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日本医学柔整鍼灸専門学校

柔道整復学科 BLOG

伊藤先生コラム 「バレーボールは腰痛の発症しやすいスポーツ種目の1つ」

2021/06/17

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。

今回は柔道整復学科の副学科長・伊藤先生のコラムをご紹介します!

バレーボールによる「腰痛」とその予防法

バレーボールのポジションによっても腰部へかかる負担は変わります。

レシーブでは中腰姿勢の反復により体幹筋に長時間の負荷がかかります。

スパイクでは伸展回旋動作により左右非対称に負担が生じ、筋肉や筋膜の負担により障害の発生リスクが高くなります。

激しい体幹運動や無理な姿勢による腰部へのストレスが加わると、筋線維の損傷や筋付着部の炎症が生じ急性の腰部痛が引き起こされます。

また、筋肉に限らず腰椎の伸展動作の繰り返しは、椎体間の関節にも強いストレスが加わります。
それにより関節部の炎症が生じ、痛みが発生します。

成長期(中学・高校12~17歳)では疲労骨折が生じる場合もあり、早期発見・早期治療が大切です。

   

★バレーボールでの腰部伸展・回旋運動
スパイク、ジャンプサーブ、バックトス、フライングレシーブ

予防法

①胸郭の動きをよくしよう!
肋骨がスムーズに動くと肩・腰への負担軽減につながり、強いスパイクを打つための効率の良いスパイクフォームになります。

②体幹深層筋のトレーニングで体幹を安定させよう!
体幹を安定させることで運動時の腰部への負担を減らしましょう。

③コア機能を高めよう!
コアは過度な外力から脊柱を守り、また中心から外へ力を伝達する役割があります。

④股関節・骨盤の柔軟性を高めよう!
中腰姿勢(レシーブ)での腰部・骨盤部の筋肉へのストレス軽減につながりレシーブのパフォーマンス向上にも効果的です!

参考引用文献
「医科学的トレーニングのすすめ バレーボールと腰痛 腰痛に負けるな、バレーボール選手たち!」
埼玉県バレーボール協会・医科学委員会
ISBN978-4-905519-04-1 C3075
2015年3月31日発行

(監修/柔道整復学科 伊藤恵里先生)

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