柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校
(2025年4月 校名変更予定)

鍼灸学科 BLOG

日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第四十六回

2022/12/15

みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。

本校教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第四十六回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!

東洋医学における頻尿対策は? 3つのタイプに分けて考える

その患者の症状と所見に合わせて治療法を決める東洋医学では、頻尿の原因もその人の体調や体質の状態により起こると考え、タイプを3つに分けています。

元気がない人のタイプ

尿を体にためておく力として「気の固摂作用」があるのですが、「気」が不足して固摂作用を発揮できないために、頻尿の症状が出ます。

対処するツボとして、ちょうどへその真上にある神闕(しんけつ)があります。

このツボをカイロやおきゅうにより温めるといいでしょう。

高齢者に多いタイプ

尿が出にくく漏れやすいといった症状を伴う一方で、夜間に何度もトイレに行きたくなり、手足や下半身が冷え足腰も重だるいのが特徴です。

原因は体を温めるエネルギー不足。

対処するツボとしては内くるぶしとアキレス腱の間にある太渓(たいけい)がお勧め。

親指で気持ちよい圧で時間をかけて指圧したり、湯たんぽなどで温めてください。

ストレスや情動のタイプ

睡眠中は症状が消失するものの、イライラしたり怒りっぽかったり憂鬱などの症状を伴います。

特に助骨の下のあたりの季肋部から脇腹に指が入りづらかったり、痛みがある場合は、足の親指と人さし指の間にある太衝(たいしょう)というツボを強くならない程度に5秒3セットくらいを、痛みが消え少し楽になるまで押すと効果的です。

どのタイプにも共通する頻尿対策のポイントとしては、適切な飲水量を守ること。水分はノドが渇いている時に飲み、それ以外は少しだけにしてください。

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渡邊 靖弘先生(鍼灸学科専任教員)
日本伝統鍼灸学会理事
和ら会会員
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師


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