case 15 国際舞台を支えるスポーツトレーナー

10年の営業経験を経て、
"もう一度スポーツの世界へ"。
鍼灸学科 夜間部 卒業香川 英信さん
  • スポーツトレーナー

プロフィール

大学卒業後、不動産企業で約10年間勤務。営業職として働きながら日本医専 鍼灸学科 夜間部へ入学。卒業後も不動産営業を続けながら、休日などを利用して鍼灸師としての技術向上に取り組む。その後、大学時代のつながりからスキー競技帯同の話をきっかけに、鍼灸師としてのキャリアを本格化。現在はフリーランスとして千葉県・茨城県の鍼灸院で施術を担当する他、スキー競技を中心としたスポーツトレーナーとして活動。スキーチームへの帯同やアスリートサポートなど、多方面で経験を重ねている。

勤務先しんうらやす整骨院・鍼灸院

怪我と体の使い方について向き合った時間

一周回って、またスポーツの道に戻ってきた

大学は体育系の学部を卒業しました。もともと高校時代に野球をやっていた時に、身体の使い方に興味を持ったため、勉強できる環境を目指して体育系の学部を選びました。

大学時代は、アメフト部に入り、選手兼トレーナーとして活動していた中で、ほかの選手の怪我を見たり、自身も怪我を経験しました。

その中で怪我からのリハビリ期間「効率的な身体の使い方」について、古武術やヨガなど、大学の有志で行っている団体の活動に参加し、いろんなものを取り入れては試すを繰り返していました。その経験は、今の選手への指導にも役立っています。

鍼灸師を目指した理由

もう一度スポーツに関わりたいと思い、
一つ武器になるものを持ちたいと鍼灸を選んだ

トレーナーという仕事に興味はあったものの、現実的に働き方のイメージや仕事を想像できるまで至らず、大学卒業後、10年以上不動産業界で働いていました。

ただ、スポーツ業界で働きたい、という想いがどこかにあったのは事実で、それが心残りでした。

動くなら早い方がいいと、学校に入学したわけですがトレーナーや治療家として働くにあたり「何か一つ武器になるものがあった方がいい」という鍼灸師の友人からの勧めでこの資格を選びました。

治療する時に鍼を使わない時もありますが、「使える」という武器があることで、患者さんや選手に対してのアプローチの幅と心の持ち方がグッと広がるという実感はあります。

今となっては、自分にとって、鍼灸師は良い選択だったと考えています。

日本医専を選んだ理由

仕事を続けながら、
3年間通い切れる環境が必要だった

社会人で学校に通うってなると、『通い続けられるか』ってかなり大事だと思うんです。僕の場合も、仕事をしながら夜間部に通う前提だったので、まずは通いやすさを重視していました。駅から近かったですし、仕事終わりでも通いやすかった。オープンキャンパスの時期ではなかったので、何度か学校へ足を運んで、雰囲気を見ながら決めました。

あと、給付金制度を教えてもらえたのも大きかったですね。自分では使えると思ってなかったので、『まだ間に合うよ』って教えてもらえたのはありがたかったです。

キャリアの転機

『こういう仕事どう?』の一言で、人生が動き出した

スキー競技の帯同の話は、大学時代のつながりから声をかけてもらったのがきっかけでした。その時は、不動産営業を続けながら、休日を使って鍼灸の勉強や現場経験を積んでいる時期でした。でも実際に話をいただいた時に、『これは今の仕事を続けながらではできないな』と思ったんですよね。そこで、一度区切りをつけて、本格的に鍼灸師としてやっていこうと決めました。

スポーツ現場について

最初から"国際大会レベルのスポーツ現場"を目指していたわけではなかった

最初から大きな舞台を目指していたというよりは、毎年関わりながら、必要とされるかどうかを見てもらってた感じです。僕らって選手みたいに何年契約で動く仕事ではないので、『求められてることができてるか』っていうところを見られながら続いていくんですよね。少しずつ経験を重ねる中で、国際大会レベルのスポーツ現場にも関わる機会をいただくようになりました。

スポーツ現場で感じるやりがい

結果が出た瞬間「今を生きてる!」と感じる

関わっている種目の中で、スキーはとても危険な競技です。

レースに送り出す時は『怪我しないでほしい』っていう気持ちと、『結果を出してほしい』っていう両方の気持ちが毎回入り混じってる感じですね。

それでも結果が出た瞬間は、テレビで応援している時とは桁違いの嬉しさが込み上げてきます。

仕事柄、現地では冷静に見ていなければいけないなと思う一方で、抑えきれない嬉しさが爆発するというか。その瞬間『今を生きてるな』って強く感じます。その高まる感情をを一度覚えたら、やめられないかもしれませんね。

スポーツ現場でのやりがいと同様に、一般の患者さんとも普段多く接する中で、『とても調子よくなった!』って言ってもらえる瞬間はやっぱり嬉しいですね。直接的に、人の役に立てたという感覚を得られるのが、この仕事の魅力なのかもしれません。

異業種経験が強みになる理由

営業経験は、今の現場でもちゃんと活きている

自分の強みとして、畑違いの業界から入ってきた経験は大きいと思っています。前職は不動産営業でした。

お客様から不動産探しの条件を聞くように、「どんな時に痛みが出ますか?」「どんなことをすると痛みが減りますか?」など丁寧に掘り下げていくと、答えに近づけるという感覚があります。

患者さんから言われた症状がすぐ分からない時って、最初はやっぱりあるんです。その時にこちらが慌ててしまうと、相手も不安になってしまう。その気持ちは分かります。

そんな時は『どうしよう』という感情を顔に出さず、落ち着いて話を受けることで前に進むことがあります。

こうしたヒアリング能力や、慌てない対処の仕方など、それは前職の営業経験で得たものかもしれませんね。

日本医専で学んで良かったこと

スポーツに関係することしか考えていなかったが、
実際は中医学や美容鍼の知識も大いに役立っている

美容鍼灸とか中医学って、当時は『今の仕事とそこまで関係あるのかな』って思ってた部分も正直ありました。でも、実際に現場に出ると普通に使うんですよね。顔を触ったり、頭を触ったり、コンディションを見る中で役立つことが結構あります。

一個しか引き出しがないより、中医学だったり美容だったり、いろんな視点を持ってた方が、仮説を立てながら施術できるので。当時はスポーツのことしか見えてなかったんですけど、結果的に、日本医専で学んだ幅広い内容が今の現場につながってるなと思います。

夜間部で得たもの

年齢も経歴も違う仲間が、
今も仕事につながっている

夜間部って、本当にいろんな年代の人がいるんですよ。

18歳くらいから60代近い方までいて、普通に生活してたら、そういう年代の人たちと同じクラスで3年間過ごすことってなかなかないですよね。

今でも連絡を取ってますし、ご飯へ行ったり、仕事の話をしたりもします。
卒業後に仕事につながることもありますし、そういうつながりは大きかったなと思います。

今後の目標

選手を支えるだけじゃなく、続けられる環境にも関わっていきたい

今後は、施術とかコンディショニングだけじゃなくて、選手たちが活動を続けやすい環境づくりにも関わっていきたいと思っています。

実際、選手って競技だけやってればいいわけじゃなくて、お金を集めたり、スポンサーを探したり、そういう部分でもかなり大変なんですよね。

身体をサポートするだけじゃなくて、競技を続けられる環境まで含めて関われたら面白いなと思っています。

社会人へ伝えたいこと

今までやってきたことは、
ちゃんと次につながっていく

社会人から新しいことを始めるって、不安はあると思うんですよね。僕自身も、一回別の仕事をしてからこの世界に入ってるので。

でも振り返ると、不動産営業をやってた経験も、スポーツをやってた経験も、全部今につながってる感覚があります。違う業界に入ったからって、今までやってきたことがゼロになるわけじゃない。資格に、自分の経験を掛け合わせられると、それがその人にしかない強みになるんじゃないかなと思います。

他の卒業生も見る

OpenCampus/ Event オープンキャンパス・
イベント

平日も土日祝も開催
ご自身の興味や都合に合わせて参加できます
まずは気軽に体験してください

Request 資料請求

パンフレットや募集要項を無料でお届けします
お気軽にお申し込みください