プロフィール
高校卒業からインストラクターとして働いたのちパーソナルトレーナー業界へと転身。その後独立して仲間とスタジオを開設。日本医専で鍼灸師資格も取得し、現在も多くのクライアントを担当中。
勤務先身体機能改善スタジオprimal bodycare中目黒 所属
骨格ポジトレ®ストレングス&コンディショニングトレーナー
パーソナルトレーニングを始めたきっかけ
パーソナルトレーナーになり、仲間と独立。
高校を卒業してから、養成スクールで民間資格を取得してエアロビクスやスイミングのインストラクターとして働き始めた私ですが、その後、パーソナルトレーナーへと転向するため、NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー:全米資格認定委員会が承認する国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格)を自主的に取得して、ダイエットに特化した大手パーソナルトレーニングジムに就職したんです。ですが、そこではもちろん痩身を目的とした追い込むトレーニングと食事制限のメソッドが基本ですので、その人の体の課題を根本的に解決していくことはできません。段々と「もっと医学的にその人の悩みを解決していけるパーソナルトレーナーになりたい」と思うようになっていきました。
そんな中で、大手ジムで仲間だった4人でパーソナルトレーニングのスタジオを中目黒にオープン。独立してオリジナルメニューでのパーソナルトレーニングを始めることになりました。
鍼灸学科を目指したきっかけ
医学的な知識に基づいたトレーニングでお客様のQOLを高めたい。
お客様のニーズは様々です。身体の不調を整えたり、動きを良くしたり、パフォーマンスを高めたりと、パーソナルトレーニングの場合は特に、機能改善して生活のQOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)を上げていきたいというご相談が多いです。そうなると一般的なトレーニングの指導だけでは物足りなく、医学的な知識に基づいたコンディショニングができるトレーナーになりたいと思うようになりました。
スタジオを共に経営する仲間が柔道整復師の方で、その方の知識量とも自分にはギャップがあったので、自分も医療の知識を学びたい、国家資格を取りたいと思い学校を探しました。そんな時に初めて自分でも鍼灸を受けたのですが、体調がよくなり睡眠の質も向上したことから、鍼灸の可能性を感じて、鍼灸を学ぼうと決めました。
日本医専に入学したきっかけ
日本医専は働きながらキャリアアップするのに最適
日本医専は私が学びたかった鍼灸師も、そして柔道整復師も養成する学校で、いい環境だと思いましたし、働きながら通うにはアクセスがいい。さらに授業時間もお昼過ぎに終わるカリキュラムで午後は今まで通りの勤務も続けられます。さらに、私のキーワードは「スポーツトレーニングと鍼灸」ですので、日本医専には「スポーツ鍼灸」という専門のゼミがあり、決め手となりました。
入学してみると同じようにキャリアアップを目指す様々な世代の方がいて、すごく刺激的でした。
今後の目標
QOLを高め続けて、鍼灸治療×トレーニングの相乗効果を浸透していきたい。
いま私が担当しているお客様は、アスリートの方(アメフト、ラグビー、テニス等)や、芸能関係・アーティストの方(パフォーマー、歌手、俳優、ダンサー等)、あとは経営者の方も多いですね。
アスリートですと、メインはスポーツ外傷や慢性疼痛です。治療に運動鍼を用いることで「試合に出られた」「身体がよく動いた」など言われることもあり大変嬉しいです。
アーティストの方ですと、全身のケアをすることが多いですね。例えばコンサートを数日後に控えた歌手の方で、少し緊張で体が硬くなっていたりすると、それをトレーニングと鍼でほぐします。「おかげでステージに立てた」と言われると良かったなぁと思います。
慢性的な痛みや不調など、身体の悩みを根本解決していく為にはベッドの上での受動的な治療では足りません。症状の緩和だけでなく、根本の原因である筋バランスや動作習慣を改善する為には運動処方が不可欠という事は大前提にあると感じています。
だからこそ、極端な減量やボディメイクなどの見た目の変化だけではなく「トレーニング×鍼灸治療」の相乗効果によって人間本来の機能を高められるということ、全ての人のライフパフォーマンスを上げて人生を豊かにすることが出来るということを世の中へ広めていくため、新しいロールモデルとして活動していきたいと考えています。
仕事に活きる日本医専の学び
“スポーツ鍼灸ゼミで学んだ運動鍼”
日本医専のゼミで大島先生から学んだ運動鍼の手技を活用しています。スポーツ外傷メインのアスリートの場合には、オーバーヘッドスローイング動作を伴うテニスや野球などで起こるインピンジメント症候群や肩疼痛の治療に最適ですし、現役の選手では過去の怪我(ハムストリング損傷や肉離れ)などの治療にも有効です。さらには肩こり・腰痛などの慢性的な痛みを抱える一般のお客様にも幅広く活用できるのがポイントですね。皆さま鍼治療後には『鍼ってすごいですね』とおっしゃいます。日本医専で学べば手技は必ず身につきますよ!