【片橋先生コラム・第17弾】~トラの体操~

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。
片橋先生によるコラム・第17弾!

トラの体操

あけましておめでとうございます。

みなさん、こんにちは。柔道整復学科専任教員の片橋です。

今年もよろしくお願いします。

年末年始はいかがお過ごしでしたか。

東京は雪が何度かちらつくほど寒く、数年ぶりに積もりました。

さて、今年の十二支はです。

東アジアを代表する猛獣で、動物園ではとても人気ですね。

十二支の寅には決断力や才覚という意味があるそうです。

このトラの動きを取り入れた体操があります。

五禽戯(ごきんぎ)といい、5種類の動物の動きが入っています。

1つは虎で、あとの4つは何でしょう?

体操だからじっとしているよりは動く動物ですよね。

正解は 鹿、熊、猿、鳥 です。

考えたのは十二支発祥の地、古代中国の華陀(かだ)という医師です。

華陀は名医で、三国史で有名な曹操の医師でもありました。

その華陀が、

「私にも一つ長生法があり、それを五禽之戯と名づけている。
第1が虎、第2が鹿、第3が熊、第4が猿、第5が鳥である。
この5種類の動物の動きを真似る事で病気が予防できるだけでなく、足腰も鍛えることができて導引(どういん)の用に当てることができる。
身体に調子の悪い所がある時には、試しに起き上がって、どの動物でもよいから戯を行えば、大量に汗をかき身体は軽々とし腹も減って食欲がわくだろう」

と紹介しています。

導引とはからだを自然の状態(からだの各器官が正常に働いている状態)に保つための方法で、不老長寿に繋がる呼吸健康法なのだそうです。

人間が病気にかかったり、老化するのはどこか自然にさからった生き方をしているからで、そのゆがみを正して人間のからだにあった状態をとり戻せば老化もせずに長生きできる、という仙人思想が背景にあります。

身近な自然をお手本に体をより良い状態に保とうと考え出されたのですね。

具体的にはどのようなものなのでしょう。

呼吸を重視しており、気功で現在でも行われているようです。

第1虎戯

勇猛果敢に獲物に襲いかかる虎の動きをイメージ

効能:腰と下肢を強くする
臓器:腎(泌尿、生殖)

第2鹿戯

軽快な動きでのびのびと草原を駆ける鹿をイメージ

効能:首と両脇を伸ばして、筋を柔軟にする
臓器:肝(気血のめぐり)

第3熊戯

鈍重沈着でゆっくりと動く熊の動きをイメージ

効能:腰とおなか
臓器:脾(消化吸収)

第4猿戯

動きがすばしっこく、機敏な猿の餌を取る動きをイメージ

効能:関節、頭と肩
臓器:心(脳、心臓)

第5鳥戯

優雅に羽をはばたかせて空を舞う、鶴をイメージ

効能:肩と上肢、背中
臓器:肺(呼吸)

というように中国医学の思想から、運動器だけでなく内臓への効能も述べられています。

仙人までならないにしても、適度な運動が体によいのは古今東西共通のものですね。

寒い時期でもありますし、体を少し動かして中から温め、元気に1年を始めましょう。

(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)


週末のイベントでは先生ともお話しができます!
>>オープンキャンパス情報はこちら

先生のコラムや授業の様子がわかる!
>>ほかの柔道整復学科ブログはこちら

まずは日本医専を知ろう!
>>資料請求はこちら

カテゴリー: コラム パーマリンク