柔道整復師・鍼灸師を育成する専門学校

日本医学柔整鍼灸専門学校

柔道整復学科 BLOG

【片橋先生コラム・第10弾】パスポート第1号

2021/07/30

こんにちは!
日本医学柔整鍼灸専門学校 広報担当です。

片橋先生によるコラム・第10弾!

パスポート第1号

みなさん、こんにちは。

柔道整復学科専任教員の片橋です。

夏本番!暑~い日が続いていますね、お元気でしょうか。

オリンピックが開幕しました。

開幕の数週間前、自宅近くにオリンピック関係者用のバス停が出現しました。

近所のホテルが関係者の方の宿泊施設になっているそうです。

6月のオリンピック開催が本当にできるのかどうかが報道されていた頃で、突如出現したバス停を見て、「本当にやるんだなぁ」と感じました。

突然ですが、国境を越えて別の国へ移動する際に必要なものは何でしょう?

そう、パスポート、旅券ですね。

通行手形としての旅券は、世界では古くは紀元前からあったそうです。

パスポート (passport) という言葉の起源は中世ヨーロッパにあるそうです。

今のような国が発行する国際的身分証明書になったのは、もっとあとのようです。

それでは、日本のパスポートの発給第1号は誰でしょう?

外務省によると、旅券(印章)第1号は慶應2年(1866年)10月17日付で江戸幕府の日本外国事務(外国奉行)が隅田川浪五郎に発給したものとのこと。

浪五郎は「日本帝国一座」という曲芸団を率いて、パリ万博を目指してまずは米国へと渡りました。

別の外務省の資料には、「旅券第1号 佐藤進」と記録があります。

佐藤進は留学のため、明治2年(1869年)6月に旅券を申請しました。

外務省が設立されたのはその直後、明治2年(1869年)8月15日です。

佐藤進(1845-1921)は明治2年(1869)にドイツに留学して、ベルリン大学で医学を学び、1875年に医学博士を取得して帰国しました。

日本人初のベルリン大学卒業生です。

帰国後、進はすぐに医院を継いで院長になったのですが、それが順天堂医院。

現在の順天堂大学です。

順天堂は天保9年(1838年)、佐藤泰然が江戸薬研堀(現:中央区東日本橋)に蘭方医学塾を創設したのがはじまりです。


(監修/片橋るみ先生:柔道整復師 介護支援専門員)

>>柔道整復学科の過去のコラムはこちらから

>>本校の資料を請求する場合はこちらから

>>オープンキャンパスや説明会についてはこちらから

記事一覧へ戻る

新着記事

資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談
資料請求 オープンキャンパス LINE個別相談