柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校

鍼灸学科 BLOG

「マスク疲れ」はストレスの原因に

2021/06/15

こんにちは!日本医学柔整鍼灸専門学校です。

東京では昨日梅雨入りし、連日30℃を近い暑い日が続いています。
コロナで生活必需品となったマスクですが、息苦しさを感じることが増えてきました。
これから夏に向けて、益々息苦しさを感じるマスク生活による『マスク疲れ』。
今回はストレスの原因にもなる『マスク疲れ』について考えてみましょう!

1、なぜ『マスク疲れ』になるの?

マスクによる息苦しさで、気が付くと口呼吸になっていませんか?
マスク生活では口や鼻がマスクに覆われているため、どうしても表面的だけの呼吸になってしまいがちです。
そのせいで、呼吸や体調に変化を感じる人も増えているようです。

マスクをしていない自然な呼吸は、鼻から入った息がのどの奥を経由して体の中心を通って、お腹の底までスッと収まっていきます。
でも、マスクをしていると息が鼻の表面だけを行き来して浅い空気になってしまうことがあります。
そのため、浅い呼吸を続けていると酸素が十分に行き渡らず酸欠のような状態になり、これを長時間続けているマスク生活では、この呼吸法がクセになってしまうのです。

体が本来求める深呼吸ができなくなってしまうと、頭がぼんやりしたり、思考が低下するだけでなく、全身が酸欠状態になるため体だけでなく、メンタルにも不調を感じるようになるます。まさにこれがストレスの原因です。

2、『マスク疲れ』は自律神経が乱れてイライラを招く

マスク生活で呼吸が浅くなり、ストレスを抱えやすいだけでなく、酸欠状態になるとどんなことが起きるのでしょうか?

①気がつくと口呼吸をしている。
マスクで息苦しさを感じてついつい口で呼吸をしてしまうため、酸欠状態に陥ってしま
う。

②呼吸が浅くなる。
表面的で偏った浅い呼吸になり、体のどこかに緊張や力みが入ってしまう。

③疲れやすい。
呼吸が浅いと血液やリンパの流れも悪くなり、代謝にも影響あり。
そのため、むくみ・冷え症・肌荒れ・疲労感などさまざまな不調を引き起こす。

④ストレスを感じやすい
酸欠状態でストレスを感じやすい状態になり、イライラ、怒りっぽくなる。

イライラや不安からくるストレスは、体をこわばらせて過緊張状態を招きます。
交感神経が常に優位な状態が続くため、自立神経のバランスが乱れてしまい、その結果として体調不良が起こり、さらに疲れが蓄積していき、これが『マスク疲れ』となってしまうのです。

3、イライラしたら即実行!筋肉を緩めよう

心の状態が影響しやすい顎と頭の筋肉。
頭の筋肉が凝ると血流は滞って脳は疲れて、自律神経の機能にも影響を及ぼします。
また、緊張状態が続くと自然と噛みしめをしてしまうので、顎に通る副交感神経に関係のある筋肉も硬直してしまうので、これもまた自律神経のバランスに影響を及ぼします。

イライラやストレスを感じたら、側頭筋をこまめにほぐしましょう。
頭がスッキリして心にも好影響があります。
そして、側頭筋をマッサージすると、マスクでたるみやすくなっているまったほうれい線の予防やフェイスラインの歪みの改善にも繋がります。

そして、意外に凝っている顎の筋肉。
自分の頭の重さを使ってコリをほぐしたり、舌を丸めてRの発音をしたまま、首をゆっくり後ろに倒して、5秒キープ。顎の筋肉をじっくりほぐすのもおすすめです。
顎周りの筋肉のコリが解消されると、フェイスラインのたるみの予防にもなり、美容効果も期待できます。


自分ではなかなかむずかしいとか、ゆっくりご褒美時間というときには、美容鍼灸などを試してみることもいいでしょう。
顔のコリも取れて、気持ちも体もリフレッシュできます。

ワクチン接種も開始していますが、まだまだ続きそうなマスク生活によるマスク疲れ。

ストレスを溜めないようにしながら、暑い夏を乗り切りましょう!

>>おうちでツボ講座はこちら

>>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから

記事一覧へ戻る

新着記事

資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談
資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談