2022.05.12

【コラム】梅雨の体調を整えるポイント

こんにちは。

日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。

 

雨の日や気圧が下がるときに、頭痛や関節痛、体のだるさなど、体調を崩しやすいという方は少なくありません。

天気や気圧と体調は密接に関係しているので、雨の多い梅雨の時期や気候が変化する季節の変わり目は、しっかりと体調管理することが大切です。



ここでは梅雨に体調を崩しやすい原因とその予防法などについて紹介します!

 

【梅雨に体調を崩しやすいのはなぜ?】


梅雨になると頭痛や体のだるさなどの体調不良に悩まされる方は少なくありません。



これは自律神経を刺激する天候の変化が激しいことに加えて、疲労が溜まりやすい時期であることが原因です。

それぞれの原因について、解説します!

 

原因1:天候や気温、気圧の変化が激しい


梅雨は天気が崩れやすく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる時期です。

さらに雨の日の涼しい気温と蒸し暑さの両方を感じやすく、寒暖差が激しい時期でもあります。

こうした気圧の変化や寒暖差が、ストレスとなって心身に影響を与えます。

ストレスを受けると体の中では自律神経が刺激を受けます。自律神経は体を活発にする『交感神経』と、リラックス状態にさせる『副交感神経』があり、この2つの神経がバランスをとりながら、心臓や腸、胃、血管などの臓器の働きを管理しています。



自律神経は自分の意思ではコントロールできず、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。

交感神経は気圧の変化や寒暖差に抵抗するために働きます。

しかし、交感神経が優位な状態が続くと緊張状態が続くためエネルギー消費も増えるため、疲労やだるさを感じやすくなることがあります。

さらには、めまいや不安感を引き起こしたり、片頭痛やリウマチなどの慢性痛を感じやすくなったりもします。

 

原因2:休みが少ないのに活動時間は長い


梅雨は他の時期と比べて休みが少ないという点も不調を感じやすい原因です。

6~7月にかけて、祝日のない期間が1ヵ月以上続くことで疲労が溜まりやすくなります。

また、夏に向けて日が長くなると仕事帰りに出掛けることが増えるなど、活動的になる時間が多くなりやすいです。



このようなことから、梅雨の時期は『休みが少ないのに活動時間は長い』という、疲れを溜め込みやすい時期となります。

 

【天候や気圧の変化による体調不良対策】


体調不良にならないためには、自律神経のバランスを整え、しっかりと心身を休めることが重要です。

そのためには規則正しい生活と、ストレスを溜め込まないように心掛るのが良いでしょう。



ここからは気圧の変化や寒暖差の激しい梅雨の時期でも、健康に過ごすためのポイントをご紹介します!

 

対策1:朝の時間のリズムを切り替える


夜更かしやエアコンを過度にきかせた環境での暮らしは、自律神経のバランスが乱れる原因となります。

気圧の変化や寒暖差に対応できる体にするためにも、生活リズムを整えることがポイントです。

梅雨の時期は特に朝の時間のリズムを切り替えてみるのがおすすめです。



いつもより10~15分早めに起きて、テレビ番組を見たり、朝食を食べたりして、交感神経のスイッチを入れられるようにしてみてください。

 

対策2:就寝前は目元を温める


朝に交感神経のスイッチを入れたら、夜は副交感神経に切り替えます。

そこで効果的なのが、就寝前に蒸しタオルやホットアイマスクなどで目元を温めることです。



リラックスすることで副交感神経のスイッチが入り、睡眠の質も高くなります。

(特に心地良さを感じる温度はお風呂と同じくらいの約40℃です)

 

対策3:耳を回すマッサージを行う


耳周りの血流が悪いと、鼓膜の奥の内耳のリンパ液も一緒に滞り、めまいや頭痛などの症状が出やすくなるといわれています。

そこで、耳の血流を良くするマッサージを取り入れてみましょう。



<耳の血流を良くするマッサージ>
1日3回、痛みを感じない程度の力で実践してみてください


①耳を上・下・横に各5秒ずつひっぱる

②耳の横をつまみ、軽くひっぱりながら後ろへ5回、ゆっくりと回す

③耳の上側と耳たぶ側の上下を親指と人差し指で折り曲げ、この状態を5秒間キープする

④耳全体を手で覆って、後ろに5回、ゆっくりと回す

 

対策4:入浴時に湯船に浸かる
※頭痛があるときは入浴に注意)


入浴による疲労回復やストレス解消は片頭痛の予防になるため、症状の出ていない日はきちんと入浴することがおすすめです。



しかし、頭痛が生じているときは、頭痛のタイプによって入浴のポイントが変わってくるため注意したいところです。

まず、肩や首の筋肉が緊張することで生じる緊張型頭痛の場合、冷えを防ぐことで症状が改善されます。きちんと湯船に浸かって血行を促し、筋肉の緊張をほぐしましょう。

その一方で、交感神経が優位になって血管が拡張したことで生じる片頭痛の症状が出ている場合は、急な温度の変化によって悪化しやすいため、湯船には入らずシャワーを浴びる程度にしておきましょう。

 

対策5:寒さ対策の衣服を持っておく


「気温が5℃下がると、1枚多く衣服が必要」とされています。冷えはさまざまな体調不良の症状の原因となるため、天候の変化によって気温も変動する梅雨の時期には、寒さ対策の衣服を1枚持つようにしましょう。



また、脱ぎ着しやすい服装を心掛けることで、ストレスなく過ごすことができます。羽織りやすい、薄手のカーディガンやアウターがあると安心です。




休みが少なく憂鬱な天気の日が多い梅雨の時期こそ、規則正しい生活とストレス解消によって、体調不良のリスクを減らす必要があります

寒暖差や気圧の変化と上手に付き合いながら、健康な状態で夏を迎える準備をしましょう!



 

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