2021年7月
-
2021/07/07婦人鍼灸ゼミ
- 婦人鍼灸ゼミ:生理痛を和らげるツボ「帯脈」
-
みなさんこんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校、広報担当です。 本日は、4大鍼灸ゼミの1つ、婦人鍼灸ゼミの実技授業を見学してきました! 講師は鍼灸学科専任教員の王先生です。 生理痛や月経前症候群(PMS)などは女性特有の悩みです。 婦人鍼灸でホルモンバランスを整え、自然治癒力を高めることで、女性のココロとカラダを健康にしていきます。 本日のツボ:豊隆・帯脈・百会 鍼灸学科の授業の中で出てくる言葉はどれも最初は耳馴染みの無いものだと思いますが、言葉のルーツを調べると面白いものがあります。 本日のツボは豊隆(ほうりゅう)・帯脈(たいみゃく)・百会(ひゃくえ)と読み、その中の1つ、百会は… 「百」=多種、多様 「会」=交わる、会合 多くのツボが交わるツボとされています。 ツボの場所も頭のてっぺんにあるので、なんとなくイメージしやすいですよね♪ それでは、実技に進んでいきます! 帯脈(たいみゃく)のツボはみんな苦戦していました…! 患者さんの肋骨の位置を確認し、王先生に見てもらいながら刺していきます。 生徒同士も「もっと外側じゃない?」「教科書だとこうだよ」と協力しながら実技を進めていきます。 みんな教科書にたくさんの付箋…勉強熱心です! 前半にご紹介した百会のツボは頭に刺すという事もあり、施術者にも患者さんにも緊張が走ります。 生徒同士で刺していることもあり、もしツボがずれていたり痛みを感じた場合はすぐに言い合います。 実際の患者さんは痛みがあっても遠慮して言いにくい時もあるので、今のうちにしっかりと正しく刺していきましょう! オープンキャンパスでも、実際の施術を見たり鍼に触れることができるので、是非いらして下さいね♪ >>オープンキャンパスの予約はこちらから >>資料請求はこちら >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら ]
-
2021/07/06高齢者鍼灸ゼミ
- 高齢者鍼灸ゼミに行ってきました! ~便秘~
-
みなさんこんにちは! 日本医学柔整鍼灸専門学校、広報担当です。 本日は、4大鍼灸ゼミの1つ、高齢者鍼灸ゼミの実技授業を見学してきました! 講師は鍼灸学科専任教員の山中先生です。 高齢者の方への施術の場合、長時間のうつ伏せが困難であったり、どのような疾患があるのか?鍼灸をしていいのか?ということを確認する配慮が必要です。 より患者さんに寄り添った施術が求められるので、本日もたくさんの生徒が熱心に授業を受けていました! テーマ:便秘 今や現代病ともいわれている便秘ですが、原因も様々です。 高齢者の方は、辛い食べ物の過食による排便困難「熱秘」というより、 ・ストレスを受けたり長時間座って動かないことによる便意はあるが排便できない「気秘」 ・便意はあるが便が固く排便困難となる「虚秘」 ・腹部や四肢の冷え・頻尿などを呈し排便困難となる「冷秘」が主な原因です。 ここまでに出てきた「熱秘」「気秘」「虚秘」「冷秘」をゼミで細かく学ぶなかで、自分の便秘はどのタイプなのかもわかりますね! フェイスシールドを付けて、実技に入っていきます。 高齢者の方の中には、ご自身の「痛い」「寒い」という身体状況を言葉にすることが難しい方もいらっしゃいます。 その為、言葉で問診するだけでなく、実際に体に触れる触診もとても大切です。 お腹に力を入れてもらう場合、そもそもお腹に力が入るのか? 患者さんは何歳なのか? 細かい設定を生徒同士で決めてもらい、2人1組になって実技が進んでいきます。 また、施術者の立ち位置も大切です。 患者さんの顔が見える位置で鍼を打つことを心掛けることで、顔色の変化に気付くことができます。 特に高齢者の場合は顔色が急に悪くなったりする場合もあるので要注意です。 「痛くないですか?」「寒くないですか?」と声かけをしていきながら施術を進めていきます。 施術が終わったら、打った鍼の本数と抜く本数が合っているかを確認し、患者さんの体を支えながら起き上がってもらいます。 転倒防止の為、最後の最後まで気が抜けませんね…! 次回は「吸玉(すいだま)」をメインに授業を進めていきます。 山中先生から「その日にパーティーがあって、背中の開くドレスを着る人は授業前に申告してね!」と声かけがありました。 患者さんに寄り添う施術を大切にする山中先生ならではの紳士的な言葉に、生徒達からも笑みがこぼれました♪ >>ほかの鍼灸学科ブログはこちら >>オープンキャンパスの予約はこちらから >>資料請求はこちら]
-
2021/07/01未分類
- 【コラム】梅雨の頭痛
-
こんにちは!日本医学柔整鍼灸専門学校です。 関東も梅雨入りして、急な大雨など気候の変化から体調を崩す方も多いのではないでしょうか? 特に多いのが、『頭痛』です。 この時期、頭痛持ちの人はつらい日は多いのではないでしょうか。 今回は、日本人のうち約4000万人も慢性頭痛といわれている頭痛についてお話しします。 1、自分の頭痛は3つのうち、どのタイプ? 頭痛には繰り返し起こる慢性頭痛のほか、命に関わる重大な病気が隠れていることもあります。 自分の症状がどの頭痛に当てはまるのか確認してみましょう。 <一次性頭痛> 1、偏頭痛 ☑頭の片側に痛みが起こる ☑ズキンズキンと拍動性の痛みを感じる ☑我慢できなかったり、仕事に支障が出る ☑身体を動かすと痛みが悪化する ☑頭痛が起こると吐き気が起こるときがある ☑光・音に敏感になる 2、緊張型頭痛 ☑頭の両側に起こる ☑圧迫、締め付けらてるような痛みを感じる ☑我慢をして仕事などがこなせる ☑身体を動かしても痛みは悪化しない ☑頭痛が起きても吐き気や嘔吐は感じない ☑光や音に敏感になったとしてもどちらか1つである 3、群発頭痛 ☑頭の片側(目の奥)で痛みを感じる ☑突き刺す、えぐられるような痛み ☑痛くてじっとしていられない ☑涙が出る、目の充血、鼻水、鼻づまりは起こる <二次性頭痛> 1、脳や他の病気が原因となって起こる頭痛 ・くも膜下出血 ・脳出血 など 2、梅雨の時期に起こりやすくなる偏頭痛 梅雨の時期は、ジメジメしていて汗ばんだり、雨の日が多くて困るなど悩ましいことが多いですね。 日本人の髪や肌が世界の中でもキレイと言われるのはこの梅雨など四季があるからとも言われていますが、でもやっぱり不快なことも多いです。 そのなかでも梅雨の時期に起こりやすくなるのが「偏頭痛」です。 偏頭痛持ちの人の約50%が『気候や気圧の変化で頭痛が増える』という報告もあるようです。 梅雨の時期は、寒冷前線と温暖前線がぶつかり合い、前線が停滞することで起こると言われています。 それらの気候や気圧によって体内の変化が偏頭痛を誘発させるのです。 ①低気圧が発生 ↓ ②空気中の酸素濃度が低下 ↓ ③血液中の酸素量が減少 ↓ ④血管拡張 ↓ ⑤神経圧迫 ↓ ⑥頭痛発生 また、人間の身体は自律神経によって体調を整えていますが、梅雨や台風などの気候や気圧の変化に自律神経が敏感に反応して鋭敏に働いてしまうことがあります。 これによって、自律神経の失調が起きて、頭痛が起きる場合もあります。 3、つらい偏頭痛の対処法 ①自律神経を整える 日頃から自律神経を整えるように規則正しい生活を心がけたり、急激な冷えなどには気を付けましょう。 ②鍼灸などで痛みを緩和 鍼灸治療などで免疫力をアップさせることもおすすめです。 ③適度なカフェイン コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれているカフェインは血液収縮作用があるので、拡張した血管を抑える効果があります。ただし飲み過ぎはNGです。 ④首の後ろを冷やす 血管が拡張しているので、冷やすことで拡張が緩和されます。 おでこに熱冷ましシートを貼ると痛みが和らぐと感じる方もいるようです。 ⑤深呼吸する 血液中の酸素濃度が低いために血管が拡張しています。酸素を多く取り入れるために、 ゆっくりと大きく深呼吸をしましょう。 例年の梅雨明けまであと少しです。 自分の頭痛の対応を知って、上手につきあっていきましょう。 たまには鍼灸や整体などカラダへのご褒美時間もおすすめです♪ >>ほかの鍼灸学科コラムはこちらから]