柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校

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【青木先生コラム】中国鍼灸と日本鍼灸の違いは? 「治療目的」が大きく異なる

2023/07/13

みなさん、こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校です。

本校教員が執筆するコラム「東洋医学を正しく知って不調改善」が日刊ゲンダイヘルスケアに掲載されましたので、ご紹介します!

中国鍼灸と日本鍼灸の違いは? 「治療目的」が大きく異なる

鍼灸といっても治療方法は、鍼灸師の違い、対処する病状などで大きく異なってくるわけですが、中国鍼灸か和鍼灸(日本鍼灸)かでも、内容は異なります。

この2つの最大の違いはその治療目的です。

一般的に中国鍼灸は、痛みをはじめとする分かりやすい症状の緩和や、患者の適応を促すことを治療目的としており、それに対して日本鍼灸はといえば、不眠やイライラといったメンタル的な病証の改善を目的とすることも多いです。

そのため使用する鍼にも違いがあります。

中国鍼灸では対処の仕方に応じて、太い鍼、長い鍼、細い鍼、さらには短い鍼といったさまざまな鍼が使用され、施術者が鍼自体を持って皮膚に押し込むようにして刺すイメージとなります。

それに比べて日本鍼灸では比較的細くて軟らかく、しかも弾力が良い鍼を使用しています。

鍼灸の本場である中国では、鍼灸は中医学として病気の治療としての役割を確立してきた歴史を持ち、より広範囲に広がっていきました。

一方、日本では鍼灸師の数は限られており、少ない刺激でより効果を出すために、道具を工夫し鍼灸の技を磨くなど独特な発展を遂げてきたのでした。

そんな日中両方の鍼灸を、病証に合わせて使い分けることができるいまの私たちは幸せだといえるでしょう。

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青木春美 先生(鍼灸学科専任教員)
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師。

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