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日本医学柔整鍼灸専門学校

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【王先生コラム】第9弾「秋と肺」

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です

王先生コラムの第9弾をお届けいたします!

 

秋と肺

草花に朝露がつき始める二十四節気の白露が過ぎ、本格的な秋が到来しています。

秋といえば、世間では「食欲の秋」、「読書の秋」などのイメージがありますが、東洋医学では、秋は五臓六腑の肺と最も関係し、この時期は特に肺に対してケアすることを心掛けてほしいと考えています。

朝晩の冷え込んだ秋に、屋内から屋外に出るとくしゃみや鼻水が出たり、風邪を引いたりするようなことがありませんか?

また、鼻や口の中が乾燥して、のどがイガイガしく感じることがありませんか?

それらの症状が出やすい方の場合は、季節の変化に応じて調整し体表をガードしてくれる肺の機能がダウンしている可能性があると、東洋医学的に考えています。

そもそも、秋は①朝晩と日中の寒暖差が激しい、②夏より空気が乾燥している、この二大特徴があります。

この特徴は、デリゲートな性質を持ち、外気に通じ、五臓六腑の一番トップの位置にある肺を傷ついてしまう恐れがあります。

従いまして、秋の時節の変化より肺を守る養生法で過ごしていただきたいものです。

 

①秋の寒暖変化から肺を守る方法

・マスクをして冷たい空気を遮断し、重ね着して気温の変化に応じて衣服を調整するように。
・手首にあるツボ「太淵(たいえん)」を押したりして刺激する。
・生姜湯を飲む。
・漢方処方:玉屏風散 (ぎょくへいふうさん)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 

②秋の乾燥から肺を守る方法

・秋の旬の食べ物の梨、ぶどう、柿、蓮根、ゆり根などが、いずれも肺に潤いを与えるものとして知られています。
・漢方処方:麦門冬湯(ばくもんどうとう)

コロナ禍で、未だに収束の見通しが立たない今、これまで以上に肺のことを意識し、ご紹介した方法を活用していただければ幸いです。

(監修/王瑞霞 先生)

王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問
北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師
専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通

<<王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」の別テーマはこちら>>


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