【王先生コラム】「中医学的な妊活について」第7弾 ~補腎と妊活~

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です

王先生コラムの第七弾をお届けいたします!

王先生コラム「補腎と妊活」

前回、中医学的な冬の食生活について話しました。
<<前回のコラムはこちら>>

今回は「補腎と妊活」について話します。

中医学でいう『腎』は、人間の成長、発育、生殖、老化などのいわゆる命の根源ともいえる働きを担う臓器だと認識しており、特にその中の生殖機能について、腎は「生殖を司る」といった言葉があります。

女性は七の倍数で身体が変化していく話がよく知られていますが、実は、それは一定の年齢になると何故子供ができなくなることを前提とする話で、腎が衰えたところで、生理が来なくなり、子供もできなくなると、結論に至ったわけです。

つまり生殖能力を最も左右するのが腎であり、腎の働きが充実であれば、妊娠しやすく、腎の働きが衰えれば妊娠しにくくなるのです。
妊娠に関わる子宮や卵巣、性ホルモンなどすべてはこの腎に属されていることから、妊活においては「如何に腎の働きをよくするか」が鍵となります。

妊活においては、腎の働きが衰えるサインとして、生理時の出血が少なくなり、生理周期が乱れることに加え、排卵誘発剤を使っていても採卵ができなかったり、質の良くない卵胞しか取れなかったりすることなどが挙げられます。
そのようなことが見られたら、積極的に補腎し、妊娠のできる力を底上げる必要があると思われます。

補腎の具体的方法については、食生活に関しては、季節と関係なく、ご自分の体質や症状に合わせて、補腎のできる食材とりわけ動物性の補腎できるものを意識して摂るようにしてください(前篇のコラムをご参照)。
>>補腎のできる食材はこちら

 

その他、以下のこと併せて気を付けてほしいです。

1.生活リズムを整える

夜更かしは肝に貯蔵される血を消耗しますが、それが長く続くとやがて腎にも及びます。また、休日の寝だめは睡眠のリズムを狂わせ、腎の負担となるので、なるべくそれらを避けてほしいです。

2.冷えを避ける

冷えは腎の大敵ともいえる因子です。特にお腹や腰が冷えると子宮や卵巣への血流が悪くなり、それらの活動に影響を与えかねます。補温に努めましょう。

また、足裏に足指に近いところの真中のくぼみのところに「湧泉」というツボがあり、腎の経絡の出発点でもあります。そこにカイロを張ったり、お灸したりすれば、冷えを改善し、腎を温めることができます。

3.腹式呼吸

腹式呼吸は腎に刺激を与え、腎の働きが活性化されることにつながります。特に寝る前に臍の下を意識し腹式呼吸すると、リラックスができ、睡眠にもよいはずです。

 

妊活においては、西洋医学では人口受精や体外受精などのピンポイントを当たるよう治療を行っています。
それに対して、東洋医学では如何に妊娠のできる体づくりをすることを目指しています。

ぜひ両方の良い所を取り入れて、実りある妊活をしていただければと思います。

 

 

(監修/王瑞霞 先生)

王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問
北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師
専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通

 

今回の王先生のコラムでは補腎と妊活を紹介しました。
妊活で悩んでいる方、妊活しようと思っている方は是非参考にしてみてください!

<<王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」の別テーマはこちら>>


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