【鍼灸学科】中国上海研修レポート5日目~復旦大学附属静安区中心病院にて実習!本場の鍼灸を学ぶ!~
2016/04/05
こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校、広報担当の大友です。
引き続き、中国上海研修の5日目をレポート致します。
本日も午前は、復旦大学附属静安区中心病院で実習です。
本日の患者さんは、坐骨神経痛、腰痛、肩こりがほとんどです。
また、三叉神経痛の患者さんも来ます。
今日は、脈診と舌診(ぜっしん)について教えて頂きます。
■舌診とは、、、、
患者さんの舌の色、大きさ、厚さ、舌苔※(ぜったい)の色等を見ることによって、
からだの状態を見る診察方法のことです。
※舌のこけのこと
■脈診とは、、、
患者の脈に触れて疾病の状態を把握する診察法です。
昔、中国や朝鮮半島では、「高貴な人の体にはむやみに触れてはいけない」という儒教の教えが厳格に守られていました。そのために手首に触れるだけで全身の状態を推測することができる脈診がたいへん発達しました。脈診は脈拍数を計るだけでなく脈の形を調べます。脈を打っている場所の深さ、強さ、サイクル、リズムなどを総合して判断します。体調が悪くなると脈の形に変化が現れます。これを病脈といいます。病脈には28種類あり、全てに名前がついています。
<豆知識>
■腹診とは、、、
患者の腹に触れて行う診察法です。
腹診は日本ではたいへん重要視されています。西洋医学でも腹部に触れて診察しますし、東洋医学でも腹部を診察します。腹診のやり方は東洋的見方と西洋的見方では少し違いがあります。
日本にも儒教の教えはありましたが、医師が確実に診察するためには、身分の高い人の身体に触れることが許されていました。そのため腹診が発達したといわれています。
■郭先生から学生の田さんが脈診をしてもらいます。
■舌診
学生の祓川さんが舌診を受けます。
■2日間にわたる復旦大学附属静安区中心病院での実習も最後になりました。
さみしい限りです。。。
最後に郭先生との記念写真!毎年ありがとうございます!
■午後は、上海中医薬大学へ移動して講義を受けます。
今日のテーマは「推拿(すいな)」の授業です。
推拿とは、3千年以上の歴史を誇る中国固有の手技療法で、手のひら、
手の甲と指で、筋肉や靭帯の固まり、凝りをほぐして、関節のズレや
動きを良くして、血行やリンパの流れを改善させ、症状を緩和し、
自己免疫力と自然治癒力を高めます。
■推拿の授業は安(アン)先生に講義をして頂きます。(下の写真の右側です。)
鉏(ソ)先生は、通訳をしてくださいます。(写真左)
■推拿をする際に一番重要なこと、、、、
それは、自分がリラックスして、自然な状態で患者さんに施術をすること。
講義中、何度も繰り返し、教わりました。
■山中先生の身体を使わせて頂き、推拿の練習です。
■そして、今夜は、上海中医薬大学の教授の皆さまと懇親会です!
■上海中医薬大学国際学院/副センター長の張(チョウ)先生からご挨拶を頂きます。
■皆さんで乾杯!
■奥田校長、裴先生、青木先生、郭先生、満面の笑みで乾杯!
■つづいて、上海中医薬大学国際教育学院の修了証の授与式です。
(想像していたものより立派でびっくりです。)
■修了証の外側はこんな感じです。(鍼灸学科・仁部さん)
■今日も、実習、講義、懇親会と盛り沢山な一日でした!
再見!
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