日刊ゲンダイヘルスケアにて連載中!「東洋医学を正しく知って不調改善」第四十五回
2022/12/07
みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校の広報です。
本校教員が執筆する「東洋医学を正しく知って不調改善」の第四十五回が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!
漢方薬にも「劇薬」はあるのか トリカブトの根を乾燥させたものも
劇薬とは一般的に、激しい薬理作用を持つために使用量を誤ると生命にかかわる薬物のこと。
日本では厚生労働大臣により指定されています。
実は漢方薬の中にもその劇薬はあります。
代表的なところでは附子という植物の塊根を粉末にした生薬です。
このブシの俗名はトリカブト。聞き覚えのある方も多いでしょう。
主成分に猛毒性のアコニチン系アルカロイドを含み、使用を誤ると舌や手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、動悸、血圧の低下などを起こし、けいれんや呼吸不全を経て死に至ることがあり、扱いに注意が必要な漢方薬になります。
一般的副作用はもちろんですが、まれに重大な副作用を起こすリスクがあることを念頭におき、自己判断せずに担当医師や薬剤師などに相談し使用していただきたいと思います。
王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問
北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師
専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通
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2023/11/30その他
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 漢方薬に即効性のある薬はあるのか? 感染症にも使われている 中国が起源の漢方医学は2000年もの歴史がありますが、そんな長い歴史の中で繰り返し用いられてきた漢方薬には即効性のあるものもたくさんあります。 おおよそ1800年前に成書され漢方医学に最も影響をもたらした、日本でも広く知られている中国伝統医学古典「傷寒論」は、現在でいうインフルエンザ、チフス、マラリアなどの急性感染症に関する専門書として有名であり、この本の中にある当時の漢方処方は、今でも医療現場で応用、活用されているほどです。 例えば、よく知られている麻黄湯、葛根湯はいずれもこの「傷寒論」の処方。 特に麻黄湯はインフルエンザに効き、葛根湯は風邪のひき始めに使われますが、どれも現代医学の薬と同等の即効性が認められた研究結果が出ています。 また、最近のコロナ感染症にも「傷寒論」の処方やその後の温熱病(急性熱性感染症)処方を用いた治療や研究も多数行われ、感染した早い段階に漢方薬を投与することにより、コロナの重症化や合併症の防止に有意義であることが報告されています。 <<記事全文はこちら>> 王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問 北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師 専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通]
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2023/11/07その他
- 【西野先生コラム】東洋医学では「脱毛」や「育毛」に対して打つ手があるのか
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 東洋医学では「脱毛」や「育毛」に対して打つ手があるのか 男女を問わず誰でも、日ごろから自分の頭髪のことを気にしている方は少なくないはず。 中でも男性は、年齢を重ねるにつれ脱毛や育毛の悩みを抱えるようになりがちではないでしょうか。 東洋医学では髪を「血の余り」と捉えています。 髪は豊富な栄養分を有し、体を滋養する血によってできたもの。 栄養失調や過労、ケガ、長期にわたるストレスや怒り、ショックなどで血の巡りが悪くなると、髪に栄養が運ばれなくなり、髪が細くなり、脱毛が起こるとされています。 育毛の代表的なツボは3つ。 まず「血海(けっかい)」。 膝のお皿の内側、お皿から指3本ほど上にいったところにあります。 次に「百会」。 頭のてっぺんにあります。 両耳の頂点からまっすぐ頭頂に向かった線と、両眉の中間からまっすぐ頭頂に向かった線が交わるところにあります。 そして、百会から指1本分後ろ側「防老」。 セルフケアとして、いずれも気持ちいい強さで押すようにするといいでしょう。 さらに、規則正しい生活も重要です。 たばこ、お酒、刺激の強い食品は控えめに。 できる範囲で、少しずつ実践していきましょう。 <<記事全文はこちら>> 西野 祐介先生(鍼灸学科専任教員) はり師・きゅう師・柔道整復師。]
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2023/11/02その他
- 【中村先生コラム】日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透 陰陽論や五行論という言葉を聞いたことはありますか? 陰陽論 陰陽論は世の森羅万象を「陰」と「陽」に分けて把握し認識しようとするもので、五行論は同じく全ての事象を木、火、土、金、水の5つの要素に分類して認識しようとするものです。 陰陽論は陰陽それぞれが持つ「陰(-)」と「陽(+)」のイメージから、陰気な人や陽気な性格などと日常的な表現としてもよく使われています。 五行論 五行論では方角、季節、人体、音、色などありとあらゆるものを拡大し、複雑に捉え分類しています。 これらは東洋医学の根底となる考え方で、この2つの思想に基づき病気の診断や治療方針の選択をしていますが、実はこの思想は我々の日常生活の中にも潜んでいます。 例えば「味」は五味(ごみ)と呼び、酸、苦、甘、辛、鹹(塩味)が対応。 それぞれの味の過不足が健康に影響すると考えます。 情緒が乱れているときは酸味と関係が深く、柑橘類を食べると気の巡りを助け、苦みは「火」に属し熱を冷ます効果があるため、夏にゴーヤーなどの苦みのあるものを食べるのは昔からの知恵といえるでしょう。 また、辛みは「金」に属し、人体では肺に関与します。 風邪をひいた時に辛みのある生姜を用いるのもこの五行論に基づいた処方です。 陰陽論も五行論もバランスを最も重視します。 何事もほどほどにというのが古来の一番の知恵なのかもしれません。 <<記事全文はこちら>> 中村 幹佑 先生(鍼灸学科専任教員) はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。]