鍼灸師について

鍼灸師になるには?合格率や難易度

鍼灸師になるには、国家試験に合格しなければなりません。
合格率は直近では70%台を推移しています。専門学校などの養成校にて国家試験の準備をしっかりすれば、難易度はそれほど高くはないでしょう。
鍼灸師国家試験の受験資格や試験科目など、詳しく紹介します。

鍼灸師の受験資格と試験内容

鍼灸師になるには、「はり師」と「きゅう師」の国家試験を受ける必要があります。
「鍼灸師」というのは「はり師」と「きゅう師」の2つの国家資格を持つ人のことを指します。2つ国家試験を受けるというと難易度が高く感じるかもしれませんが、試験科目はほとんどが共通です。「はり理論」又は「きゅう理論」以外は共通科目のため、どちらかを受ければもう片方は免除されます。

国家試験を受験するためには一定の要件が必要ですので、その受験資格を取得する方法について確認してみましょう。

◆はり師国家試験・きゅう師国家試験の受験資格

大学に入学することができる者で、3年以上、文部科学大臣の認定した学校または厚生労働大臣の認定した養成施設で必要な知識および技能を修得した者

◆はり師国家試験・きゅう師国家試験の試験内容

年1回実施される国家試験に合格することで鍼灸師と名乗ることができます。
試験科目は以下の通りです。
(※「はり理論」ははり師国家試験の場合。きゅう師国家試験では「きゅう理論」が試験科目です)

  • ・医療概論
  • ・衛星学・公衆衛生学
  • ・関係法規
  • ・解剖学
  • ・生理学
  • ・病理学概論
  • ・臨床医学総論
  • ・臨床医学各論
  • ・リハビリテーション医学
  • ・東洋医学概論
  • ・経絡経穴概論
  • ・はり理論
  • ・東洋医学臨床論

合格基準は、総得点150点満点中、90点以上で合格となります。
つまり合格ラインは60%の回答率です。

鍼灸師の合格率と難易度

直近では合格率は70%台となっています。
国家試験は毎年2月下旬に実施されます。2022年の国家試験においては、配点を1問1点、それぞれ合計170点満点とし、102点以上の者が合格とされていました。合格者数の上限が決められているわけではありません。

<はり師国家試験の受験者数と合格率>

試験回数(年度) 受験者数(名) 合格者数(名) 合格率
第26回(2018年度) 4,622名 2,667名 57.7%
第27回(2019年度) 4,861名 3,712名 76.4%
第28回(2020年度) 4,431名 3,263名 73.6%
第29回(2021年度) 3,853名 2,698名 70.0%
第30回(2022年度) 3,982名 2,956名 74.2%

※出典:公益財団法人・東洋療法研修試験財団

<きゅう師国家試験の受験者数と合格率>

試験回数(年度) 受験者数(名) 合格者数(名) 合格率
第26回(2018年度) 4,555名 2,845名 62.5%
第27回(2019年度) 4,655名 3,656名 78.5%
第28回(2020年度) 4,308名 3,201名 74.3%
第29回(2021年度) 3,797名 2,740名 72.2%
第30回(2022年度) 3,892名 2,963名 76.1%

※出典:公益財団法人・東洋療法研修試験財団

養成課程に入学して在学中に学び、しっかりと国家試験に準備をすれば、合格を狙える試験だと言えるでしょう。それほど難易度は高くありません。

鍼灸師になるには

鍼灸師は国家資格のため、国家試験に合格して鍼灸師となった人でなければ患者様に施術をすることはできません。 国家試験の受験資格を満たすためには、先にも述べた通り厚生労働省が定めた養成課程を受講できる学校に通わなければいけません。
鍼灸師は社会人からの学び直しで目指す人も多くいる職種のため、働きながら学校に通える夜間部を設置している学校もあります。
昼は働いて夜は勉強するという学び方もあるため、自分自身でスケジュール管理や体調管理をしていくことも大切でしょう。
また、国家試験の合格率では昼間部も夜間部も差はなく、どちらが合格に有利不利はないと言えるでしょう。

また、最近では看護師・薬剤師・柔道整復師・理学療法士などの国家資格をすでに取得している人はさらにキャリアアップのため鍼灸師の国家資格を取得するケースもあり、そのための「有資格者コース」を設置して、さらに社会人に学びやすい環境を整えている専門学校などの養成課程があります。有資格者はすでに国家試験を経験しているため、勉強の仕方を知っているなど、一般的に国家試験の合格率は高いと言われています。
いずれにしても、自分に合った学びのスタイルや学校選びをして、鍼灸師の資格取得を目指すことが合格への第一歩と言えるでしょう。

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