プロフィール
宝塚歌劇団を退団後、バレエの先生を経てトレーナーに転身。その後、柔道整復師の資格取得を目指し日本医専に入学。現在はパーソナルトレーナーとして活躍中。
勤務先Eva Cuore Body
柔道整復師を目指すきっかけ
宝塚退団からバレエの先生。そして上京。
宝塚歌劇団を退団した私は、1ヶ月後にはバレエの先生になっていました。そこで生徒の姿勢を指導するうちに、身体づくりへの興味が大きくなっていき、大阪でトレーナー研修に通って、ジムでトレーナー活動を始めるようになったんです。その半年後には、さらにスキルアップがしたくなり東京へと移りました。
東京のトレーニングジムでトレーナーとして活動して3年が経つころ、今もお世話になっている現在のジムで松井薫さんに出会いました。松井さんは、もうすでに経験豊富なレジェンドという方で、筋肉博士という感じでした。その松井さんの影響で私も柔道整復師という資格を目指すことになるのですが、その松井さんの母校が日本医専だったのです。
日本医専に入学したきっかけ
日本医専に入学し、柔道整復師を目指す。
ある時、腰痛のお客様がトレーニングジムにいらっしゃったのですが、痛みの取り方を先輩の松井さんに聞いた時にこう言われたんです。「吉田さんの立場なら痛みのある方を診ることはできないので病院を紹介した方がいい」と。
トレーナーとして身体づくりをサポートすることはできても、痛みを取ることはできない。その現実に私は悩みました。どうすれば痛みを持っているお客様を救うことができるのか。私はすぐに松井さんも持つ柔道整復師の資格を取ることが得策と考えて、日本医専に入学しました。
信頼する松井さんの母校だったことはもちろん、日本医専は第一線で活躍する先生方が多く、実技が他校に比べて多いということも決め手でした。
日本医専だからできたこと
4つのライフスタイル。
入学してから最初の頃は慣れるのに必死でした。なぜなら当時の私は、日本医専の学生のほかにトレーナーとしての仕事はもちろん、クラシックバレエの講師という仕事もしており、さらに、舞台にも出演していたので、計4つのライフスタイルをローテンションさせている毎日だったのです。
ですが次第にそんな生活にも慣れていき、日本医専の自由で明るい校風にも助けられて、毎日充実した日々を過ごせました。授業で柔道も初めて習ったのですが、おかげで筋力も付いて身体の使い方も上手になり、心だけでなく身体も強くなってきたことは今の仕事にも生きています。
また、学校で学んださまざまな実技を仕事場で即実践できるのも良かったですね。鍼灸学科との交流もありますし先生方も親しくなって色々と助けていただきました。
仕事に活きる日本医専の学び
国家資格は宇宙すべて学んだようなもの。
今は日本医専で学んだことを生かして、肩が痛い方にはリハビリ法をうまくメニューに組み込んで治療をするなど、トレーナーの知識だけではできなかったことができています。またお客様には、より健康を維持して綺麗になりたいという方も多いですから、生活習慣を変えて、それを継続いただく総合的なアドバイスも大切になります。
国家資格は大事だったか、と聞かれると、答えはYESですね。先輩の松井さんもおっしゃっていますが、柔道整復師という資格を取るために勉強することは、宇宙で例えると、地球だけ知るのではなくて、火星や水星など、太陽系のすべてを学ぶこと、と言えると思います。私は宝塚歌劇団での経験やトレーナーとしての活動のあと、さらに解剖学や東洋医学など多方面の知識が得られたことで、1つの分野に特化するのではなく物事を多角的に見られるようになりました。私は資格を取ることで格段にスキルアップできたと実感しています。これからも日々精進して「トレーナー」を追求していきたいと思っています。