2021年9月
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2021/09/30その他
- 【コラム】不眠症について
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こんにちは!日本医学柔整鍼灸専門学校です。 今回は『不眠症』について解説します。 1、 不眠症は国民病?! 厚生労働省の調査では、日本人の5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」「何らかの不眠がある」と回答してします。 さらに加齢とともに不眠は増加していくため、60歳以上の方では約3人に1人が何らかの睡眠問題に悩みがあるようです。 実際に睡眠の悩みで通院している方の20人に1人は不眠のため、睡眠薬を服用しているという調査結果でした。 今や不眠症は特殊な病気ではなく、国民病とも言えるほど、よくある普通の病気です。 さらにはコロナ禍で生活のリズムか崩れて、眠れなくなった方も増えてきているようです。 2、 不眠症の4つのタイプ 不眠症の定義とは、「眠れないなどの睡眠問題が1カ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気」です。 この不眠症には大きくわけて4つのタイプに分けられています。 ① 入眠障害(なかなか寝付けない) ② 中途覚醒(眠りが浅くて夜中によく目が覚める) ③ 早朝覚醒(朝早くに目が覚めてしまう) ④ 熟眠障害(ぐっすり眠った感じがしない) 睡眠時間には個人差がありますが、日本人の平均睡眠時間は7時間程度です。健康な人でも年齢とともに「中途睡眠」や「早朝覚醒」が増えてきます。 不眠症とは、不眠というだけでなく日中に不調が出現することが問題です。 3、 不眠症の原因 不眠症は1つの病気ではなく、大部分の不眠症はそれぞれ原因があります。 ① 仕事や家庭環境・人間環境によるストレス ② 睡眠習慣の問題や睡眠リズムの崩れ ③ うつ病や適応障害などの精神疾患 ④ 睡眠障害無呼吸症候群や脳神経疾患・呼吸器疾患などの基礎疾患 ⑤ アルコールや薬の影響によるもの ⑥ 周囲の環境(寝室の温度湿度・騒音・光など) 多くの場合、周囲の環境によるストレスや変化、睡眠リズムの乱れや睡眠障害が原因です。 なかでも、睡眠時無呼吸症候群・レストレスレッグス症候群・周期性四肢運動障害・うつ病による不眠は専門施設での検査や診断をおすすめします。 4、 不眠症への対処法 不眠症の対処法の第一歩は先に述べたようにさまざまな不眠の原因を診断して、取り除くことです。そして、自分に合った安眠法を工夫して、睡眠の質をあげるための生活習慣や睡眠リズムを整えるとよいでしょう。 ① 就寝・起床時間を一定にする ② 睡眠時間にこだわらない ③ 太陽の光を浴びる ④ 適度な運動をする ⑤ 自分なりのストレス解消法を見つける ⑥ 寝る前にリラックスタイムをつくる ⑦ 寝酒はNG ⑧ 寝室は快適な環境作りをする 眠れない日が続くと不安になり、焦れば焦るほど目が冴えて、さらに不眠恐怖への悪循環に繋がってしまうこともあります。 大切なことは眠れないことを一人で抱え込まないことです。自分に合った安眠法を探したり、専門家に相談するなど解決策を丁寧に探していきましょう。 この秋は、ぐっすり眠れますように。 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから まずは日本医専について知ろう! >>日本医専の資料請求をする]
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2021/09/27王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」
- 【王先生コラム】第9弾「秋と肺」
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です 王先生コラムの第9弾をお届けいたします! 秋と肺 草花に朝露がつき始める二十四節気の白露が過ぎ、本格的な秋が到来しています。 秋といえば、世間では「食欲の秋」、「読書の秋」などのイメージがありますが、東洋医学では、秋は五臓六腑の肺と最も関係し、この時期は特に肺に対してケアすることを心掛けてほしいと考えています。 朝晩の冷え込んだ秋に、屋内から屋外に出るとくしゃみや鼻水が出たり、風邪を引いたりするようなことがありませんか? また、鼻や口の中が乾燥して、のどがイガイガしく感じることがありませんか? それらの症状が出やすい方の場合は、季節の変化に応じて調整し体表をガードしてくれる肺の機能がダウンしている可能性があると、東洋医学的に考えています。 そもそも、秋は①朝晩と日中の寒暖差が激しい、②夏より空気が乾燥している、この二大特徴があります。 この特徴は、デリゲートな性質を持ち、外気に通じ、五臓六腑の一番トップの位置にある肺を傷ついてしまう恐れがあります。 従いまして、秋の時節の変化より肺を守る養生法で過ごしていただきたいものです。 ①秋の寒暖変化から肺を守る方法 ・マスクをして冷たい空気を遮断し、重ね着して気温の変化に応じて衣服を調整するように。 ・手首にあるツボ「太淵(たいえん)」を押したりして刺激する。 ・生姜湯を飲む。 ・漢方処方:玉屏風散 (ぎょくへいふうさん)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう) ②秋の乾燥から肺を守る方法 ・秋の旬の食べ物の梨、ぶどう、柿、蓮根、ゆり根などが、いずれも肺に潤いを与えるものとして知られています。 ・漢方処方:麦門冬湯(ばくもんどうとう) コロナ禍で、未だに収束の見通しが立たない今、これまで以上に肺のことを意識し、ご紹介した方法を活用していただければ幸いです。 (監修/王瑞霞 先生) 王 瑞霞先生/本校鍼灸学科専任講師・婦人鍼灸ゼミ顧問 北京中医薬大学医学修士 日本大学医学博士 中医師 専門分野は内科・婦人科 漢方・薬膳などの中医学に精通 <<王先生コラム「カラダとココロを整える東洋医学」の別テーマはこちら>> 王先生はオープンキャンパスも担当しておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。 ★鍼灸学科★ 10/3(日)13:00~15:00「やさしい鍼でリフトアップ!美容鍼灸の効果」 10/9(土)14:00~16:00「基礎からわかる美容鍼灸 ~綺麗なすっぴん素肌の作り方~」 皆さまのご参加を心よりお待ちしております! ★まずは日本医専を知ろう!★ ≪日本医専の資料請求はこちら≫]
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2021/09/22その他
- 【コラム】冷房病(クーラー病)対策
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こんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校です。 9月になってから気温30℃以下の日が増えてきましたが、まだまだ日中は気温が高く冷房をつけてしまうことも多いです。 今年はコロナ禍もあって夏の間も自宅で過ごす時間が多く「冷房病」になりやすかったのではないでしょうか? 今回は、冷房病はなぜ起こるのか、その対策についてお話させていただきます。 1、 冷房病とは 私たちの体は、夏になると体内での発熱を抑えて、さらに熱を逃がしやすい体質に変化します。 毛細血管を広げて放熱をしやすくしたり、汗をかいて体温を下げようとします。 夏はその体質なので、冷房の効いた室内にいても、血管が縮みにくくなっているので体内の熱が逃げやすく冷えたり、外との激しい温度差で自律神経のバランスが崩れやすくなっています。 自律神経は体温調節や発汗などをコントロールしているので、バランスが崩れると「冷え」に対して抵抗力が弱くなってしまいます。 この「冷え」によって起こる様々な症状が「冷房病」と言われるものです。 「冷房病」のおもな症状とは… ① 足腰の冷え ② だるさ ③ 肩こり ④ 頭痛 ⑤ 食職不振 ⑥ 神経痛 ⑦ 下痢 ⑧ 不眠 ⑨ 喉の痛み など 2、 冷房病への対策 冷房病はエアコンの使い方や、服装、食事、運動や入浴で予防や対策ができます。 毎日の生活習慣と深いかかわりがあるので、自分の生活を見直すと予防や対策ができます。 1、エアコンの使い方 ① 温度設定 ・エアコンの標準的な設定温度は25~28℃が良いとされています。 ・ただし体感温度は個人差があるので、寒さを感じない温度が基本です。 ・また、外気温との差が大きいと体へのストレスが強くなるので、外気温マイナス 3~4℃もひとつの目安です。 ② 「冷房」と「除湿」の使い分け ・外気温が30℃程度であれば除湿だけでも快適になります。 ・冷房は、温度を下げることが目的で、お部屋も温度も最も下がります。 ・除湿は、湿度を下げることが目的で、お部屋の温度は少し下がります。 ・ちなみに消費電力(省エネ性)は、除湿(ドライ)>冷房です。 ③ エアコンによる喉の痛み ・就寝時に無意識状態で口呼吸しているとエアコンから排出された乾燥した空気が 一晩中気管に入ることで、喉の腫れや痛みを感じることがあります。 ・エアコン内は水蒸気が溜まっているためカビが発生しやすく、カビを含んだ空気 を吸い込むと感染症にかかり、咳が出たり、喉が痛くあることがあります。 エアコンは掃除をして清潔にしておきましょう。 2、服装 冷えが原因で胃腸の調子が悪くなったり、腰が冷えると腰痛にもつながります。 オフェスのエアコンで温度や風向きで冷えを感じる場合には、上着を羽織ったり、腹部を温めると予防ができます。また冷気が直接当たらないように工夫したり、冷気が溜まりやすい足元はソックスやパンツの着用がおすすめです。 3、 食事 エアコンで冷えてしまった体には「温性食物」がおすすめです。 ショウガ、ネギ、ニンニク、玉ねぎ、かぼちゃ、チーズが代表的です。また、温かい飲み物や香辛料なども効果があります。 また、食事を抜くとカロリー不足から体が冷えやすくなるだけでなく、ビタミン不足からだるさや疲れを感じやすくなるので、温かい飲み物や温性食物を摂るようにしましょう。 4、 運動と入浴 冷えを最も感じやすいのは足元です。足元は心臓から遠いので血流の流れが悪くなりがちです。日頃からよく歩くようにして、足の筋肉を適度に強化して血流をよくしましょう。 また、入浴もおすすめです。暑い夏でもシャワーで済ませるのではなく、エアコンで冷えた体を湯舟でゆっくりと温めてあげましょう。お湯の中でふくらはぎを軽くマッサージするとより一層効果的です。 さいごに。 ストレスがたまると自律神経の動きが低下して、冷房病を起こしやすくなります。ストレスをためないように、適度なリフレッシュや快適な睡眠も忘れずに。 マッサージや鍼灸もおすすめです。 夏の冷房病をリセットして、元気に食欲の秋を迎えましょう。 季節の変わり目は体調を崩しやすいのでご自愛くださいね。 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから まずは日本医専について知ろう! >>日本医専の資料請求をする]
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2021/09/16その他
- 【天野先生コラム】むくみ解消に効く!足つぼや家庭で実践できる東洋医学
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こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 寝起きに鏡を見たら顔がむくんでいる、夕方になるとふくらはぎがはる、足がむくんで靴がきつくなる、などを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。 このような「むくみ」は、運動不足、生活習慣、ストレスや冷えが原因になって起こることが多いです。 今回はその「むくみ」の仕組みや自宅でできるセルフケア方法をお伝えいたします。 「むくみ」になる水分とは? 「むくみ」とは、細胞と細胞の間を満たしている水分(細胞間液)が過剰になった状態です。 そもそも、人は体(体重)の約60%が水分でできています。この、人の体を構成している水分を体液といいます。 体液の約3分の2(体重の約40%)は細胞の中にあり、細胞内液と呼ばれます。残りの3分の1(体重の約20%)は細胞の外にあり、細胞外液と呼ばれます。 細胞外液はさらに、血液中の血しょう(体重の約5%)と細胞と細胞の間を満たす細胞間液(体重の約15%)に分けられます。 細胞間液は、細胞内外あるいは血管内外を移動しながら、組織の新陳代謝、栄養供給、老廃物の運搬などを行っています。 そして、余分な細胞間液や老廃物は静脈によって回収され、体幹に環流し処理されます。 この細胞間液が過剰になった状態が「むくみ」となります。すなわち、血液や水分のめぐりの悪いと細胞間液や老廃物が停滞しやすく、「むくみ」が起こりやすくなる、ということです。 東洋医学では、過剰になり停滞した水分を湿と表現しています。また、水分や血液をめぐらせるエネルギーを気と表現しています。 「むくみ」に対しては、湿をめぐらして取り除く、気を活性化させることを考えて治療していきます。また、冷えはめぐりの悪さを引き起こすため、冷えていれば温めることもあわせて行っていきます。 「むくみ」に対するセルフケア セルフマッサージ ご自身の体をマッサージしたりストレッチしたりすることは、血流がよくなり、停滞した湿を流すのに効果的です。特に「むくみ」を感じやすい足では、ふくらはぎを気持ちがよい程度の強さで揉みほぐしましょう。さらに膝の裏を揉んだり、足首を回したりすると、より効果的です。 足のむくみ改善に効果的なツボに太衝(たいしょう)、三陰交(さんいんこう)、豊隆(ほうりゅう)、委中(いちゅう)、湧泉(ゆうせん)などがあります。 これらのツボを心地よい強さで1か所5秒程度押すことを、3セットほど行います。 鍼灸師が使う専門道具のひとつに円鍼(えんしん)あります。円鍼は適度な強さで肌をこすることにより、停滞したものを流していくときに使用します。 ご家庭では、スプーンの凸面を使って、ふくらはぎや脛(すね)の骨のすぐ後(かかと側)を、足首側から膝側に向かって軽くこすり上げるとよいでしょう。 体を温める 鍼灸師は、患者さんの体で特に温める必要があるツボを探し出して、お灸などをして温めます。 ご家庭でのセルフケアとして先に挙げたツボにセルフ灸を行うこともできますが、一度は鍼灸師にアドバイスを受けてから実施されることをおすすめします。 手軽に体を温める方法は、やはり入浴です。入浴には温める効果とともに、気を活性化させめぐらせる効果があります。ゆったりと入浴しながら、ふくらはぎや足裏のセルフマッサージ、足首まわし、ツボ押しなどを行うと効果的です。 食べ物 「むくみ」に効果的な食べ物には次のようなものがあります。 海藻類……湿を改善し、水分のめぐりをよくし、排泄しやすくする効果があります。 ハトムギ……胃腸の働きを助け、水分のめぐりをよくします。さらに、余分な水分の排泄を促します。 かぼちゃ、大豆……胃腸の働きを助け、気を活性化させます。さらに、余分な水分の排泄を促します。 生活習慣の改善 睡眠不足や、運動不足による筋力低下も「むくみ」やすい要因のひとつとなります。 十分に睡眠をとる、適度に運動をすることも「むくみ」改善や予防には必要です。 (監修/天野 陽介先生) 天野 陽介先生/本校鍼灸学科専任講師・古典勉強会顧問 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、博士(文学) これから秋冬に向けて冷えも気になってくると思いますので、自宅でできるセルフケアをしっかりして気になる「むくみ」を解消しましょう! 他にもおうちでできるツボを紹介しております。 >>おうちでツボ講座はこちら 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから まずは日本医専について知ろう! >>日本医専の資料請求をする]
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2021/09/16授業見学
- 【授業レポート】鍼灸学科の「キャリア育成」発表会を取材しました!
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こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校・広報担当です。 鍼灸学科 昼間部 1年生のキャリア育成授業を見学させていただきましたので、その様子をお届けします! 前回は発表に向けての準備で、グループに分かれて学生の皆さんがそれぞれ抱いている、 「こんな鍼灸院があったらいいな!」「こんな鍼灸院を作ってみたい!」 という“夢”を、語り合い、まとめていました♪ ≪前回の授業の様子はこちら≫ そして今回は各グループでの発表! みなさんどんな鍼灸院を作ったのでしょうか?? 発表もオンラインや対面の制限をせずに行われ、1グループのみ登校して発表していました。 各グループそれぞれで鍼灸院を開業する場所やコンセプト、顧客のターゲット層、施術価格なども違い、とてもワクワクする発表でした! 緊張しながらも発表する学生たちについエールを送りたくなります! ですが、内部デザインや、初期費用の調達方法、保険についてもしっかり考えていて逆にこちらが見入ってしまいました…! (様子を見に来ていた職員も感心してみていました!) 前回の授業を見ているのもあり、夢を語り合っていたみなさんの集大成を見ることができてとてもうれしかったです! これからいろんな可能性を持っている1年生のみなさん! 自分の夢を大切にして、楽しみながら成長し続けてくださいね♪ 応援しています!! >>過去の授業体験レポートはこちら 毎週末のオープンキャンパスでは、柔道整復学科/鍼灸学科の体験授業が受けられます! <<日本医専のイベント情報はこちら>> <<日本医専の資料請求はこちら>>]
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2021/09/14未分類
- 【コラム】季節の変わり目に注意したいコト&気象病への対処法
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こんにちは。 日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。 9月になり夏の暑さもピークを過ぎ、肌寒い日が続いていますね。 みなさんは季節の変わり目に体調を崩した経験はありますでしょうか? その原因は、もしかしたら「気象病」かもしれません… 気象病とは? 「季節の変わり目には眩暈(めまい)がする」「低気圧や天気が崩れる前には頭痛がする」など、気象の変化によって持病が悪化することを「気象病」と呼んでいます。気象病は天候が変わりやすい春や低気圧が続く梅雨、台風の多い秋などに要注意です… 季節の変わり目にある日々の寒暖差や、低気圧と高気圧が入れ替わる気圧変動の大きさに対応するため自律神経が働き、エネルギー消費量が増え、疲れやだるさなどの不調を感じやすくなります。 自律神経には、交感神経と副交感神経があり、2つがバランスをとりながら、心臓や腸、胃、血管などの臓器の働きを管理しています。この自律神経は自分の意思ではコントロールできず、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。 【気圧変動で自律神経が乱れる】 自律神経は気温の寒暖差や気圧の変動によってもバランスを崩しやすいです。気圧が下がったり上がったりすると、耳の奥にある器官が敏感に感知します。 感じ取った気圧低下などの情報は、神経を通って脳に伝達され、それによって自律神経はストレス反応を引き起こし、交感神経が興奮状態になります。その結果、抑うつや眩暈(めまい)の悪化、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れます。 人間はある程度の外部環境ストレスには耐えられるようになっていますが、そのバランスを取るために機能するのが自律神経です。自律神経が正常に機能するためには、暑い場所では汗をかくことが必要です。しかし、エアコンなどで空調が完備された環境で暮らしていたり、昼夜逆転するなど生活リズムが乱れたりしていると、自律神経が整いにくくなってしまいます。その結果、気圧の影響についていけない体になってしまうのです。 【自律神経の乱れチェック】 気象病にならないためには、天気や季節変化から受ける影響を少しでも減らし、痛みやだるさなどで体調を崩してしまう回数を減らすことです。そのため自律神経を整えて寒暖差や気圧の変動に耐えられる体づくりを心がけましょう。 まずは自分が「自律神経が乱れやすい体」かどうかチェックしてみましょう。あてはまる項目が多いほど、自律神経が乱れやすい傾向があります。 □乗り物酔いをしやすい □季節の変わり目に体調を崩しやすい □暑い季節にのぼせ □寒い季節では冷える □雨が降る前にめまいや眠気を感じやすい □最近、体を動かす機会が減っている □肩が凝っている □偏頭痛を持っている □几帳面な性格 □ストレスを感じやすい チェックの数が少なくても自律神経の乱れには注意が必要です。 ▼下記にご紹介する予防と対処法を実践しましょう▼ ①朝食は必ず食べる 1日3食を守ることも重要ですが、特に朝食は寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たすので必ず食べるようにしましょう。 また、気象病対策には「ビタミンB1」が有効です。痛みや自律神経のメカニズムとも深く関係しており、脳の栄養素・糖質を体内でエネルギーに変換する際に不可欠です。ビタミンB1が多く含まれているのは玄米、豚肉、ほうれん草、ナッツ、うなぎ等です。 ②ゆっくり、長くできる運動をする 自律神経を安定させるために取り入れたい運動は、散歩や軽めのランニング、ヨガ、水泳など、ゆっくり長くできるものです。中でも水泳は自律神経の働きによい刺激を与えてくれます。体温より低い水の中でゆっくり体を動かすと、体の代謝がじわじわと上がっていきます。クロールや平泳ぎを何キロも泳ぐ必要はなく、水の中をゆっくり歩くだけでも十分に効果があります。 ③「内関」のツボを押す 自律神経の乱れを整える効果があるのが手首にある「内関」のツボです。内関はもともと乗り物酔いや自律神経の乱れに効くツボで、ふらつきやめまいなどの症状が現れそうなときに刺激すると症状が収まります。 内関は手のひらを上に向けた状態で、手と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。左右の腕にありますが、特に痛さやだるさの感じるほうを主に刺激します。押しっぱなしだと体が刺激に慣れてしまうので、こまめに押すようにしてください。 これから夏が終わり秋冬に向けて寒暖差も大きくなっているので、疲れやだるさなどの不調を感じやすくなる前に対処法をしっかりして、体調を整えましょう。 他にも体調を整えるツボを紹介しております。 >>おうちでツボ講座はこちら 授業、ゼミの様子やコラムが盛りだくさん! >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから まずは日本医専について知ろう! >>日本医専の資料請求をする]
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2021/09/06その他
- 【コラム】「マスク老け」は美容鍼灸で解消!
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こんにちは! 日本医学鍼灸柔整専門学校です。 マスク生活が続くと、顔のコリやたるみを感じる人も多いのはないでしょうか? 「顔のたるみを感じる」「ほうれい線が深くなってきた」などの顔のお悩みで美容鍼灸を受けたい人も増えてきているようです。 「マスク老け」は美容鍼灸で解消! 1.マスク生活で老け顔に 新型コロナの影響で自粛生活が始まったころには、慣れないマスク生活で「頭痛」や「肌トラブル」などの不調を訴える人が多かったですが、1年以上もマスクを着けた生活が続くとまた別の悩みも…。 マスク生活が日常化した今では、会話をするときに話しづらさがあったり、笑顔がぎこちなくなったりすると感じることはありませんか? さらには、ふと鏡を見たときに自分の顔の印象が老けたと感じることはないですか? それが、「マスク老け」です。 2.「マスク老け」の正体は マスク老けの正体は、「表情筋のコリ」です。 マスク生活の影響で顔の筋肉を使うことが減り、さらに加齢などで筋肉が衰えると、支えきれなくなった脂肪が顔の下や外側に流れていってたるみと起こします。 つまりマスク老けの正体は、“顔の筋肉のたるみやコリ”が原因です。 顔には30くらいの筋肉がありますが、マスクをしているとどうしても目元中心の会話になってしまいます。 そのため、以前のように表情筋全体を大きく使って顔の表情を作ることが減ってしまうので、たるみやほうれい線が目立ってくるのです。さらには、目元が重たくなったり、顔の立体感が減ったりもするので、益々老け顔の印象を与えてしまいがちです。 3.あなたの顔をほぐしましょう 顔のたるみやほうれい線が気になってきたら、少しでも表情筋を衰えさせないように表情筋のコリや衰えに直結するように指や鍼を使って筋肉に刺激するとよいでしょう。 【あなたの顔でこんなことが気になってきたら要チェック!】 □頬を触ると冷たい □頭皮が動きにくい □まぶたが重い □髪の生え際が硬くて動かしにくい □眉間が盛り上がっている □フェイスラインがぼんやりしてきた □口角が上がりにくい チェックがたくさんある人ほど、もはやリストアップ効果の化粧水や美容液だけでは危険信号です。 顔の表情筋を使わなくなったことで血行が悪くなり、筋肉が衰えてコリとなり、皮膚がたるむというように進行してしまっているかもしれません。 そんなあなたにはまずは指でのセルフケアはおすすめです。 「マスク老け」に効果のあるツボを3つご紹介します。最初は軽く10秒×5セットくらいで試してみましょう。 ★ほうれい線が気になる →巨髎(こりょう):まっすぐ前を向いた時の瞳から真下に引いた線と、鼻の下縁から横に向かって引いた線が交わるところ ★たるみが気になる →和陵(わりょう):もみあげ上部と耳の間にある、触れると脈を感じることができるところ →耳門(じもん):耳の穴の前にある突起(耳珠)のやや上にあるくぼみのところ さらに「マスク老け」が気になる方におすすめは、美容鍼灸です。 顔だけでなく、頭皮や全身へ鍼灸でアプローチする美容鍼灸は、凝り固まってしまった表情筋をほぐすので血行もよくなり、たるみやほうれい線を目立たなくする効果があります。 フェイスラインもスッキリするので小顔効果もあり、さらには美肌への効果もあります。 マスク生活が終わったときに、「老けた?」と思われないように今からしっかりとケアしておきたいですね。 そして、マスク生活でも「マスクの中でも口角を上げて表情を作る」や「頬を上げて笑う」を意識しましょう! >>おうちでツボ講座はこちら >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから >>日本医専の資料請求をする]