プロフィール
浅倉さんは医者の家系で育った生粋の医療人。自らは証券会社に勤務しつつ、鍼灸師と薬膳師の資格を活かして、オリジナルメニューを提供する裏参道の薬膳カフェをプロデュースしている。
勤務先薬膳カフェ「Yin」プロデューサー
学生時代について
日本医専で知り合った信頼できる大切な仲間
夜間部のクラスはみんな様々なバックグラウンドを持っています。管理栄養士、調理師、スポーツトレーナー、アロマセラピスト、様々な経歴のクラスメイトがいて、卒業した今も、鍼灸だけでなく色々な面でプロとしての意見をくれるのでいつも驚いています。
一般的に鍼灸師は国家試験合格後にすぐプロとして扱われ、卒業後に自分の鍼の打ち方や診断方法についてを相談する機会が少ないので、仲間同士で情報交換できるのは本当に大切なことです。
この仕事を始めたきっかけ
裏参道に薬膳カフェを開業
私は卒後も研修に参加して、中国鍼の打ち方、問診の方法、弁証の立て方、配穴の選び方、患者さんへの伝え方などを治療助手に入らせていただいています。その中で患者さんに対して、自分の薬膳師の資格も活かして施術以外に食事のケアもしてあげたいという思いが出てきたんです。はじめは薬膳レストランに鍼灸師の施術をセットにしたプランを飛び込み営業したりしていたのですが、これは自分でやってみよう、という思いに至り、ちょうど家にも近い裏参道に物件を見つけたのをきっかけに薬膳カフェの週末開業を決意しました。
今後の目標
Yinは鍼灸を共有する場にしたい
Yinは薬膳メニューを提供すると同時に、鍼灸師を身近に感じてもらう場所でもあり、また鍼灸師同士の共有や副業の場となってほしいと思っています。食材にもこだわりを持ち、器も自然にやさしい素材を使用していますが、そうしたSDGsの取り組み以外に、食べられない子どもたちのために子ども食堂も兼ねています。これからも私にできることを地道にやっていきたいです。