case 17 鍼灸師×耳つぼ フリーランス

耳つぼセラピストから、40歳で国家資格へ。
これまでの経験が、鍼灸でもっと広がった。
鍼灸学科 昼間部 卒業岡田 真樹さん
  • 鍼灸師×耳つぼ
  • フリーランス

プロフィール

フィットネスクラブで15年間勤務する傍ら、耳つぼセラピスト・認定講師として活動。40歳で日本医専に入学し、2019年に鍼灸師の国家資格を取得。卒業後すぐに独立し、現在は「鍼灸×耳つぼ」を強みに、東京と和歌山を行き来しながらフリーランスの鍼灸師として活動している。

勤務先フリーランス

鍼灸師になるまでのキャリア

バーテンダーを10年程やっていました。

いろいろ職歴はありますが、20代は主にバーテンダーを10年程やっていました。その後30歳過ぎに、そろそろ夜間帯に働くお仕事はやめようと思って、大手フィットネスクラブに入社しました。そこから15年勤務しました。前半10年は本社で会員管理という部署で顧客情報を扱ったり、会費請求データ作成などをしていました。残り5年は店舗でセールス、フィットネススタッフとしてです。その途中の40歳で日本医専に通い始めました。資格取得後もしばらくはフィットネスクラブに勤務していました。

耳ツボとの出会い

耳を触ってもらった瞬間に体が温かくなってきて。

今所属している協会を立ち上げたのが私の幼馴染。耳ツボセラピストを育成する協会を立ち上げると聞き、体験会に行ったんです。耳を触ってもらった瞬間に体が温かくなってきて、帰り道には顔もキュッと小さくなって、体が軽くなりました。また、耳から私の健康状態を言い当てられて!それにも感動して!健康産業にいたので、このような施術に興味もあって、早速、受講しました。そこからセラピストとして活動して、講師として育成もするようになりました。

鍼灸師を選んだ理由

きちんと体の仕組みからすべて理解をした上で施術したい。

耳ツボのセラピストとしていろんな方を施術していると、みなさん本当にいろんなお悩みがあるんですよね。ただキレイになりたいだけじゃなくて、女性は婦人科系のお悩みであったりとか。。。その方をしっかりサポートするには、きちんと体の仕組みからすべて理解をした上で施術したい、サポートしていきたいなと思ったのがきっかけです。鍼やお灸も使って、さらにその方を元気にするお手伝いがしたいなと思って、きちんと国家資格を取ろうと思い、鍼灸師の道を選びました。

日本医専に入学した理由

美容鍼灸が実技の授業であることによって、卒業してすぐに活かせそう。

日本医専は実技で基礎と応用の美容、婦人科、高齢、スポーツと幅広く学べるのが、充実していてすごくいいなと思いました。鍼灸をやるなら私は美容がいいなと思っていて、体を整えて美容をしたいなと思っていたので、美容鍼灸が実技の授業であることが、卒業してからすぐに現場で活かせるかなと思ったんです。

幅広く学んでみて

幅広く対応できる知識を学べたことが良かったなと思います。

やりたいことは美容と決めていても、知識としては高齢者の方への施術、スポーツ鍼灸、そして婦人科鍼灸を学ぶことは、幅広い知識として必要だと思っていました。美容目的の患者さんでもスポーツをされていたり、ご家族の病気のことで質問されることもあります。私は美容一本だけとは決して思っていないので、幅広く対応できる知識を学べたことが良かったなと思います。

働きながら学んだ3年間

大変でしたが、あっという間の3年間でもありました。

私は働きながら昼間部に通いました。会社に交渉して、学校が終わってから21時くらいまで勤務。店舗勤務になってからはシフト制にしてもらい、学校が終わってから週に3、4回だけ働いて、あとは勉強や耳ツボセラピストの仕事に充てていました。正直3年間の勉強は大変でしたが、あっという間の3年間でもありました。入学前は「3年間も?」と思ったんですけど、3年生になった時には卒業するのが寂しいなって思いました。それぐらい充実していました。

学生生活

いまだにクラスメイトとは仲良くて、連絡をとりあっています。

クラスがすごく仲良くて。私は昼間部B組でしたがA組とも仲が良かったです。夜間部とも仲良くさせていただいて、情報交換したりしました。B組は飲み会が好きで、みんなで飲みに行ったりとすごく楽しかったです。いまだにB組は仲良くて、連絡をとりあっています。鍼灸の話や近況報告などしています。当時の自分に一言かけるなら、「できないなりによく頑張った!」って。頑張った自分をほめてあげます。

今も活きている学び

やっぱり基礎が絶対だなと思います。

授業で使った資料は今も全部取ってあって、たまに見返すことがあります。全部ファイリングしています!私は美容メインですが、顔に鍼を打つだけではなく、初めに耳で全身を整えるので、耳から身体やココロの状態を見ます。事前にお客様の主訴を聞いておいて、それに対して資料や教科書なども利用して「じゃあ、こうやってアプローチしたらいいかな」と考えておきます。もちろん当日の問診や身体の状態を見ますよ!ただ、やはり基礎があってのことですよね。まず初心に返って基礎を復習して、患者様と向き合うことは大切だと思っています。

資格を取る前と後

国家資格というものを取得したっていうのは、かなり大きい。

国家資格を取得したことは、かなり大きくて、お客様からの信頼があるなっていうのは、すごく感じました。また、3年間で学んだ体のメカニズムやその他いろんな知識が入ったことによって、施術の仕方も変わりました。身体の見方、耳から見る身体の状態もそうなんですけど、自分の中ではだいぶスキルアップしたなと思います。同じことを話すのでも、なんとなく知っていた知識と細かく勉強した知識では内容の濃さが変わります。

耳ツボ×鍼灸のこだわり

施術には必ず耳ツボを入れているっていうのは、こだわりかもしれません。

本当に耳をちょっと触っただけで、全身に対してアプローチができるので患者様に対して負荷をあまりかけずに、施術できることが私はすごく好きです。施術には必ず耳ツボを入れているっていうのは、こだわりかもしれません。

卒業後すぐに独立

卒業したら自分でやるって決めていました!

国家試験の合格通知を受け取ってから、すぐに開業申請をしました。特にどこかに属することもなく、治療院に就職もせずに、卒業したら自分でやるって決めていました。固定のサロンは家賃などの固定費がかかるので、レンタルサロンを借りたり、出張したりしています。お客様のご要望に応えて場所を選べたり、時間も自由が利くので、それは独立開業して良かった一つです。

サロンを持たない独立

初期費用も抑えられる。

レンタルサロンにはベッドや様々な大きめの備品が用意されているところがほとんどです。そのため、自分で用意する必要がないんです。鍼とお灸、消耗品などを揃えるだけでほぼ良かったので。独立開業といっても、そういう形をとると初期費用も抑えられるし、自分のペースでお仕事できるので、私はそれで良かったかなと思っています。

現在の働き方

今は和歌山へ移住したため、東京と和歌山を行き来しています。

東京では自由が丘、二子玉川、学芸大学、恵比寿、中目黒あたりでサロンを借りています。出張では鎌倉や大阪にも行き、大阪には月に2回ぐらい行っています。和歌山ではゆるく仕事をして、東京でしっかりお仕事をしてっていう、結構オン・オフがはっきりしていますがそれが心地よいです。和歌山だと仕事以外は近くの海を散歩したり、波の音を聞きながらオンラインでも勉強したりしています。

仕事のやりがい

私はその人にやっぱり元気でいてほしいんです。

鍼灸を受けることによって、患者様がココロもカラダも元気になっていく姿を見るというのは、私にとってすごく幸せなことなので、それがやりがいかなと思います。人に感謝されたくてやっているわけじゃなくて、私はその人にやっぱり元気でいてほしいんです。お客様が元気になっていく、笑顔になっていく姿を見るというのは、本当に鍼灸師になって良かったなと思います。

中国鍼灸を学んだ経験

中国鍼灸は学んでも使わないかなと思っていたんです。

学生時代は中国鍼灸の授業が難しく感じていて、美容をやると決めていたので、「中国鍼灸は学んでも使わないかな」と思っていたんです。でも、1年生と3年生の時に上海研修に参加して、現地で中国鍼を目の前にして、すごいなと思ったんです。中国鍼灸も日本鍼灸も両方学べるのは今後の選択肢として必要だと思うし、私も機会があったら、もう一回中国鍼灸を勉強したいです。

これからの目標

女性のお悩みや、元気でいられるお手伝いのためにもっと深く勉強していきたい。

私は美容鍼灸で全身を整えてからの美しくなるための施術をやってきたんですけど、何年か前から婦人科鍼灸もやり始めたんです。これからは女性のお悩みとか、元気でいられるお手伝いのためにもっと深く勉強していきたいなと思っています。もちろん耳ツボももっと深く勉強します!

社会人から鍼灸師を目指す方へ

誰だってゼロからのスタート。

最初は「卒業できるかな」とか「仕事してるから大丈夫かな」など不安はあると思うんですけど、何を始めるにしても誰だってゼロからのスタートですよね!そこに飛び込む勇気を持って、自分がやるって思ったタイミングで始めるのがいいと思います。今はオンデマンド学習コースとかもできて、いろんな勉強の仕方のチョイスがあるし、学校のサポートもすごく濃いので。ぜひ今迷っている方がいたら、鍼灸師になりたいと思った、そのタイミング!

3年間を振り返って

努力して知識や技術を身につけたことが、今の鍼灸という仕事につながっている。

3年間、できないなりに努力して知識や技術を身につけたことが、今の鍼灸という仕事につながったし、鍼灸師になったことによって、患者様の健康サポートができ、元気になることによって笑顔でいられる。そんなお仕事につけたのでとても幸せです。「本当に3年間頑張った」って思います。これからも学びは続けながら患者様に対して全力を尽くして、施術をしていきます!

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