な方は研修期間に克服していく努力をしていきましょう。クレームは精神的負担がとても大きいですが、自己成長する為に必要な事と考えて前向きに努力して欲しいと思います。
 

 
あなたはどんな医療人になりたいですか?どんな分野で活躍したいですか?なりたい自分と向き合える学校選びや就職先選びも大切です。また経験を積み重ねるうちに次の目標や身につけたい技術も変わってきます。
メリット・デメリットも関係なく頑張り次第で未来を切り開くことができます。輝く未来へ一歩踏み出しましょう。
 
柔道整復師・鍼灸師 本校柔道整復学科専任教員 川﨑有子先生監修
 

 
最近疲れているねと言われています。確かに目の下のクマが気になります。整復技術のスペシャリストの横山先生が気遣って差し入れをしてくれました。職場での励まし合いは何よりの薬です。また頑張ろう(*^O^*)!!
 

 
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