【コラム】美容×国家資格の仕事「美容鍼灸師」になりたい!
「美容の仕事」と聞いて思い浮かべるのは、どんな職業ですか?
美容師、ネイリスト、エステティシャン、メイクアップアーティストなどでしょうか。
どの職業もお客様をキレイにする素敵な仕事です。
そして、最近注目されている美容に関わる仕事「美容鍼灸師」を知っていますか?
国家資格である「はり師」と「きゅう師」を取得した鍼灸師が、美容鍼という技術を使って施術する職業です。
1、鍼灸ってどんなことするの?
鍼灸とは、中国が本場であり古くから伝えられている東洋医学による治療技術です。
鍼療法と灸療法があり、鍼療法は細い金属の鍼で体のツボを刺激します。灸療法は、よもぎの葉を乾燥させてつくる「もぐさ」を体の表面に置いて燃やして、その熱でツボに刺激を加えるというものです。このような刺激によって人体がもともと持っている自然治癒力を引き出して血行を良くし、神経痛、関節痛、肩こり、腰痛、花粉症、冷え性、不眠症、婦人科系疾患など体の不調の改善を図る中医学(東洋医学)です。
2、注目の美容法!「美容鍼灸」とは?
肌荒れや肩こり、冷え性などの体調不良に悩む人も少なくありません。そのよう体のトラブルを改善することにより、さらに美しさを手に入れることができる施術、それが「美容鍼灸」です。美容鍼灸は、外見だけでなく体の内面から美しさを引き出す方法として、美と健康に効果がある医療としてとても注目されています。
美容鍼灸サロンに通う方は20代から60代まで幅広い年齢層で、みなさんさまざまなお悩みをお持ちです。
「仕事が忙しくて疲れがたまり、肌が荒れてしまった」
「夫から『しわが増えて老け顔になったね。』と言われてしまった」
「年齢とともにフェイスラインが弛んだり、なんだか目も小さくなってきた気がする」
こういう悩みを抱えてしまうと、気持ちが落ち込んでしまいます。
その方のお悩みや症状、つらい気持ちに丁寧に寄り添い施術するもの美容鍼灸です。
もともとモデルさんや女優さんが美容鍼灸で小顔のための施術をしていることが雑誌やメディアなどで取り上げられて有名になってきましたが、最近では一般の女性はもちろん、男性の方も増えてきています。男性の場合は、美肌や小顔のほかに、育毛鍼灸も人気があるようです。
3、好きな美容にも関われる、この道へ
冒頭にも述べた通り、美容業界の職業と聞くと、美容師、ネイリスト、エステティシャン、メイクアップアーティストを思い浮かべますが、外見だけでなく、内面からキレイにできる美容の仕事として「美容鍼灸師」を目指す人が増えてきています。美容鍼灸の技術を活かしたい仕事に就きたいと考えるならば、鍼を取り扱いことができる「はり師」と「きゅう師」の国家資格が必要になります。これらの国家資格を取得するためには、厚生労働省認可の専門学校などの3年間学ぶことになります。学校は昼間部だけでなく、夜間部と両方のコースを用意している学校もあります。日中仕事をしながら美容鍼灸師を目指す人は、夜間部のコースがある学校を選ぶといいでしょう。
4、自分に合った学校を選びたい!美容鍼灸の技術を学ぶ学校を選びのポイント
美容鍼とは、体内にあるツボなどの鍼で刺激を与えることによって健康な体への改善を促し、美しさを手に入れていくことが期待できる施術です。肌の表面に美容液を使用してマッサージしたり、外側からアプローチするエステとは異なります。
実際に、美容鍼灸師となった人の中にはエステティシャンからのキャリアアップして転職した人は多くいます。
美容鍼灸師になるためには、まず国家資格であることから独学では難しいと言えます。
「はり師」「きゅう師」を養成している学校に入学するわけですが、その時の学校選びも、その後の美容鍼灸師としてのキャリアに影響すると言えるでしょう。
では、学校選びでチェックしておくと良いポイントはどんなことでしょうか?
《美容鍼灸師になるための学校選びのポイント》
①美容鍼灸師として活躍している先生が実技指導をしているか?
②付属の鍼灸院でも実践的な美容鍼灸の指導を受けられるか?
④美容鍼灸の施術において、特長的な施術方法はあるか?
⑤育毛鍼灸など、他校にない技術を教えてくれるか?
⑥卒業生は美容鍼灸サロンに就職して活躍しているか?
⑦入学前に、その学校の先生の美容鍼灸の施術レベルを確認しておこう!
5、やっぱり気になるお金のこと!資格取得までに必要な費用は?
美容鍼灸師になるために必要な費用は、学校に通うための授業料や教科書、実習費、白衣の購入費、同窓会費などがあります。一般的にはおおよそ400万円~500万円といわれています。募集要項に明記していますので、事前に確認しましょう。そのほかに、通学定期代や国家試験の受験料などもかかります。
学校によっては入学金が無料であったり、一部減額をしてくれる制度を設けている学校もあるため、確認しておくとよいでしょう。また、成績優秀者への特待生制度や、キャリアチェンジの社会人を支援する有資格者制度などを設けている学校もありますので、オープンキャンパスに参加したり、個別相談をしたりして、お金のことも確認しておくと安心です。金銭的に学費を支払うことが厳しい学生でも、奨学金や教育ローンを利用するなどして鍼灸師を目指す道はあるので、希望を持ってあきらめずに調べておくと良いでしょう。
『美容鍼灸師』という職業。
人を外見だけでなく、内面からキレイにする東洋医学の神秘と、医療系国家資格を持つプロフェッショナルとして、患者様やお客様を「キレイに」「笑顔に」できる素敵な仕事です。
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2023/12/18美容鍼灸ゼミ
- 【美容鍼灸ゼミ】首やせ・小顔・リフトアップの施術法
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こんにちは!! 日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当です。 本日は鍼灸学科のレポートをお届けします✨ 美容鍼灸ゼミ(2年生) このゼミでは美容鍼灸の基礎から応用までを学び、臨床に使える技術を習得します。 筋肉、リンパへのアプローチから、ピコリナ(パルス)を使用した首やせ、リフトアップの仕方、ほうれい線や額のシワのアプローチ方法など、様々な美容鍼を学ぶことができるゼミです。 テーマは「首やせ・小顔・リフトアップの施術法」! 担当は鍼灸学科 専任教員の遠藤先生です。そして卒業生の大江さんもチューターとして入っています。 鍼灸学科の実技授業・ゼミは「教員2名のサポート」で運営しています🎵 今回のゼミで扱うピコリナ(パルス)は微弱電流をながす治療器です。 鍼に流れる電流によって筋肉に刺激を入れ、緩ませることができます。 電流の大きさを微調整でき、症状別に設定を変更可能なセイリン株式会社の製品です。 ※セイリン株式会社で勤務する日本医専の卒業生 山本さん🎵 鍼灸師として独立経験があり「鍼灸の魅力を広げたい」の想いからキャリアチェンジ。✨ 器機の使い方をレクチャーするためにゼミに来ていただいています! ペアになって施術スタートです。まずは顔まわりではなく足の甲に鍼を刺します。 鍼には血管を拡げる効果があり、顔・頭部中心に鍼を刺すと上半身は血流は良くなります。 足の甲から鍼を刺す理由は、ほてりやのぼせの防止、足先の冷えを防ぐためなのです。 首やせ(天容・完骨) 次に首まわりの天容(てんよう)・完骨(かんこつ)にそれぞれ鍼を刺します。首やせを期待できる2つのツボです。 先生から「鍼の半分まで入れないと筋層まで届かないですよ」と指導が入りながら、施術が進んでいきます🎵 ツボの場所によってピコリナ(パルス)の設定を変える必要があり、先生に確認しながら取り扱いを学びます🎵 小顔・リフトアップ(大迎・下関)と(頭維・角孫) 首やせの施術が終了後、小顔・リフトアップの施術です。 下あごのエラ周辺にある大迎(だいげい)と耳穴の近くにある下関(げかん)というツボに、鍼を刺し電流を流します。 頭皮にある頭維(ずい)・角孫(かくそん)というツボにも鍼を刺します。 ツボの名前や位置をしっかり勉強して、多くの方がスムーズに施術を進めていました🎵 「通常授業とゼミを合わせて実技の時間が多く、いっぱい練習ができています!」と話す学生さん🎵 アウトプットの機会が多いと、座学で学習した内容も定着しているのですね。 最後にリンパを流すように首まわりをマッサージします🎵 ビフォーアフター 施術前後の違いを比べてみました🎵 各写真の右側を見て、ビフォーと比べると… ●お顔のトーン ●頬のたるみ が改善されました✨ ※施術効果は個人差があります。 日本医専は実技・演習の時間が多いカリキュラムです。 美容鍼灸の技術は授業時間内ではもちろん、授業時間外のゼミでさらに学べます!! 本校で学び、美容鍼灸師として活躍する卒業生も紹介しています! ≪日本医専の美容鍼灸・卒業生の紹介はこちら≫ 仕事と両立しながら美容鍼灸師を目指す社会人が多い日本医専✨ 鍼灸学科での学び方やカリキュラム、学費・入試については誰でも参加できる週末オープンキャンパスでご相談ください! ≪日本医専 週末オープンキャンパスの申込はこちら≫ ≪平日開催!好きな時間帯を選べる「個別相談会」の申込はこちら≫ ★まずは日本医専を知ろう!★ ]
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2023/11/30その他
- 【王先生コラム】漢方薬に即効性のある薬はあるのか? 感染症にも使われている
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 漢方薬に即効性のある薬はあるのか? 感染症にも使われている 中国が起源の漢方医学は2000年もの歴史がありますが、そんな長い歴史の中で繰り返し用いられてきた漢方薬には即効性のあるものもたくさんあります。 おおよそ1800年前に成書され漢方医学に最も影響をもたらした、日本でも広く知られている中国伝統医学古典「傷寒論」は、現在でいうインフルエンザ、チフス、マラリアなどの急性感染症に関する専門書として有名であり、この本の中にある当時の漢方処方は、今でも医療現場で応用、活用されているほどです。 例えば、よく知られている麻黄湯、葛根湯はいずれもこの「傷寒論」の処方。 特に麻黄湯はインフルエンザに効き、葛根湯は風邪のひき始めに使われますが、どれも現代医学の薬と同等の即効性が認められた研究結果が出ています。 また、最近のコロナ感染症にも「傷寒論」の処方やその後の温熱病(急性熱性感染症)処方を用いた治療や研究も多数行われ、感染した早い段階に漢方薬を投与することにより、コロナの重症化や合併症の防止に有意義であることが報告されています。 <<記事全文はこちら>> 王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問 北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師 専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通]
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2023/11/07その他
- 【西野先生コラム】東洋医学では「脱毛」や「育毛」に対して打つ手があるのか
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 東洋医学では「脱毛」や「育毛」に対して打つ手があるのか 男女を問わず誰でも、日ごろから自分の頭髪のことを気にしている方は少なくないはず。 中でも男性は、年齢を重ねるにつれ脱毛や育毛の悩みを抱えるようになりがちではないでしょうか。 東洋医学では髪を「血の余り」と捉えています。 髪は豊富な栄養分を有し、体を滋養する血によってできたもの。 栄養失調や過労、ケガ、長期にわたるストレスや怒り、ショックなどで血の巡りが悪くなると、髪に栄養が運ばれなくなり、髪が細くなり、脱毛が起こるとされています。 育毛の代表的なツボは3つ。 まず「血海(けっかい)」。 膝のお皿の内側、お皿から指3本ほど上にいったところにあります。 次に「百会」。 頭のてっぺんにあります。 両耳の頂点からまっすぐ頭頂に向かった線と、両眉の中間からまっすぐ頭頂に向かった線が交わるところにあります。 そして、百会から指1本分後ろ側「防老」。 セルフケアとして、いずれも気持ちいい強さで押すようにするといいでしょう。 さらに、規則正しい生活も重要です。 たばこ、お酒、刺激の強い食品は控えめに。 できる範囲で、少しずつ実践していきましょう。 <<記事全文はこちら>> 西野 祐介先生(鍼灸学科専任教員) はり師・きゅう師・柔道整復師。]
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2023/11/02その他
- 【中村先生コラム】日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! 日常の中にも“東洋医学の知恵”…陰陽論や五行論の考え方が浸透 陰陽論や五行論という言葉を聞いたことはありますか? 陰陽論 陰陽論は世の森羅万象を「陰」と「陽」に分けて把握し認識しようとするもので、五行論は同じく全ての事象を木、火、土、金、水の5つの要素に分類して認識しようとするものです。 陰陽論は陰陽それぞれが持つ「陰(-)」と「陽(+)」のイメージから、陰気な人や陽気な性格などと日常的な表現としてもよく使われています。 五行論 五行論では方角、季節、人体、音、色などありとあらゆるものを拡大し、複雑に捉え分類しています。 これらは東洋医学の根底となる考え方で、この2つの思想に基づき病気の診断や治療方針の選択をしていますが、実はこの思想は我々の日常生活の中にも潜んでいます。 例えば「味」は五味(ごみ)と呼び、酸、苦、甘、辛、鹹(塩味)が対応。 それぞれの味の過不足が健康に影響すると考えます。 情緒が乱れているときは酸味と関係が深く、柑橘類を食べると気の巡りを助け、苦みは「火」に属し熱を冷ます効果があるため、夏にゴーヤーなどの苦みのあるものを食べるのは昔からの知恵といえるでしょう。 また、辛みは「金」に属し、人体では肺に関与します。 風邪をひいた時に辛みのある生姜を用いるのもこの五行論に基づいた処方です。 陰陽論も五行論もバランスを最も重視します。 何事もほどほどにというのが古来の一番の知恵なのかもしれません。 <<記事全文はこちら>> 中村 幹佑 先生(鍼灸学科専任教員) はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。]
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2023/10/12その他
- 【徳江先生コラム】すぐイライラしてしまう…東洋医学における対策はあるのか
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みなさん、こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します! すぐイライラしてしまう…東洋医学における対策はあるのか イライラを感じると、自律神経が乱れることがあり、それが過剰になると自律神経失調症といった疾患につながりやすくなります。 その結果、さまざまな症状として現れます。 東洋医学の根本には、体の内臓の働きを5つに分類した五臓(肝・心・脾・肺・腎)、それに対応する情緒として五志(怒・喜・思・憂・恐)、万物を構成する5種類の元素である五行(木・火・土・金・水)があります。 イライラに関わりがあるのが、五臓では「肝」、五行では「木」、そして五志では「怒」となります。 「肝」は体のすみずみまでエネルギーを行き渡らせる役割がありますが、イライラしてしまうとその肝がダメージを受け、体のすみずみまでエネルギーを行き渡らせられなくなるのです。 そんな肝に対して効くツボをご紹介しましょう。 足の親指と人さし指の骨をたどっていくとぶつかる場所「太衝(たいしょう)」です。 このツボを押すと肝が整えられ、リラックスしやすい状態になります。 皆さんもぜひ、1日1回でもいいので指先などで押してみてください。 <<記事全文はこちら>> 徳江謙太先生(鍼灸学科専任教員) 鍼灸師 柔道整復師 介護支援専門員]