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【コラム】美容×国家資格の仕事「美容鍼灸師」になりたい!

2019/08/21

「美容の仕事」と聞いて思い浮かべるのは、どんな職業ですか?
美容師、ネイリスト、エステティシャン、メイクアップアーティストなどでしょうか。
どの職業もお客様をキレイにする素敵な仕事です。

そして、最近注目されている美容に関わる仕事「美容鍼灸師」を知っていますか?
国家資格である「はり師」と「きゅう師」を取得した鍼灸師が、美容鍼という技術を使って施術する職業です。

1、鍼灸ってどんなことするの?

鍼灸とは、中国が本場であり古くから伝えられている東洋医学による治療技術です。
鍼療法と灸療法があり、鍼療法は細い金属の鍼で体のツボを刺激します。灸療法は、よもぎの葉を乾燥させてつくる「もぐさ」を体の表面に置いて燃やして、その熱でツボに刺激を加えるというものです。このような刺激によって人体がもともと持っている自然治癒力を引き出して血行を良くし、神経痛、関節痛、肩こり、腰痛、花粉症、冷え性、不眠症、婦人科系疾患など体の不調の改善を図る中医学(東洋医学)です。

2、注目の美容法!「美容鍼灸」とは?

肌荒れや肩こり、冷え性などの体調不良に悩む人も少なくありません。そのよう体のトラブルを改善することにより、さらに美しさを手に入れることができる施術、それが「美容鍼灸」です。美容鍼灸は、外見だけでなく体の内面から美しさを引き出す方法として、美と健康に効果がある医療としてとても注目されています。
美容鍼灸サロンに通う方は20代から60代まで幅広い年齢層で、みなさんさまざまなお悩みをお持ちです。

「仕事が忙しくて疲れがたまり、肌が荒れてしまった」
「夫から『しわが増えて老け顔になったね。』と言われてしまった」
「年齢とともにフェイスラインが弛んだり、なんだか目も小さくなってきた気がする」

こういう悩みを抱えてしまうと、気持ちが落ち込んでしまいます。
その方のお悩みや症状、つらい気持ちに丁寧に寄り添い施術するもの美容鍼灸です。
もともとモデルさんや女優さんが美容鍼灸で小顔のための施術をしていることが雑誌やメディアなどで取り上げられて有名になってきましたが、最近では一般の女性はもちろん、男性の方も増えてきています。男性の場合は、美肌や小顔のほかに、育毛鍼灸も人気があるようです。

3、好きな美容にも関われる、この道へ

冒頭にも述べた通り、美容業界の職業と聞くと、美容師、ネイリスト、エステティシャン、メイクアップアーティストを思い浮かべますが、外見だけでなく、内面からキレイにできる美容の仕事として「美容鍼灸師」を目指す人が増えてきています。美容鍼灸の技術を活かしたい仕事に就きたいと考えるならば、鍼を取り扱いことができる「はり師」と「きゅう師」の国家資格が必要になります。これらの国家資格を取得するためには、厚生労働省認可の専門学校などの3年間学ぶことになります。学校は昼間部だけでなく、夜間部と両方のコースを用意している学校もあります。日中仕事をしながら美容鍼灸師を目指す人は、夜間部のコースがある学校を選ぶといいでしょう。

4、自分に合った学校を選びたい!美容鍼灸の技術を学ぶ学校を選びのポイント

美容鍼とは、体内にあるツボなどの鍼で刺激を与えることによって健康な体への改善を促し、美しさを手に入れていくことが期待できる施術です。肌の表面に美容液を使用してマッサージしたり、外側からアプローチするエステとは異なります。
実際に、美容鍼灸師となった人の中にはエステティシャンからのキャリアアップして転職した人は多くいます。

美容鍼灸師になるためには、まず国家資格であることから独学では難しいと言えます。
「はり師」「きゅう師」を養成している学校に入学するわけですが、その時の学校選びも、その後の美容鍼灸師としてのキャリアに影響すると言えるでしょう。
では、学校選びでチェックしておくと良いポイントはどんなことでしょうか?

《美容鍼灸師になるための学校選びのポイント》

①美容鍼灸師として活躍している先生が実技指導をしているか?
②付属の鍼灸院でも実践的な美容鍼灸の指導を受けられるか?
④美容鍼灸の施術において、特長的な施術方法はあるか?
⑤育毛鍼灸など、他校にない技術を教えてくれるか?
⑥卒業生は美容鍼灸サロンに就職して活躍しているか?
⑦入学前に、その学校の先生の美容鍼灸の施術レベルを確認しておこう!

5、やっぱり気になるお金のこと!資格取得までに必要な費用は?

美容鍼灸師になるために必要な費用は、学校に通うための授業料や教科書、実習費、白衣の購入費、同窓会費などがあります。一般的にはおおよそ400万円~500万円といわれています。募集要項に明記していますので、事前に確認しましょう。そのほかに、通学定期代や国家試験の受験料などもかかります。

学校によっては入学金が無料であったり、一部減額をしてくれる制度を設けている学校もあるため、確認しておくとよいでしょう。また、成績優秀者への特待生制度や、キャリアチェンジの社会人を支援する有資格者制度などを設けている学校もありますので、オープンキャンパスに参加したり、個別相談をしたりして、お金のことも確認しておくと安心です。金銭的に学費を支払うことが厳しい学生でも、奨学金や教育ローンを利用するなどして鍼灸師を目指す道はあるので、希望を持ってあきらめずに調べておくと良いでしょう。

『美容鍼灸師』という職業。
人を外見だけでなく、内面からキレイにする東洋医学の神秘と、医療系国家資格を持つプロフェッショナルとして、患者様やお客様を「キレイに」「笑顔に」できる素敵な仕事です。

 

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