日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第五十二回
2023/02/01
みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。
本校教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第五十二回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!
東洋医学では膝の痛みに対してどのようにアプローチするのか
“バランスの医学”ともいわれる東洋医学では、健康な状態をエネルギー(気)、滋養物質(血・水)が心身の必要な部位に滞ることなく流通し過不足なく供給されている状態を指しますが、膝の痛みのタイプもまた、その(気・血・水)の流通が障害されることで痛みが生じる不通則痛と、十分に栄養が行き届かないために起こる不栄則痛の2つの病態に分かれるとしています。
そのため東洋医学のアプローチとしては、まず炎症を取り、筋骨を強化、そして血流をよくする。
これらによって、根本的な改善を目指すのです。
膝に痛みがあるとつい動くのもおっくうになりがちですが、安静にしているのは逆効果。
関節は動かさないでいると萎縮してしまいます。
そうならないためにも、日頃から運動で膝関節の周りにある筋肉を柔軟に保つことを心がけましょう。
渡邊 靖弘先生(鍼灸学科専任教員)
日本伝統鍼灸学会理事
和ら会会員
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! フレイル予防にも東洋医学は有効か 鍼灸治療が期待されている 「フレイル」とは、英語で老衰や虚弱を意味する「フレイルティー」が語源で、文字通り虚弱な高齢者を意味する言葉です。 日常生活を送る上で支障が生じる虚弱な状態であり、健康な状態と日常生活で支援が必要な介護状態の中間といえるでしょう。 体力に限ったことではなく、適切な支援の網からこぼれてしまった、いわゆる社会的なつながりが弱いことも含みます。 また、フレイル予防をする3つのポイントとして「運動・食事・孤立しない」を挙げていますが、これに関しては、鍼灸での対処が有効であると考えます。 たとえば、膝関節痛の患者さんに鍼灸と運動療法を組み合わせて治療したところ、運動療法だけの場合に対して歩行距離が伸びたという研究報告があります。 食事についても、鍼灸治療でむせこみが改善、誤嚥性肺炎のリスク低下に役立つと考えられます。 鍼灸師は患者さんと比較的長い時間接します。 それによって患者さんの衰えや体のちょっとした変化に気づきやすい。 鍼灸治療は間接的ではあるものの介護予防の取り組みのひとつとして大いに期待されています。 <<記事全文はこちら>> 稲垣 元 先生/鍼灸学科専任講師]
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