2021.12.01

【コラム】冬バテとは?

こんにちは!日本医学柔整鍼灸専門学校です。

夏バテは知っているけど、冬バテってなに?と思う方も多いと思います。

今回はそんな方のために「冬バテ」についてお話ししたいと思います。

その症状を知ると案外身近にあるこの季節ならではの不調と対応できる症状について、わかりやすくご紹介します。


1、 冬に起こる体調不良「冬バテ」について


暑い夏に「夏バテになる」ように、実は寒い時期にも「冬バテ」が起こります。

冬バテは、冬に起こる体調不良のことで、頭痛・倦怠感・肩こり・意欲低下など夏バテに似た症状を感じます。

特に働く女性たちがこの季節に冬バテを起こしやすいと言われています。

 

【冬バテ症状のセルフチェック】


□体がだるい
□気分は落ち込みやすくて、楽しくない
□集中力が続かない
□やる気がでない
□すぐにイライラする
□睡眠をとっても疲れが抜けない
□安眠ができない
□頭痛がする
□肩こりがする
□食欲不振
□胃腸のトラブル
□風邪やインフルエンザにかかりやすい

2、「冬バテ」になる原因


「冬バテ」の大きな原因としては、寒暖差と言われていますが、そのほかにもこの時期ならではの原因もあるようです。

① 寒さによる血流の悪化と寒暖差

そもそも冬の寒さで血管は収縮し、血流が悪化します。



そうすると、体が必要とするすべての栄養素と酸素が正しく運搬されないため、エネルギー不足を感じやすくなります。

また、昼夜の寒暖差に加えて、外気と通勤電車の中の暑さなど、短時間での寒暖差も疲労を招く原因になります。

体温調節がうまくできずに、冷えやのぼせといった症状も起こりやすくなります。

② 食事のバランスが乱れやすい



年末年始はクリスマス、忘年会、お正月など食べ過ぎてしまう時期です。

体重の増加が気になって、年明けから食事を減らしたり、急激な食事制限によるダイエットをし始める人も多い時期です。

食事のバランスが悪くなると栄養失調になったりもします。

③ アルコールの摂取量が増える

年末年始は1年で最もお酒の摂取量が増える時期ではないでしょうか。

アルコールを体内で分解して体の中でエネルギーに変換するためには、大量のビタミンB1が必要になります。

体内のビタミンが不足すると疲労を感じやすくなるので、不調を感じやすくなります。

④ 多忙による仕事のストレス



年末年始で出勤日が少なくなると、仕事が立て込んで忙しくなってしまいがちです。

また、年末年始特有の気ぜわしさで神経が張り詰めた状態が続き、生活リズムを崩してしまうこともあります。

このような状態が続くと、免疫力低下にもつながり、冬バテしやすくなります。

⑤ 運動不足になりがち



冬は外が寒くてなかなか外出する気になれず、しかも新型コロナの流行もあって自宅にこもる人も増えて運動不足になりがちです。

そうなると、筋肉の緊張が続いて、疲労物質である乳酸が体の中にたまりやすくなります。

3、「冬バテ」の効果的な予防


あなたがもし冬バテかな?と思ったら、ビタミンの摂取と体温のコントロールをおすすめします。

具体的には以下の4つで効果的な予防ができます。

① 体を温める
② 適度な運動をして筋肉をほぐす
③ バランスの整った食事をする
④ 規則正しい生活リズムを心掛ける

体を温めるにはホットドリンクもおすすめです。

ココア、紅茶、生姜湯、甘酒などは体を長く温めてくれます。



そして、体は冷えてしまったら、首の後ろを温めたり、お灸などもよいでしょう。

これから寒さが厳しくなる時期を迎えるので、ぜひ効果的な予防をして「冬バテ」に気を付けて過ごしましょう。




オープンキャンパスでは、冷え症に効く漢方や鍼の力も学べます!

★鍼灸学科★
12/4(土)14:00~16:00 「やさしく入門!東洋医学 ~冷え症に効く漢方・鍼の力~」

皆さまのご来校を心よりお待ちしています!

<<本校の資料請求はこちら>>

アーカイブ

資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談
資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談